農経しんぽう
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  農経しんぽう  
  平成17年4月11日発行 第2607号  
     
   
     
   
  小橋工業が前後進できる明きょ溝掘機を発売  
     
  小橋工業はこのほど、明きょ溝掘り用のトラクタインプルメントとして「コバシ溝掘機・RTR300シリーズ」を開発、新発売した。左右どちらにもオフセットできるニューモデルで、オフセット量は後進では1113mm、前進は42mm、568mm、883mmの3種類の作業位置が選択できる。そのため前進でも後進でも掘ることができ、左側にオフセットし、前進での掘り残しを後進で掘ることも可能だ。圃場の四隅をすべて機械で掘ることができるので、手掘りが不要となる。適応トラクタは20〜60馬力。  
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  三陽機器のグリーンフレーカが竹林処理に活躍  
     
  三陽機器発売の樹木破砕機「グリーンフレーカGFシリーズ」が、剪定枝などの処理・リサイクルが必要な果樹園や里山の農家、また公園やゴルフ場、街路樹をもつ各市町村などから活発な引き合いを呼んでいる。従来の樹木破砕機では処理しにくかった竹や廃ホダなどの破砕や、樹木以外にも木の皮、ワラ、雑草、新聞紙、ダンボールなどの処理が広範囲に行え、特に、最も破砕しにくいとされる竹類、とりわけしなやかな弾性をもつ若竹の破砕も同機で行えることが知られるに及び、竹林管理にもその用途を拡大している。  
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  木質バイオマス活かす自燃式温水装置開発/和光機械工業  
     
  投光機や小型建機、焼却炉関係で実績のある和光機械工業は6月から、廃木材などの資源活用を図る新製品「木質バイオマス自燃式温水装置」を発売する。同製品は、間伐材や倒木、流木などの木材を資源として熱分解し、この時の発生熱によって長期間にわたり連続的に温水を供給するもの。装置構成は、発熱炉、制御装置、温水タンク、消煙装置、消臭装置、木酢液回収装置などで、能力は、投入廃木材500kg以下のクラスから、同1000kgを投入できる大型クラスまで、ニーズに合わせて生産対応する。  
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  ライトブルーホースの軽量・強靱化図る/報商製作所  
     
  散水器具メーカーの報商製作所はこのほど、「ライトブルーホース」「マスターホース雷神」の2005年ニューモデルを発売した。ライトブルーホースは、内面を樹脂張りに変更、軽量化に成功するとともに外部ジャケットも強靭になった。ハイグレード国産品のマスターホース雷神は、内面を樹脂張りに変更しデザインも一新した。ターニングバルブ(SV-13)も、腐食に強い材質に変更し発売した。  
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  余裕作業の乗用芝・草刈機GH1810/オーレック  
     
  オーレックは、今年から乗用芝・草刈機「エテージアGH1810」を発売している。従来機よりエンジン馬力をアップし収草バッグ容量も拡大、さらに機体フロント部を丸みを帯びたデザインとした。刈幅1000mm、刈高24〜82mm(6段階調整)、エンジン18PS。収草ボックス容量500L。草の刈り取り・集草の2工程を同時に進め、工場、グランド、公園、ゴルフ場等における草刈り・芝刈り作業に活躍する。  
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  みのる産業が果樹用の静電噴口を発売  
     
  みのる産業はこのほど、環境対応型の新防除技術として注目を集める「みのる静電噴口eジェッターシリーズ」に、「果樹用静電噴口・FS-100/200」を追加、新発売した。果樹用として、広角噴霧時の静電(薬液付着)効果を実現するとともに、直噴時、約8mの到達距離を可能にしている。噴霧が静電気を帯びることで、薬液が果樹の葉裏や茂みの中にも付着し、効果的で均一な散布が行えるなど多様な効果が期待できるが、果樹の場合は特に大幅な減農薬効果に関心が集まっている。  
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  集草いらずのニンジャシステム/新宮商行が発売  
     
