農経しんぽう
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  農経しんぽう  
  平成20年2月18日発行 第2741号  
     
   
     
   
  ディーゼル特殊自動車の排ガス規制を強化/中央環境審議会第9次答申  
     
  中央環境審議会はこのほど、「今後の自動車排出ガス低減対策のあり方について」の第9次答申を鴨下環境大臣に答申した。ディーゼル特殊自動車の排出ガス低減対策と黒煙規制の見直し等を内容としている。このうち、ディーゼル特殊自動車の排出ガス低減対策については、特殊自動車の自動車全体に占める17年度の排出寄与割合は、PM(粒子状物質)で約18%、NOxで約31%であり、規制が強化されないと今後排出寄与割合が相対的に高まることから、規制を強化するとして平成25〜27年の目標値を示した。  
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  「農政安心ダイヤル」を設置/農林水産省が相談窓口  
     
  農林水産省はこのほど、「水田・畑作経営相談窓口」(愛称=農政安心ダイヤル)を、地方農政事務所等に設置した。水田・畑作経営所得安定対策(品目横断的経営安定対策)や米政策改革に関する農業者や都道府県・市町村・JAの担当者からの質問、相談、要望等を一元的に受け付け、迅速かつ統一的に対応する相談窓口を全国に設置したもの。受付内容は、▽水田・畑作経営所得安定対策(認定農業者制度、集落営農の組織化その他の関連する経営政策を含む)に関すること▽米政策改革(生産調整を含む)に関すること。相談は、電話、ファックス、郵送で受け付ける。  
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  クボタが飼料用にパワクロロールベーラなど  
     
  クボタはこのほど、多様化する農業に対応した新製品として「パワクロロールベーラ」「乗用型汎用野菜半自動移植機」「自動供給式レタス包装機」「2連にんじん選別機」を新発売した。パワクロロールベーラは、低接地圧・牽引力・直進性などパワクロがもつ特徴を生かし、より高精度な作業を実現。汎用野菜半自動移植機は1台でレタス・キャベツ・ブロッコリ・白菜などに対応する。自動供給式レタス包装機は、レタスをターンテーブルに載せるだけで、汁の拭き取り、供給、包装作業を自動で行う。2連人参選別機は大規模人参栽培農家の更なる省力化要望に応えた。  
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  理想の室内環境を作り出す気化式加湿機/静岡製機が開発  
     
  静岡製機は、理想の室内環境を作り出す気化式加湿機「RKFシリーズ」3型式(303・403・503)を開発、4月より本格的な発売を開始することを明らかにした。同シリーズはエレメント方式(乾燥した空気が、水分を含んだエレメントを通過)により、程よく湿った空気を送風ファンを使って吹出口から室内へ送風する気化式の加湿機。同方式は、噴霧式や蒸気式のような強制加湿方式と異なり、自然な気化方式のため、湿度が低ければ多く加湿し、反対に高くなれば減少する。このため、過加湿や結露が起こりにくくなっている。  
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  ヤンマー農機が全面多条刈コンバイン「AG570」発表  
     
  ヤンマー農機はこのほど、畦際刈りや中割りもでき、左回り・右回り刈りも自由自在に行える全面多条刈コンバイン「アスリートグローバル・AG570」を発表した。昨年、国内外に同時発売した4条刈「AG467」は、余裕のエンジン馬力と余裕の高能率作業、さらには優れた耐久性と経済性で好評を博したが、「AG570」はその良さをすべて継承。更なる効率化を目指して全面5条刈とし、圃場を選ばない湿田走破性と旋回性を備えている。高能率作業の原動力はパワフルでクリーンな69馬力の4気筒直噴エコディーゼルエンジン。ワンクラス上の高耐久性も魅力だ。  
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  ハンマーナイフローターを3月に発売/オーレック  
     
  オーレックは、3月からハンマーナイフローターHR662(刈幅650mm・8馬力)とHR802(同800mm・10馬力)を発売する。同機の使用場所は、空地、休耕田等の雑草地、および果樹園など。特徴は、1.短い雑草から、長い雑草、小笹まで、無理なく4〜6cmに細かく粉砕できる、2.うっそうと茂った雑草やセイタカアワダチソウなども細かくなり、畑に鋤き込み易くなる、3.刈られた草は細かくなっているため、放置しても早く土に還元される、4.小型軽量コンパクトで安定感がよく、抜群の操作性、5.刈刃交換スタンドを標準装備。  
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  トーヨがチェンソー防護服・夏用「グリーンボーイ」発売  
     
