農経しんぽう
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  農経しんぽう  
  平成22年1月18日発行 第2831号  
     
   
     
   
  食と地域の再生を/赤松農相が農政の展開方向示す  
     
  赤松広隆農林水産大臣は12日開かれた閣僚懇談会に「今後の農林水産政策の展開方向〜食と地域の再生に向けて〜」を提示し、説明した。これには、1.戸別所得補償政策の本格導入により食料自給率を50%へ、2.農林漁業・農山漁村の6次産業化を推進、3.森林・林業の再生、4.地球環境への貢献―の4つのポイントがある。これにより、「生産者が子や孫の世代にも安心して引き継ぐことができる農林水産業の実現」と「消費者も将来にわたって安全な食の恩恵を享受し、緑豊かな環境の中で暮らせる日本」を目指すとしている。  
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  農機は「生産資材対策室」で/農林水産省・22年度組織改正  
     
  農林水産省は22年度、現行の地方農政事務所を廃止し、「農政・統計」と「消費・安全」を推進する65の「地域センター」(仮称)と38の駐在所を設置する地方組織の改正を行う。戸別所得補償制度に関する企画・立案と現場組織への伝達距離を短縮し、制度の浸透の円滑化・迅速化を図るとともに、窓口業務・統計業務等の連携強化を図るため。本省については、総合食料局を再編して、資源産業局(仮称)を新設する。農業機械に関しては、再編する食料生産局の中に「農業環境資材課」を設け、その中に「生産資材対策室」を置き、同室で、農業機械と肥料、農薬の資材対策を実施していく。  
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  平成22年度新製品発表会で播種機など発表/石井製作所  
     
  石井製作所は13日、本社会議室に地元農機関係者100名余りを招き「平成22年度・第31回新製品発表会及び技術連絡会」を開催。席上、石井社長は「経済状況は、立っているのも辛い逆風かもしれないが、一歩でも半歩でも前進するために、開発項目の幅を広げ、1つでも多くの商品化を目指す」として、大規模向けの播種機「AN-600K」、スタンダード播種機「AN-300K」「同-300KF」、全自動タイプ播種機「AN-200TC」、大規模向け床土入機「AT-602」、穀物搬送機“Lコンヤング”「LDシリーズ」、“Gコン”「G18・G23・G33」など新製品を多数発表。今後も、需要を喚起する新製品を積極的に開発すると強調した。  
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  クレーンスケールATHWシリーズ発売/JFEアドバンテック  
     
  JFEアドバンテックは、防水・防塵仕様で無線通信距離100mのクレーンスケール(吊り秤)ATHWシリーズを発売した。ひょう量500kg、1t、2t、3tの4型式。今後、大型(5t以上)、取引証明用モデルの発売も予定している。防塵・防水性能は国産最高クラスのIP65。内部に粉塵は侵入しない。いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない。液晶画面の重量表示部は、文字高さ45mmと大きく遠くから視認できる。さらに離れた場所から重量を確認したい場合は、オプションでリモコン手元表示器を使えば100m離れていても使える。  
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  創立85周年!顧客拡大!シェアアップ!/井関農機が平成22年度全国表彰大会  
     
  井関農機は14日、東京・港区台場のホテルで平成22年度ヰセキ全国表彰大会を開催した。これには、ヰセキのシェアアップを勝ち取った特約店、スーパーセールスマン、エクセレントサービスマン、それに海外の来賓など過去最高となる総勢1100名が参集した。蒲生社長は、今年は「創立85周年記念大会」であるとし、統一テーマ「夢ある農業応援団!ISEKI」を紹介し、「農機は底堅い需要が見込まれ、戸別所得補償制度などフォローの風が吹いている。この機を逃さず、グループの強みを発揮し、シェア拡大に努めたい」と決意を披瀝した。販売会社表彰では、最優秀賞にヰセキ北海道が輝いた。  
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  サタケと山本製作所が提携を記念して「にこニコキャンペーン」実施  
     
  昨年、包括的提携契約を結んだサタケと山本製作所は、その提携を記念して1月1日から6月30日まで、両社で「にこニコキャンペーン」を実施。キャンペーンは第1回(1月1日〜3月31日)と第2回(4月1日〜6月30日)に分け、各期間中にサタケ・山本の対象機種を購入したユーザー全員に両社の記念品詰め合わせをもれなく進呈する他、Wチャンスとして、抽選で総勢70名に豪華賞品を進呈する。両社では、この記念キャンペーンを通じて、日頃の感謝の気持ちを伝えたいとしている。  
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  中国クボタが創立式典開く  
     
