農経しんぽう：農経新報社発行

農業並びに農業機械・施設・資材に関する行政から
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	農経しんぽう
	平成15年11月10日発行　第2541号




	ＭＳＫ農業機械でＭＦ5400シリーズトラクタ発売

	エム・エス・ケー農業機械は4日、ＡＧＣＯ社が10月20日付で世界同時に新製品トラクタ「ＭＦ5400シリーズ」を発売したのを受け、本社で記者会見し同モデル4機種7型式を発表した。去る6月に発表したＭＦ6400／7400シリーズのファミリーモデルで、従来のＭＦ4200シリーズのデラックス型の後継機となる。出力は75／85／95／110馬力（ＤＩＮ規格）で、75～95馬力には日本市場に合わせて小回り性に優れたベベルギア仕様を設定した。
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	自走式フェアウエイ用サンドスプレッダ／ツーウエイトレードが新発売

	ツーウェイトレードはこのほど、自走式フェアウェイ用サンドスプレッダー「2000SSS」を新発売した。「砂に関する作業が、この1台でフル稼働できることから、作業時間を大幅に短縮できる」と好評だ。1.油圧駆動の採用により、走行しながらスイッチ操作だけで、円盤・コンベアのON／ＯＦＦができる、2.特殊散布円盤により、より均一に、そして厚まきが可能、3.逆ダンプできるため、手持ちのグリーン目土散布機やバンカーへの砂の供給等、1台でフル稼働し、作業時間を大幅に短縮できる―などの特徴を持つ。
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	ウインブルヤマグチが小型クローラシャベル発売

	ウィンブルヤマグチは、超小型乗用型クローラシャベルＹＸＳ-11（バケット容量0.07立方m）発売した。全長2015mm×全幅680mm×全高1370mm、重量390kgと超小型機だが最大荷重125kg、ダンピングクリアランス1330mm、ダンピングリーチ715mm、バケット幅660mm。アーム上昇時間4.6秒、同下降時間2.6秒、バケットすくい時間3.1秒、同ダンプ時間2.3秒など、ワンランク上の性能を発揮する。
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	樹木粉砕機グリーンシャークにトラクタ装着型／大橋

	大橋は樹木粉砕機「グリーンシャーク」シリーズ（特許出願済）に、このほどトラクタ装着タイプを追加、新発売した。「グリーンシャーク」は、果樹園や公園、街路樹から発生する剪定枝や伐採木等の木質系廃棄物を効率よく粉砕・減容化し、チップとして再利用するための新機構を装備した高性能な粉砕機で、定置式とクローラ自走式がある。新製品はＧＳ300（30馬力までのトラクタに装着可能）最大処理径150mm、同600（60馬力までのトラクタに装着可能）最大処理径170mmの2型式がある。
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	3輪走行台車の作業ユニット2種／マルナカ製作所

	マルナカ製作所・ゴルフ事業部は、３輪走行台車（多目的作業車）ＧＪ18に搭載する作業ユニット（作業機）としてトップドレッサーＳＤＭ300、グリーンスプレーヤーＧＦТ500の本格普及に乗り出す。発売以来、好評を得ているグリーン灌注機ＫＷ20に続くもので、作業ユニットを載せかえることにより、台車1台で多岐にわたる作業が可能だ。3輪走行台車ＧＪ18は、ＨＳТ無段変速方式を採用、パワーステアリング付きで安定したスムーズな走行ができる。
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	インタードメインは小型の風力発電機発売

	インター・ドメインは、このほどイタリアより、垂直軸型小型風力発電機3型式（ローター直径1.5～3m、出力0.5～3ｋｗ、価格は68万5000円から）を輸入、発売を開始した。同風力発電機は、回転軸が垂直で風向きに対して無指向性。垂直ローターの両端に航空機と同様の翼を持ち、中心翼が起動と加速を補助するため、起動は毎秒2～3mの低風速から可能となっている。
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	長谷川工業で阪神タイガースのロゴ入り脚立発売

	ハシゴ、脚立、踏み台などの専門メーカー・長谷川工業は、18年ぶりのリーグ優勝で今年のプロ野球を大いに盛り上げた地元人気球団・阪神タイガースのロゴマーク入りハシゴ兼用脚立を限定販売している。脚立をハシゴに切り替える際の機軸となる回転金具をタイガースカラーの黒と黄色で塗装し、同球団のロゴマークとイニシャルステッカーを添付。脚のフレーム片側にもロゴ入りトラテープが貼られており、作業現場でもひと際目を引く。脚の先端部も球団カラーの黒と黄色を用いた。
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	ササキコーポレーションでは北陸営業所開設

