農経しんぽう
農業並びに農業機械・施設・資材に関する行政から
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  農経しんぽう  
  平成17年8月1日発行 第2622号  
     
   
     
   
  家畜排せつ物法未対応農家は170戸/農林水産省調査  
     
  農林水産省生産局畜産企画課は7月22日、第2回・家畜排せつ物法施行状況の調査結果(今年6月時点)を公表した。それによると、同法の管理基準に適用となる対象農家は全国で6万2130戸、全畜産農家の約45%と推移した。また、この基準への対応状況は今年6月時点で管理基準対象農家の99.7%(6万1960戸)となり、前回基準時(16年12月)の99.4%に比べ0.3ポイント増加した。他方、管理基準に適合していない畜産農家戸数は全国で170戸(前回調査時404戸)となった。  
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  農機型式検査の課題など検討/農業資材審議会・検査部会  
     
  農林水産省は7月27日、省内で農業資材審議会農業機械化分科会検査部会を開催、今後の審議スケジュールや型式検査における検討課題、農作業事故調査などについて説明し、委員からの意見を聞いた。このうち、18年度の型式検査については、9月下旬に専門委員で構成する小委員会を開催し、その議論を踏まえてその後開催の検査部会で型式検査を行う機種、実施方法及び基準の改正を諮問する。  
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  機器設置資金が課題/農林水産省がバイオマスで意向調査  
     
  農林水産省は7月26日、平成17年度「地域バイオマスの積極的な利活用に関する意向調査結果」を発表した。それによると、バイオマス利用促進のための課題として「バイオマス変換施設や機器の設置などに係る資金の調達」をあげた者が4割を超えた。この調査は「バイオマス・ニッポン総合戦略」見直しの際の評価・検討資料とするため実施。今後のバイオマス利活用の取り組みをどのようにしたいと考えているかは「現状規模の取り組みを実施していきたい」が48.4%と最も高く、次いで「積極的に取り組みを展開していきたい」が47.3%となっている。  
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  大豆の等級で品位支払い/大豆安定供給懇談会が中間とりまとめ  
     
  国産大豆の安定供給に関する懇談会(座長=高橋正郎女子栄養大学大学院客員教授)はこのほど、「品目横断的政策に対応した大豆施策の展開方向」(案)と題する中間とりまとめを行った。生産量・品質支払における支援のあり方についてまとめたもので、品質向上へのインセンティブの付与については当面、農産物検査等級を基準に設定することが望ましいとした。同中間とりまとめは、国産大豆の安定供給に配慮しつつ、新たな食料・農業・農村基本計画で示された品目横断的政策に対応した流通体制を再構築するため、基本的な考え方を整理したもの。  
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  ヤマハ発動機が除雪機2006年モデル発表  
     
  ヤマハ発動機は多彩な機能を搭載し、優れた操作性と粘り強いパワーで定評のある“ヤマハスノーメイト”シリーズ2006年モデルを、8月1日より新発売した。今回発表したシリーズは全12機種(6馬力3機種、8.5馬力2機種、10馬力3機種、12馬力2機種、13馬力2機種)。同社独自の静音により低騒音化を実現したYSシリーズの中で、ジェットシューター機能を搭載した「YS-870J」(8.5馬力)、静かさとパワーを両立した「YS-1070」(10馬力)の2機種にガス圧サポート付きフリーチルトを標準装備し、使い勝手を向上させている。  
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  三菱重工が新型の4サイクルエンジン発売  
     
  三菱重工業はこのほど、騒音と振動を大幅に低減し、始動性も向上した新型4サイクル汎用ガソリンエンジン「三菱メイキエンジンGB100」を発売すると発表した。従来機種のGMシリーズを7年ぶりにフルモデルチェンジした新シリーズの第一弾。新しいGBシリーズは、耕うん機や運搬車、動力噴霧機など農機分野を中心に拡販を図り、年間15万台規模の売上げを見込んでいる。  
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  マコーミック新型CX-Lトラクタ好評/インタートラクターサービス  
     