  新宮商行は、ロータリーモアによる芝刈り作業において、刈り取った芝の集草の必要がない“ニンジャマルチングシステム”「ニンジャブレード」「ニンジャキット」(米国・スナッパー社製)を4月1日より新発売した。同システムは独自の特殊形状ブレードにより、刈り取った芝をさらに細かく裁断し、芝生上に戻す画期的なもの。芝生に戻した刈芝は、極めて微小に裁断されるため、サッチとして残らず、有用な養分として土に返り、芝の生長を助ける。新宮商行では、ニンジャキットを装備可能な手押し・自走・乗用・ローントラクタの各モアを販売するとともに、ニンジャキット単体でも販売を進める。  
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  GPS応用の作業支援装置/帯広トラクター販売  
     
  帯広トラクター販売は、GPSを応用してトラクタによる作業を充実させる「ECO-STAR2 D-GPS ガイドシステム」を発売、農家など注目を集めている。「ECO-STAR2」は、コントローラー部をトラクタの操縦席に設置し、キャビンの中で席にすわりながら、データを入力するだけで、直線でも曲線でも運転のガイドが受けられ、確実な農作業を行うことができる。また、作業後に、作業内容や、面積、水たまりの位置、雑草や石の状況などをパソコンに取り込み、将来の作業に生かすことができる。  
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  展示会で強力除草アタッチなど好評/日農機  
     
  日農機は3月29、30の2日間、十勝農協連家畜共進会場「アグリアリーナ」において、ニチノーグループ「2005農業機械展」を開催した。「草刈るチ」専用の全年式対応自動畦追従型強力除草アタッチメント「中・後期用m・AROTリーナ」といった新製品をはじめ、ビートハーベスタ「ピタROW(ろう)くん」などの人気商品を期待して約1400人の農家が来場した。  
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  輸出の好調を持続/日農工1〜2月輸出入統計  
     
  日農工(中野弘之会長)がこのほどまとめた今年1〜2月分の農機輸出入実績によると、輸出金額は405億6300万円余で、前年同期比111.55%と好調を持続している。輸入については、51億40000万円ほどで、同104.2%と堅調。輸出で台数を伸ばしているのはトラクタ(同103.6%)、歩行式トラクタ(同110.5%)、芝生刈込機(同106.2%)、精米麦機(同236.4%)、チェンソー(同122.6%)など。輸入は、草刈機(回転式)が4倍以上となった。  
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  産地でGAPを実証/日本農林規格協会  
     
  日本農林規格協会(池田正範会長)は先に開催した第3回GAP推進検討会で17年度事業の推進計画を決めた。17年度は「食の安全・安心確保交付金」を活用し、産地での実証事業を実施するほか、実証地区の産地を対象に食品GAP導入によるリスク低減効果や経済効果を総合的に評価する手法を開発する。また、「食品GAP推進のための産地事例集」を作成する。同協会では、野菜、果樹、穀類、きのこについて、食品GAPの推進の要点をまとめた「『食品安全のためのGAP』策定・普及マニュアル」を作成。これを基本に産地ごとのGAPを策定し、その実証を通じてGAPの有効性や効率を評価し、産地での普及を推進することとしている。  
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  農機学会が先進農業をテーマにシンポジウム  
     
  農機学会(梅田幹雄会長)は4月1日、東京都府中市の東京農工大学でシンポジウム「皆で開こう先進農業―日本の食・農・地域の新しい展開と技術革新―」を開催した。サカタニ農産・代表理事の奥村一則氏が「米の主産地における市場競争型の稲作農業経営」と題して基調講演。引き続き4名が一般講演を行った。この中で奥村氏は、グループ3社で全面借地により285haを経営、27の取引先と契約し、価格、数量を決めてから米の栽培に入るなどとし、コシヒカリについては6段階の価格を付けており、それぞれ数量を決め、ユーザーのニーズに応えて安い米も生産し、その中でコシヒカリのブランド力を高めていると語った。  
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  注目高い食の安全/私の見た欧州農機(石川島芝浦機械・新橋哲也氏)  
     