  トーヨはこのほど、軽量で作業性に優れたチェンソー用防護服「グリーンボーイ」の夏用タイプ(防護ズボンと作業用上衣各4サイズ)を新発売した。従来品より軽量で、通気性の良い素材を開発。裏面には肌触りのよいメッシュ素材を、表面には吸汗性の高いポリエステル素材を用いて清涼感を高めたほか、ズボンはひざ部分を曲がりやすくして作業性をさらに向上させた。グリーンボーイは、国際規格ISO11393(試験方法や規格)に準じ、日本の気候風土を考慮して開発。森林整備会社がモニターとして作業現場で着用し、改良を加えて商品化した。  
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  道外向けの異次元鎮圧ローラー/日農機製工が発売  
     
  日農機製工は、異次元鎮圧ローラー「ちどり足踏み まんべんローラー CMD-0930」を発売、北海道内を中心に注目を集め、普及台数を増やしているが、このほど、道外向けの「まんべんローラー CMD-0517」を発表した。今回の新製品は、従来からのちどり配列独立懸架、内イボ付き中空マウントゴムローラー、1軸ダブルスプリングサスペンションといった機能を継承しながら、道路状況に合わせて幅が狭く、軽量(従来機の約半分)などの特徴が有り、道外のユーザーにも大幅に使いやすくなっている。  
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  デリカが自走マニア4機種、搭載型1機種を発表  
     
  デリカはこのほど、4月から発売する新商品として、自走マニアスプレッダ4機種と搭載マニアスプレッダ1機種を発表した。自走マニアには新型のクリーンエンジンを搭載したほか、散布条件に合わせ3タイプ(Y=横型2段、T=縦型2本、S=スーパービータ)のビータから選択でき、また床板は腐食に強く堆肥の送りもスムーズな樹脂ボード製を採用した。搭載マニアはベルトコンベア送りの新型機で、床下への堆肥の落ちこぼれがほとんどない。  
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  ロータリ耕うん機「ラッキー」2型式/ホンダが発売  
     
  本田技研工業は2月19日から、リアロータリー式耕うん機「ラッキーFU655」(連続定格出力3.9PS)と「ラッキーFU755」(同5.0PS)の2モデルを新発売する。耐久性と環境性能に優れたOHV4ストローク汎用エンジン「GX」を搭載し、高齢者、婦女子に優しいセルフスタータ付きタイプも設定した(FU755LS)。「ラッキー」のモデルチェンジは15年ぶり。新製品は、従来モデルから好評だった耕うん性能はそのままに、ハンドルを握ったままクラッチ操作が行える新形状ハンドル&クラッチレバーの採用などにより、発進、作業、旋回時の操作性を高めている。  
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  ヤンマー農機関東がアグリプロ21と春の大展示会を開催  
     
  ヤンマー農機関東は14〜16の3日間、茨城県筑西市のヤンマー農機関東流通センターで「2008アグリプロ21・春の大展示会」を開催、会期中は茨城、栃木、埼玉の各県を中心に、関東エリアの農業者6000人で賑わいをみせた。担い手農家・集団を主対象とした初日のアグリプロでは、新型トラクタ、田植機の試乗、野菜・畑作用機械の実演などを通してヤンマーのハイレベルな技術力をアピールしたほか、期待されるこれからの担い手農業と題した講演会を実施、農業者が我が国の礎となる旨を訴え、農家の元気づけに資した。  
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  筑水キャニコムが創業60周年で式典。埼玉センターで「どきどき」フェア  
     
  筑水キャニコムは1月29日をもって創業60年を迎え、2月1日、社内において記念式典を挙行した。包行社長は挨拶のなかで、「キャニコムの商品がお客様の元へ届く数日前から胸が高鳴り、眠れない程『どきどき』する商品を提供できるように全社一丸となって取り組んでいくこと」を誓った。記念式典では、勤続年数33年以上の従業員表彰も行った。また、同社・埼玉センターにおいて13日、“ものづくりは演歌だ!義理と人情をお届けします!”と題して、新製品の発表・展示実演会「埼玉どきどきフェア」を開催した。  
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  新潟クボタに女性の農機サービスマン(?)  
     