  インタートラクターサービスは、マコーミックトラクタ「CX-Lシリーズ」の「CX-L65(66PS)」、「CX-L75(74PS)」、「CX-L85(81PS)」を発売、展示会などで好評である。快適性、経済性、信頼性、耐久性を最大限に追求した今回の新製品「CX-Lトラクタ」に搭載された新型4気筒エンジンは、多様なユーザーのニーズに対応することが可能。パワフルなターボ付きエンジンは、低騒音で経済性に優れたエンジン。オペレータに快適な作業を約束している。  
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  3.5t積みのバッテリーフォークリフト/日本輸送機が発売  
     
  日本輸送機はこのほど、カウンターバランス型バッテリーフォークリフト3.5t積みのコンパクトタイプ「Transer(トランサー)FB35PJ」を新発売した。新製品は、荷物の大型化や重量物取扱いの増加に対応するもので、近年の輸出入拡大に伴う幅広い需要を見込み、従来型の3.5t積みに比べて、低価格を実現したほか、1.0t〜3.0t積み「Transer」と機能・装備を共通化してラインアップ化を図った。主な特徴は、コンパクトな車体設計を取り入れたことによる小回り性、雨天時の屋外使用を考慮して「IPX3」(JIS規格)としたことなど。  
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  日本貿易が新型の土嚢を発売  
     
  台風シーズン到来で、水害への備えが欲しい時期だ。土嚢は力強い味方だが、従来品は重くて持ち運びしにくく、人手と手間がかかり、保管のスペースも大変だ。いざという時、初動対応に優れたものが欲しい…。こうした願いに応えた新タイプの土嚢が登場した。日本貿易が6月より発売した「吸水土のうKシリーズ」(実用新案登録済)がそれ。重い土の代わりに袋の中に新素材の高純度吸水ポリマーと特殊吸水材を入れたもので、3〜5分間水に浸せばみるまに膨張、あっという間に重さ15kgの土嚢に変身する。  
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  小出力の刈払機用ナイロンヘッド/エルタが発売  
     
  エルタは、かねてより研究を進めていた、小出力(排気量20ccクラス)にも対応した刈払機用ナイロンヘッド“トップローターミニ”を新発売した。これまでは出力の大きい刈払機にオートタイプ(半自動・全自動)のナイロンヘッドが装着されるケースが多かったが、今回同社では、ヘッド本体の軽量化を図るとともに、ナイロンロープも素材メーカー(東レモノフィラメント製)との共同開発により、2.1mmの角型ロープを採用し、少排気量の刈払機でも十分機能を発揮するナイロンヘッドを完成した  
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  パアグがスーパー風呂バンス1000を発売  
     
  パアグはこのほど、電気で風呂の水を適温に沸かし保温もできる「スーパー風呂バンス1000」を発売した。保温機能が中心だった従来品の性能を向上させ、1000Wの強力ヒーターで冷水からでも湯を沸かせるようにした。切り替えスイッチであつ湯(44度C上下2度)とぬる湯(40度C上下2度)の温度調節も行える。  
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  張り込みも乾燥も速い/サタケユーザーの声  
     
  サタケは農家用の循環型乾燥機誕生40年、揺動式籾摺機誕生30年を記念し、現在「愛されて40&30年 日本のロングセラー サタケの乾燥機・籾摺機キャンペーン」を展開、その一環で各地のユーザーを訪問し米づくりに対する思いや取り組みなどについて取材している。先週の近畿編に続き今回は広島県のユーザーを訪ね中国編として紹介した。  
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  熊本クボタがビッグサマーフェスタ/目標上回る  
     
  熊本クボタは7月16〜23日の8日間、グランメッセ熊本(益城町)において“創業40周年記念2005ビッグサマーフェスタ”を開催した。疎植田植による稲作の省力・低コスト・高品質化提案、そしてパワクロによる土中環境の改善提案を中心とし、8000平方mの屋内展示ホールに1000点超の商品を展示。実機・映像・試乗の組み合わせにより強力にアピール。来場者(目標1万5000名)、売上げ(同24億円)とも目標を上回り、コンバイン販売も好調。秋商戦に向けて好調なスタートを切った。  
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  宮崎のライスセンターが山本製作所の遠赤乾燥機を高評価  
     