  フランスのパリで開かれたSIMA2005は展示機械の巨大さ、多様さにかなり驚きました。それと並んで会場の雰囲気、特に来場者の若さと明るさは、農機ショーというよりモーターショーに近い雰囲気で日本の農機展示会にはないものを感じました。展示品は今日の欧州農業の大規模・高効率を裏付ける製品以外に、今回のテーマでもあるように、灌漑・水管理、森林・山村の環境維持に関する展示品やビデオなど数多く見ることができました。最近日本でも注目が高い食の安全、トレーサビリティといった観点からの展示も目につきました。  
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  改革へ邁進する日立建機ティエラ/米谷社長に聞く  
     
  プロ農家による大規模経営や集落営農、環境保全型農業などの展開により、農業機械市場は大きく変化している。日立建機ティエラは、この変化を捉えて「ミニ建機」や新開発の「ミニローダ」によって、農機業界に新たな展望と存在感を示した。従来の販売事業部も、同社全体の営業をマネジメントする部署に業務を拡大。農業機械に加えて、新開発製品とミニ建機も普及させる体制を固めた。大きな改革に邁進する同社の動きを、米谷榮二社長に取材した。  
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  農産物輸出を倍増/新基本計画が目指すもの  
     
  「この新たな基本計画は、消費者の視点に立った政策推進を基本に、農業者を一律に支援するこれまでの政策を見直し、やる気と能力のある経営を後押しすることにより構造改革を進めていくことや、高付加価値型の農業生産、高品質で安全な農産物の輸出、バイオマスの利活用など各地で芽生えている創意工夫に満ちた『攻め』の取り組みを積極的に支援していくことなどを打ち出しています」―3月25日、新たな食料・農業・農村基本計画の閣議決定に当たり、島村宜伸農林水産大臣が発表した談話である。とくに注目されるキーワードは「環境保全」、「バイオマス」、「輸出振興」。  
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  各社の入社式から/社長訓示  
     
  若葉薫る4月。この多様な経済環境を乗り切るべく各社は新入社員を迎え企業マンとしての心構えを訓示した。ここでは大手主要メーカー入社式におけるトップ訓示の概要をまとめた。「『ものづくり』の原点」(クボタ・幡掛大輔社長)、「己の核(コア)を持て」(ヤンマー・山岡健人社長)、「井関を築く気概で」(井関農機・中野弘之社長)、「若い力で明日を創る」(三菱農機・愛川展功社長)、「全員が主役、貪欲に挑戦」(本田技研工業・福井威夫社長)。  
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  林業労働災害防止機械・器具開発改良事業で9課題の成果発表/林災防  
     
  林業・木材製造業労働災害防止協会(飯塚昌男会長)は6日、平成16年度の林野庁委託事業として実施した「林業労働災害防止機械・器具等開発改良事業」の実施結果をまとめ、公表した。16年度は、応募のあった課題の中から選定された9つの開発・改良が行われた。チップソーに耐えうる防護用品をはじめ、自走式搬器用自動運転装置、林業用フォワーダの座席振動軽減機構までアイデアにあふれた機械・器具が開発されている。  
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  北大で総会とシンポジウム開催/森林利用学会  
     
  森林利用学会(小林洋司会長)は3月30日、北海道大学で平成17年度総会並びに「持続可能な森林経営において林業コストはどこまで下げられるか―北海道の挑戦―」をテーマにシンポジウムを開催した。総会では、16年度事業報告、17年度事業計画を発表し、了承を得るとともに、任期満了に伴う役員改選では、役員の任期をこれまでの1年から2年に延長するよう定款を改正、会長には小林会長を再任し、また、新たに設けた副会長に東京農大教授の豊川勝生氏を選任した。また、平成16年度の森林利用学会学会賞の表彰式も行われ、東京大学の仁多見俊夫氏、岐阜県立森林文化アカデミーの松本武氏が学会賞に選ばれた。  
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  グリーンビジネスを拡大する/日本グリーンアンドガーデン・大塩社長インタビュー  
     