  新潟クボタは、先に行われた第61回クボタ機械グループディーラーミーティングで、特別優秀ディーラー、占拠率優秀ディーラー、そしてサービス優秀ディーラーの合わせて“3冠”に輝いた。吉田社長は、ことしの経営方針として、1.元氣農業応援、2.元氣経営実現、3.元氣ブランド創造を掲げ、新潟県市場における「新潟クボタブランド」に一層磨きをかけ、「ファーストコールカンパニー」を目指す、と宣言している。その大きな柱となるのがサービス部門になるわけだが、同社のサービス本部には紅一点、女性のサービスマン(?)がいる。  
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  バイオマスガス化発電設備をタイから受注/サタケ  
     
  サタケはこのほど、2005年にタイ国スラナリ工科大学へバイオマスガス化発電のテストプラントを納入した実績が認められ、同国向けのバイオマスガス化発電設備を2社から受注したことを明らかにした。2008年度から順次完工・稼働が予定されている。受注金額はそれぞれ約2億7000万円と約1億2000万円。  
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  発動機運転に夢中/NHKが放映  
     
  茨城県の農機販売店・伊藤農機が事務局を務める茨城県発動機遺産保存研究会の小林隆男会長が、NHKの「熱中時間」で放映された。昨年12月にNHK総合で放映されたのち、今回は2月10日午後9時からBS2で再放送された。かつて農村で軽快なエンジン音を響かせた石油発動機を、もう一度甦らせ、整備し動かすことが静かなブームになっている。番組では小林さんが農家の納屋や圃場で放置され錆びている発動機を見つけ、譲ってもらうさまを、茨城から会津や佐渡へと追いかけている。  
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  土づくり関連など増/19年作業機実績  
     
  日農工作業機部会(矢口重行部会長)がこのほどまとめた平成19年(1〜12月)の作業機の生産・出荷・輸入実績によると、乗用トラクタ用、歩行型用を合わせた国内向け出荷額は336億1669万円で、前年比95.1%となった。機種別では、有機肥料散布機が1405台、109.9%と前年に引き続き好調。トレンチャーも562台、103.9%と増加し、環境保全・土づくり関連が伸びた。折りたたみタイプの水田用ハローは台数では減少したものの、金額で増加を維持した。  
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  機械体系の効果実証/農業システム化研究会成績検討会  
     
  全国農業改良普及支援協会(大森昭彦会長)は14、15の両日、都内の虎ノ門パストラルで平成19年度全国農業システム化研究会の最終成績検討会を開催した。開会式で挨拶した大森会長は、セミクロの優れた機能が科学的に実証され、それをビデオにしたこと、クボタと提供しているホームページ「みんなの農業広場」でシステム化研究会を取りあげていくこと、今年が普及事業60周年に当たり、記念事業を実施していくことなどを語った。今年度の共通テーマは「地域農業の担い手支援を目指した実証」で、分科会でその成果が発表された。  
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  悪臭を出さない処理/生ごみリサイクル全国ネットワークがセミナー  
     
  NPO法人生ごみリサイクル全国ネットワーク(伊達昇理事長)は14日、東京都千代田区永田町の憲政記念館において、環境問題に焦点を当てたセミナー「悪臭を出さない生ごみ処理とまちづくり」を開催した。これには行政や関連機器の担当者、さらには環境問題に関心の高い一般消費者などが多数参集、講演による話題提供をもとに家庭などから排出される廃棄物の効率的な処理策などを考察した。セミナーでは、「改正食品リサイクル法と補助事業について」(農林水産省総合食料局食品環境対策室・島津久樹課長補佐)などの講演が行われた。  
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  間伐促進法案を国会上程/林野庁  
     