	ササキコーポレーションは、業容の拡大並びにサービスの充実・機能アップを図るためこのほど北陸営業所を開設、1日より業務を開始した。同営業所は、新潟、富山、石川、福井県の各エリアをシフト。事務所のほか倉庫も備え、いつでも出荷・デモ・実演などの体制を整え、地域密着型のサービスをモットーに営業活動を展開する意向である。所長には佐々木孝仁氏が就任した。
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	集客の実績を活かして抽選会のノウハウ提供／ホクエツ

	ホクエツは、このほど秋田県能代市で開催された秋田農機ショー、また、夏に開かれた岩手農機展・山形農機展に出展。各展示会において、「お楽しみ宝くじ抽選会」を催したところ、いずれの会場においても、多くの来場者が集まり、展示会を盛り上げ、同社展示商品の売り上げ拡大にもつながった。このことから、抽選会が出展企業のＰＲに大いに役立つ催物になるとして同社では、「お楽しみ宝くじ抽選会」の企画・実行のノウハウをＪＡ・ディーラーなどに提案していく方針を打ち出した。
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	丸山製作所がサポートセンター設置

	丸山製作所は、一部地域を対象に開設準備を進めていた、カスタマーサポートセンター（通称・丸山サポートセンター）を11月1日より、同社東金工場内に開設し、全国的な展開を開始したことを明らかにした。同サポートセンターは、顧客満足の向上を図る目的で、取引先から製品に対する取り扱い方法、修理に関する問い合わせなどに対して、迅速に専門スタッフが回答する。
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	齋藤氏に旭日双光章伝達

	秋の叙勲で、旭日双光章を受章した齋藤農機製作所の社長で山形県中小企業団体中央会副会長の齋藤成徳氏は11月7日、東京の品川プリンスホテルにおいて、経済産業省より、その伝達を受けた。また、同日、皇居「春秋の間」において、天皇陛下拝謁にのぞんだ。齋藤氏は、山形県中央会副会長、山形県工業振興協会副会長、酒田商工会議所会頭など多年にわたり多くの公職を務め、山形県の中小企業の育成や産業の振興発展に尽力するとともに、東北地方の健全な経済発展にも寄与したことなどが評価された。
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	農業電化協会関東支部で研修・見学会行う

	社団法人農業電化協会関東支部（花形将司支部長）は、10月31日に、茨城県内で「平成15年度研修・見学会」を開催した。今回は、那珂郡東海村照沼にあり、12月に1号機（出力100万kw）が営業運転を開始予定の「常陸那珂火力発電所」と、つくば市観音台にある「つくば農林団地」を訪問、熱心に各施設の視察を行った。
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	施設園芸共進会の大臣賞に末次氏（福岡）

	先進的な施設園芸の経営や技術をたたえる「第30回全国施設園芸共進会選賞」（主催＝ＪＡ全農）が5日発表され、栄えある農林水産大臣賞・全農会長賞に、福岡県嘉穂町でトルコギキョウやユリの高効率生産を行う末継（すえつぐ）聡さん・由紀子さんが輝いた。　このほか全農会長賞などに６点、日本施設園芸協会長賞とＪＡ園芸資材協会長賞にそれぞれ2点ずつが選ばれた。
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	農林水産技術情報協会が民間研究支援セミナー

	農林水産技術情報協会（亀若誠理事長）は6日、都内の南青山会館で、平成16年度農林水産省の民間研究支援セミナーを開いた。セミナーでは冒頭、農林水産省農林水産技術会議事務局の吉田岳志研究総務官が挨拶し、「農林省の16年度の研究施策は、1.アグリバイオ、2.環境対応次世代技術、3.バイオリサイクルシステム、4.食の安全・安心の4本を基本とし、とくに競争的資金の投入によるベンチャー支援や、農政局を単位とした地域に密着した研究に力を入れる」と、基本的な考え方を述べた。
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	都市に緑と空間を／都市緑化推進研究会から