  山本製作所が昨年、宮崎県西都市黒生野川窪に設計施工した「農事組合法人柳瀬アグリパラダイス」(猪俣忠代表理事)の乾燥調製施設が、早場米地区として全国の稲作地帯に先駆け稼働を開始、関係者から“完全個別処理と食味が素晴らしい”と極めて高い評価を得ている。今年は、同地区の稲作は順調に推移。収穫されたコシヒカリはすべて1等米。「乾燥調製施設の稼働率があがり、当初計画していた35haの面積から、初年度が45ha、今年は55haまで拡大する見込み。稼働率の向上に遠赤乾燥機がおおいに貢献している」と猪俣代表理事は語っていた。  
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  タイワ精機が05年新製品発表会・セミナー開く  
     
  タイワ精機は7月26日午後、宮城県仙台市のアズテックミュージアムで、05年度新製品発表会と「米販売ビジネス、勝ち残り戦略セミナー」を開催した。これには東北、新潟から米販売農家、精米業者、精米設備業者、農機店など約100名が参加した。席上、新型玄米石抜精米機「スーパーデュエット」(型式はABS-50=5馬力)、ABS-30=3馬力)と3馬力対応無水洗米処理機「米(マイ)クリン-mini」(型式はKMS-15)を発表した。  
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  ホンダがもてぎでファン感謝イベント/小型耕うん機体験など  
     
  本田技研工業は7月23、24の両日、栃木県・茂木町のツインリンクもてぎでホンダファンへの感謝イベント「エンジョイ・ホンダ・もてぎ2005」を開催した。ファミリーを対象とした今回は、親子バイク教室など多彩な行事が繰り広げられた。汎用製品では、耕うん機などの製品展示と、特設の圃場での「小型耕うん機体験」、発電機を用いた「電動工具で木工製作にチャレンジ」、「電動工具早打ちチャレンジ」、電動クルマいすモンパルに体験試乗できる「モンパル体験」などを実施。訪れた家族連れやカップルが楽しそうにイベントに参加していた。  
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  安全・快適な新技術を検討/日農機協が愛知で機械化フォーラム  
     
  日本農業機械化協会、愛知県は7月27日、愛知県岡崎市の県立農業大学校で、機械化現地フォーラムを開いた。今年は機械の実演を行う年にあたり、メーカー16社、83機種の展示・実演が行われた。愛・地球博の連携行事として開催された今回のテーマは「安全、人・地球に優しい機械化新技術」で、作業者の安全、快適性などを追求した新機構や、環境保全型農業の実現に向けた土づくり、農薬、有機肥料の適正散布技術などが次々に紹介された。また、自動直進田植機など緊プロ機の展示説明も行われるなど、機械化が安全、快適、環境対応に大きく進化していることを印象づける現地研となった。  
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  今年上期の農機国内出荷は8.5%増/日農工  
     
  日農工(中野弘之会長)はこのほど、今年1〜6月の日農工統計をまとめ発表した。これは日農工の部会統計を基としており、それによると、生産は2686億3100万円、対前年同期比109.8%、出荷は2767億4300万円、同108.2%となった。また、生産のうち国内向けは1807億1600万円、同110.2%、輸出向けは879億1400万円、同108.8%。出荷のうち国内向けは1869億9200万円、同108.5%、輸出が897億5000万円、同107.6%となり、前年を上回って推移している。  
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  宮城で日本型水稲精密農業を実証/新農機、生研センター  
     
  生研センターと新農機、宮城県古川農業改良普及センターは7月22日、宮城県志田郡三本木町において平成17年度・日本型水稲精密農業実証試験の現地検討会を開催し、緊プロ開発機・追肥用可変施肥装置を用いて、乗用管理機と散粒機の追肥作業、作業ナビゲーターによる水田ビークル・粒状物散布機の追肥作業を公開した。この追肥用可変施肥装置は、走行しながら施肥量を段階的に制御、圃場メッシュごとの施肥情報に従って肥料散布を精密に施用するもの。これには井関農機、東製作所、ヤンマー農機が参画した。  
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  光センサを検討/農産物流通技術研究会例会  
     