  林野庁は8日の閣議に「森林の間伐等の実施の促進に関する特別措置法案」(間伐等促進法案)を提出し、了承を得た。今通常国会に上程し、成立を目指す。京都議定書で約束した森林吸収目標を達成するためのもので、平成24年度までの間に行われる間伐や造林を「特定間伐等」とし、作業を促進させるのが狙い。市町村による特定間伐等促進計画の作成などについて定めるとともに、計画に基づく特定間伐等の実施に対して交付金の交付や地方債の特例などの措置を講ずるという内容だ。今回の特別措置法による施策展開によって第1約束期間での森林吸収目標の達成を図る。  
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  高性能林業機械の共同購入提案/全森連が高知で機械デモ  
     
  全国森林組合連合会(國井常夫代表理事会長)は7、8の両日、高知県下で「四国ブロック高性能林業機械の共同購入及びリース説明会」を開催。森林組合系統が進めようと提案している高性能林業機械の共同購入についての説明会とともに、機械のデモンストレーションを併せて実施、高い作業性能や新機能など機械化の先進性をアピールし、導入に向けての意識を喚起した。  
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  ハスクバーナ・ゼノアが08年度の全国ゼノア会開催  
     
  ハスクバーナ・ゼノアは8日、本社に特約店50社(会員69社)を招き「2008年度全国ゼノア会総会」並びに「販売店会議及び新製品発表会」を開催した。席上、青柳社長は経営方針として、1.パートナーシップ21をスローガンに、メーカー・販売店が共存共栄の精神で信頼性を重視する、2.川越工場におけるエンジン基幹部品の増産、3.中国事業の拡大、4.グローバル開発拠点強化―など重点施策を打ち出し、2010年度には国内営業売上げ100億円を目指すと発表。また、新製品として背負式エンジンブロワ「EBZ3000」(排気量29.5cc)と「EB7001」(同62cc)を発表した。  
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  アイデックが充電式の刈払機に2型式  
     
  アイデックはこのほど、独自の小型IPM(超強力永久磁石)ブラシレスモータを搭載し、排気量23〜25ccクラスのエンジン式刈払機と同等のパワーを実現した本格派充電式(バッテリー式)コードレス刈払機「エレック」の追加2型式と、エレック本体に工具なしで簡単に着脱でき、刈払機を草刈りだけでなく、草取りや耕土、剪定と幅広い用途に使えるアタッチメントシリーズ(「うね草取りまーミニ」など3種類)を同時発売した。  
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  間伐促進で上昇気運に乗るチェンソー  
     
  昨年、前年を上回る実績を確保したチェンソー。目下、当用シーズン終盤での追い込みとともに、今年の市場活性化に向けての対応と、両睨みの営業展開が進められている。昨年のチェンソー市場を振り返れば、国産材需要の盛り上がりを受けた林業の復調ムードに加え、地球温暖化防止対策の一環として加速化している森林整備の推進とがあいまって、40cc以上の、いわゆる本格プロソーの伸びに象徴されるように山側サイドでの需要が顕在、活発な動きがみられただけに、今年も間伐の推進などの施策により、引き続きメーン市場である林業を牽引力として更なる活力アップが期待される。  
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  客層拡大へ「使い易さ」「価格」競う管理機・耕うん機  
     
  国内の主要農機需要が連続して減少するなか、孤軍奮闘しているのが管理機・耕うん機である。日農工の部会統計によると、19年の耕うん機の出荷は18万8350台で104.6%。国内向けもロータリ専用機、車軸作業専用機、1輪管理機が好調だ。ことしの春商戦向け予約は、「順調なオーダー。かなりいけそうな予感」(大手メーカーの担当者)としており、市場は引き続き拡大基調にある。高齢者や女性向けにセル付きが登場したり、税込み8万円台の車軸作業専用機が新たに投入されるなど、さらに客層を拡大するために商品力の強化を図っている。  
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  19年度の畜産大賞受賞者の業績発表  
     
  中央畜産会(小里貞利会長)は4日、19年度の畜産大賞の表彰式と業績発表を行った。業績発表では、入賞者が壇上に上がり、受賞した経営内容や研究成果などを語った。ここでは大賞を受賞した小栗隆氏の「人・牛・大地の融合」―ロマン実らせた放牧酪農―と、研究開発部門優秀賞を受賞した本田善文氏の「吸引通気式堆肥化処理方式等による家畜排せつ物資源化システムの開発」の発表要旨をみた。  
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