	緑あふれる社会環境をテーマに様々な話題を提供する「都市環境緑化推進研究会」（主催＝財団法人日本緑化センター、協賛＝都市緑化推進運動協力会）の第26回開催が10月31日、東京都港区赤坂の三会堂ビルで行われた。今回は、〝連携事業における都市の緑とオープンスペースの創出〟--に焦点を当て、「最近の都市緑化施策における今後の緑とオープンスペースの確保対策」について国土交通省・都市地域整備局緑地環境推進室の上島晃嗣室長が講演、都市企画工房・住吉洋二代表取締役が「住宅密集市街地における緑とオープンスペースの創出」に関して解説するなど、ホットな話題が提供された。
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	愛知県東栄町でチェンソーアート競技会

	チェンソーを自在に操ってさまざまな動物その他の木彫り作品をつくり上げていく-「第3回日本チェンソーアート競技大会東栄」が2、3の両日、愛知県北設楽郡東栄町の東栄ドームおよび野球場で開催された。全国から集まった30名を超える選手に加え、今年は本場アメリカから前チャンピオンと今期チャンピオンを招き、その妙技が披露された。メーンスポンサーとして後援したエレクトロラックス・ジャパン・ハスクバーナＦ＆Ｇ営業部は、選手にヘルメットを提供するなど、〝ブランドビルディング〟確立へＰＲを積極的に行った。
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	新製品投入で活気づくチェンソー

	チェンソーシーズンも本番に突入した。各社様々な企画や新製品の投入で市場の活性化を図っている。今週は、チェンソー特集として先に愛知で開催された林業機械展示・実演会での模様を中心に最近の動きをフォローしてみた。今年のここまでの手応えは悪くなく、前半の勢いを持続しており、シーズン後半、つまりチェンソーの当用期商戦に突入し、更なる需要確保に力が入っている。各社の声を総合しても、現在市場の９割を占める40ccクラスの動きについては「まずまず」「台数的には例年とそう変わらない」が大勢を占める。
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	豊かな緑づくり進める／芝生産も品質の時代

	芝生の生産・供給も普及の拡大とともに確かな品質が求められるよう時代の要請も大きく変わろうとしている。「公共用緑化樹木等」の品質寸法規格基準の改定に伴って芝類の品質も改訂されている。今回の改定は、前回から7年が経過し、新たな樹種の追加、規格の多様化、地被植物の基準化などの要望に応え、日本緑化センター（伊藤助成会長）を窓口として行われた。芝に関しては、品質規格を改めるとともに表示項目を示している。産地、供給サイドでは適切な取り組みが問われてくる。
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	最新技術活かし、良質な芝地広げる

	校庭緑化へのアプローチが本格化している。これまでの点の動きから、線そして面の取り組みに広がってきている。このほど、京都で開かれた日本芝草学会・秋季大会の特別講演でもテーマとして取り上げられるなど、実現可能な問題としてクローズアップされている。いま話題で、これからの芝生産業活性化に結び付く「校庭芝生化への取り組み」を秋季大会での講演やこれまでの動きなどから追ってみた。
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	水管理を工夫する大洗ゴルフ倶楽部／芝管理・緑化資機材特集

	ゴルフ場の管理作業は、人員が削減され、ますます効率化・省力化が進む一方で、グレードの高いコースを目指して、より高いレベルの技術が求められている。そういった状況下、各ゴルフ場では、日照時間や気象条件などに違いがあり、それぞれ独自の方法で、グリーンキーパーを中心に美しい芝づくりを目指して管理作業に注力している。今回訪問した大洗ゴルフ倶楽部は美しい松が有名な名門コースであるが、松が日陰をつくるため藻が発生するなど問題点もあり、工夫をこらした管理を行っている。
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	拡大続ける「緑管理」のステージ

	ゴルフ場関連事業協会（杉山日出男会長）主催による「2003芝草管理機・資材展示会」が12、13の両日、千葉市美浜区の幕張メッセ展示ホール9で開かれる。これには芝地管理の機器・資材の主要メーカー・商社の45社が出展、最新鋭機種、新製品を展示してゴルフ場のグリーンキーパーらにアピールしていく。芝地管理機械を取り巻く環境は、主要マーケットであるゴルフ場に代表されるよう予断を許さない状況が続くが、その中で管理を必要とする芝地面積は、ゴルフ場を柱として年々拡大するとともに、厚味を加えている。美しく快適な空間創出に貢献する管理機器に加えて、芝管理の最新事情を取り上げた。
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