  ゴルフ場など緑化分野において多様な展開が見られる中で注目を集めているのが、住友化学のグループ会社として、殺虫剤、殺菌剤といった農薬から、肥料、土壌改良資材などを取り扱い、多角的な活動を行っている日本グリーンアンドガーデン。昨年4月に海和緑化と合併し新体制が確立して以来1年が経過、今年の展開が期待を集めている。そこで、今回は、同社の大塩裕陸社長に、同社の事業内容などに関して伺った。  
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  商品力で需要の掘り起こし図る刈払機  
     
  刈払機商戦がいよいよ本格化する。群を抜く販売量を誇る一方、安定した需要基盤に支えられている機械なだけに、ともすると見落としがちになるが、地道でこまめな販売展開が大きな実績確保に結びついている。特に最近の刈払機市場は、従来の農林業マーケットはもとより、建設・土木、グリーンメンテナンス・造園など街場での業務ユースも顕在化している。よりワイドな視点にたってのアプローチが求められてこよう。今週は、技術的な動向などを交えて今年も期待の刈払機を取り上げた。  
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  豊かな芝空間が拡大・機械作業増える  
     
  美しい空間、環境を演出していくうえで欠かせない緑地、とりわけ生活に潤いをもたらす管理の行き届いた芝生のある風景は年々増加している。面積的に最も大きいゴルフ場は世界で3番目というコース数を誇り、また、サッカーW杯で一躍脚光を浴びたスポーツフィールドも年々整備が進んでおり、サッカー場に代表される芝生の施設は、質・量ともに充実してきている。このため、拡大傾向を歩む芝地面積に対応して管理用機械は、出番が増えたのはもちろん、活躍するフィールドもバラエティに富んできており、芝草管理機器・資材市場はいまや、スポーツフィールドや公共緑地管理など周辺関連分野を巻き込んで需要を生んでいる。  
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  技術水準あげて適正な芝地管理実践  
     
  美しい緑地環境、芝生空間を維持する管理技術が格段に向上している。一時期社会問題化したゴルフ場での農薬散布ひとつ取り上げても分かるように、適正な管理、確実な作業が浸透してきている。それは、業界が一体となって推進してきた資格制度である「緑の安全管理士」や「芝草管理技術者」が緑地管理のレベルアップを果たす大きな推進力となっており、全体的な技術の底上げ、裾野の拡大とがあいまって、ある水準以上の確かな管理を実現してきている。ここでは「緑を守り、維持する」うえで重要な役割を担っている資格制度にスポットを当て、これまでの経緯や現状などをみてみた。  
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  バロネスの3連モア活躍/多摩市陸上競技場を管理する植龍緑化  
     
  ターフへの関心の高まりとともに、どの競技場も日増しに素晴らしいピッチになってきている。多摩市陸上競技場のグランドを管理する植龍(うえりゅう)緑化では、市民グラウンドにもかかわらず、同グラウンドを野芝から洋芝に切り換え、四季を通して青々と美しいピッチづくりを進めている。「J1専属のプロ用グランドとまでいかなくとも、利用される皆さんから“良いピッチ”と評され、常に満足頂けるよう、細心なターフ管理に努めている」と話す、同社・伊野敏明専務と同陸上競技場に常駐し維持管理を行っている、社員の岩澤さんと、花舘さんにターフ管理の状況を取材した。  
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  ゴルフ場と樹木粉砕機/諸岡のMCシリーズ  
     
  18ホールのゴルフ場の平均的な敷地面積は80万平方mほどあるといわれる。この広大な敷地から排出される、剪定枝、被害木(風倒木・松くい虫木)など木質系廃棄物は相当量に上る。これを、木質チップによるマルチング、発酵処理しての堆肥化など、再利用を進めるゴルフ場が増加、環境面に配慮した対策が施されてきている。その樹木粉砕の有効的な手段として、諸岡が生販を進めている“自走式粉砕機”「MCシリーズ」(70〜639馬力エンジン搭載)を活用するゴルフ場が増えている。また、同社が今年より同粉砕機のレンタル事業を本格的に開始したことにより、その動きに拍車がかかっている。  
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