  山口クボタ、広島クボタ、岡山クボタ3社が合併、1月1日付で発足した新生・中国クボタ(定金文彦社長・本社=岡山市)の創立記念式典が1月13日、グランドプリンスホテル広島に関係者470名を招き盛大に開催された。式典では新会社の社是、経営理念を明らかにし、定金社長が顧客満足、成果主義など8項目にわたる平成22年度経営方針を発表。全社員に「新会社は誰の会社でもなく社員一人一人が幸せになるためにある。大きな期待に応えていこう」と力強く呼びかけた。来賓としてクボタから木股昌俊常務、村瀬信彦機械営業副本部長ほか幹部多数が出席した。  
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  諸岡・諸岡協力会が賀詞交歓会/諸岡会長が熱演  
     
  諸岡および同社協力会は9日午後、東京の品川プリンスホテルにおいて関係者150名余りを招き「平成22年度諸岡協力会・賀詞交換会」を開催した。同会では、毎年恒例になっている諸岡一雄会長による講演が行われ、諸岡会長は今後の指針を1時間30分にわたり熱演。「当社では環境・エネルギーをキーワードとしたこれまでにない新製品を発表する。大型の藪掃除機(草刈機)と大型トラクタである。物の豊かさから、心の豊かさを追求する時代へ、意識が大きく変化している。人・物・金という順序に立ち返り“買っていただく”という姿勢に意識を変えていく」と語った。  
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  鈴木油脂が全農機商連組合員を対象に「新春感謝セール」  
     
  鈴木油脂工業は全農機商連組合員を対象に「新春感謝セール」を1月21日から3月20日まで実施する。期間中、顧客農家向けに厳選したインフルエンザ対策用「アルコールジェル」など家庭用「健康と衛生促進キット」(7点入り)を特別価格で提供する。「福袋をイメージしたお徳なセット内容」(同社)で、お年玉プレゼントも用意した。キット内容は、1.アルコールハンドジェル250mL、2.除菌防臭剤100g、3.ムース状ハンドソープ780g、4.ゲルマ足裏シート30枚、5.ゲルマ入り入浴剤30袋、6.浴室用カビ取り剤250g、7.蚊防止液ローションタイプ50mLの7商品。  
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  果敢に挑戦、難局乗り切る/日本農業機械工業会が賀詞交歓会  
     
  日本農業機械工業会(阿部修司会長)は12日、都内・霞が関ビルの東海大学校友会館で、平成22年新年賀詞交歓会を開き、2010年農機市場の飛躍を誓い合った。冒頭、あいさつに立った阿部会長は、「本年は、寅にあやかり、決断力と才知をもって、先を読んで勇猛果敢に挑戦し、この難局を乗り越えていきたい」と、農機業界の発展に強い意欲を示した。国内の農業情勢については、「食料の自給率向上や食の安全・安心確保への関心が高まる中、儲かる農業へとシフトしていくことが大きな課題」と述べ、農政に関しても期待感を示した。  
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  技術力で世界をリード/日本陸用内燃機関協会が賀詞交歓会  
     
  日本陸用内燃機関協会(林守也会長)は14日、東京都港区の明治記念館で平成22年の新年賀詞交歓会を開催し、エンジンを巡る様々な大きな地殻変動がみられる現状を踏まえ、将来の成長、着実な前進に向けて会員メンバーがさらにチャレンジしていくことを確認するとともに、「持続的な成長への回帰を確かなものにしていく」(林会長)ことを誓い合った。林会長は、環境問題がクローズアップされる今こそ技術力で世界のリーダーシップを確立できるチャンスと奮起を促した。  
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  森技術賞に牧野氏ら/22年度の農機学会賞  
     
  農機学会(澁澤栄会長)はこのほど、平成22年度の農業機械学会賞並びに功績賞の受賞者を決定した。今回、森技術賞に選ばれたのは、「収量モニタリング機能付きコンバインの開発」で、牧野英二氏(生研センター主任研究員)を代表者に、杉山隆夫(前生研センター部長)、日高靖之(同主任研究員)、澁谷幸憲(東北農研センター主任研究員)、栗原英治(生研センター研究員)の各氏とヤンマー、静岡製機の2社。技術奨励賞は「追従型野菜運搬車の開発」で青木循氏(生研センター研究員)が選ばれた。  
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  食品業界の発展に寄与/日本製パン製菓機械工業会が賀詞交歓会  
     
  日本製パン製菓機械工業会(田中利幸理事長)は12日午後、東京都千代田区のKKRホテル東京に約390人を集めて、「平成22年賀詞交歓会」と「新春講演会」を開催した。賀詞交歓会の冒頭挨拶に立った田中理事長は、「今年はこれまで以上にユーザー業界の方々と交流を行い、新商品の開発などを推進していかなければならない。安心安全、エコ、省エネ、アジアへの進出といったことをテーマに対応を行い、今年も食品業界の発展のために寄与していきたい」などと力強く話した。  
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  芝生管理に最適な汎用トラクタを4月に発売/IHIシバウラ  
     