  農産物流通技術研究会は7月22日、都内の南青山会館で、「糖度選別機『光センサ』の戦略的利用」をテーマに第114回研究例会を開催した。すでに全国で300を超える施設に導入されているといわれる糖度選別機に関して、生産・流通・消費の各面からその有効利用法を探るとの目的で実施したもの。会場にはJA、試験研究機関、機器メーカーなどの関係者約60人が集まり、熱心に聴講、質疑を交わした。この中で講演した食品総合研究所の河野氏は、糖度選別機を中心とする選果場は、データを統合することによって新しい情報を発信する基地になる、と今後の展開に期待を寄せた。  
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  昨年を上回る48社が出展/今年の林機展  
     
  林業機械化協会(高橋勲会長)はこのほど、この10月30、31の両日、兵庫県加西市網引町の加西南産業団地で開催する「2005年森林・林業・環境機械展示実演会」の出展企業をまとめた。それによると、7月25日現在で、昨年の徳島での林業機械・展示実演会の36社を12社も上回る48社が出展し、林業の効率化、低コスト化には必要不可欠な最新鋭機種やアイデアにあふれた関連機器を展示、アピールする。今回の展示・実演会は、協会会員以外からの参加が多く、例年にも増して見どころの多い、バラエティに富んだイベントになりそうだ。  
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  中古機バンクを創設/原木シイタケ再生へ行動計画  
     
  林野庁は7月22日、今年3月に公表した原木しいたけ再生プランの行動計画を発表した。同プランは原木シイタケ生産の活性化ときのこ産業全体の底上げを図るためのもので、平成19年度までの3カ年の緊急対策として、生産量増大のために、1.経営優良事例調査、経営優良事例表彰、経営セミナーの開催、2.生産規模拡大者への業界表彰、3.国の支援にかかる情報提供、4.しいたけ原木取引の円滑化のための原木情報提供―などを行う。この中で、経営基盤の強化のため要望のある地域ブロック単位での中古機械バンクの創設を図っていく。  
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  公園緑地での芝生管理/芝草学会春季大会から  
     
  6月開催の2005年度・日本芝草学会(近藤三雄会長)春季大会の特別プログラム講演で「公園緑地における芝生地の現状と展望」をテーマに話題を提供した公園緑地管理財団の飯塚克身氏。これまで公園公園等の芝生地管理に関わってきた立場から、都市公園と芝生地面積の推移、維持管理のあり方などを振り返るとともに、これからの方向性を示した。  
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  効率化を実現し、日本林業をリードする高性能林業機械  
     
  日本林業の牽引車という大役を担う高性能林業機械。現在、普及の輪は年々広がってきており、優良事例の成果が知れ渡るのに伴い導入ピッチも着実な前進を見せている。特に最近は、高性能林業機械を駆使した作業システムの構築や日本の林地に適した機械開発の進展など、普及・導入を後押しする条件整備が進み、低コスト作業、作業の合理化そして労働負担の軽減、安全衛生面の向上の実現に一役も二役も買っている。さらに、導入にあたっても積極的な支援策が打ち出されるなど、今後の利用促進に期待も高まっている。  
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  環境対応テーマに生産力アップする熊本  
     
  昨年度の熊本県下系列販社の年商額と経済連の農機取扱高を合計すると約2%増加。コンバインほか秋商品を中心に売上げ増となった。今年も現時点では増収しているが、秋商品の売上げ減少傾向が出始めた。売れ行き好調な商品群が示すことは「高性能化、気候温暖化、土づくり、付加価値販売、低コスト化」などへの取り組み。2011年に九州新幹線が全線開業することになり、県全体の地域活性化のためにも天草の農業振興が注目を浴び、産官学の連携した取り組みも始まった。  
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