  IHIシバウラは、従来の汎用トラクタ「US501S」、「US601S」の後継機種として、4月から「EG53S」、「EG56S」を発売すると発表した。今回の新製品は、デザインを一新、排ガス対応エコディーゼルエンジンを搭載し、余裕の馬力で幅広い作業に対応できる。主な特徴は、1.前輪、後輪はターフタイヤ仕様、2.スイングドローバとサブコン(2連)を標準装備、3.国内2次排ガス規制対応エンジン搭載、4.旧モデル「US501・US601」に対して、「EG53S」は3馬力アップ、「EG65S」は5馬力アップ―などがある。  
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  粉砕能力を1.5倍に/大橋が自走式樹木粉砕機グリーンシャークに新型  
     
  大橋は、最大処理径が竹粉砕時に200mm、木材粉砕時に150mmの自走式樹木粉砕機グリーンシャークGS400D(31馬力)を2月から発売する。竹や木材を5mmから15mmの範囲で粉砕できる。スクリーンを交換すると1mm単位で破砕サイズを調節できるため、廃材処理を有用な原料製造に転換することにも役立つ。粉砕部を従来の円盤型からドラム型に替えて、粉砕効率は同馬力で1.5倍に向上させた(同社比)。  
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  10月に群馬県高崎市で森林・林業・環境機械展示実演会  
     
  最新の林業機械が一堂に会するイベントとして定着している「森林・林業・環境機械展示実演会」は今年、10月3、4の両日、群馬県高崎市で開かれることが決まった。第34回全国育樹祭の記念行事として行われるもので林業機械化協会(伴次雄会長)と群馬県による主催。関東・首都圏での開催は、平成8年の栃木県以来、14年ぶりとなる。主催者である林業機械化協会と群馬県は今後、高崎市内での会場や展示内容について検討を重ねて詳細を詰めていく。  
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   高い品質で浸透/新宮商行がクラナブ製品を推進  
     
  新宮商行機械部は昨年、長崎県で開かれた森林・林業・環境機械展示実演会の同社ブースに、スウェーデン・クラナブ社のグラップルクレーンを出展した。クラナブ社からはフレドリック・ジョンソン社長、ミカエル・オルソンマーケティング部長が来日、会場を視察しつつ、日本市場における普及拡大に期待を寄せた。クラナブクレーンの特徴や今後の開発方針をオルソン部長に聞いた。  
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  先進の機械導入/21年度補正予算で・林野庁  
     
  林野庁は、平成21年度第2次林野関係補正予算に盛り込まれた「先進林業機械導入・オペレーター養成促進緊急対策事業」をスタートさせる。予算の成立を受けて事業実施主体選定の公募などを開始する。事業は、1.先進林業機械の導入・改良等、2.路網作設オペレータの養成等、3.路網作設の実習施工―の3つが柱。「先進林業機械の導入・改良等」については、トップランナーの林業事業体を中心として林業機械メーカー、販売会社、研究機関とが連携・協力、海外の先進的な林業機械や国の事業で開発された各種機械類を導入し機械と作業システムの実証を進める。  
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  韓国で1月27〜29の3日間、ゴルフ場管理機器展  
     
  韓国芝草研究機構(KTRI)主催による韓国ゴルフ産業博覧会(KGIS2010)が1月27〜29の3日間、国際セミナーと併せて韓国KINTEXで開かれる。同博覧会は、ゴルフ場管理に関わる芝刈機、草刈機をはじめとして更新用機械、播種機、防除機、目土散布機、バンカーレーキ、スプレーヤ、清掃機などの各種機器からスプリンクラーなどの器具や経営管理向けのマネジメント商品までを一堂に揃え、展示。最新のゴルフ場向け製品情報を発信していく。  
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  新農政で田植機・育苗関連機器の需要拡大に期待  
     
  昨年の政権交代で、農政が大きく転換し、稲作に関しては、今年から米の戸別所得補償制度モデル対策が実施される。従来の担い手集中施策から一転し、小規模兼業農家にも幅広く助成が行き渡る制度で、最近の買い控え傾向に刺激を与えるものとして期待する向きも多い。二毛作の推進と併せて水田農業が活性化することで、米づくりへの意欲も喚起されそうだ。2010年商戦に突入した田植機・育苗関連機器周辺の話題をひろった。  
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  市場変化に対応し実需掴む大分県農機流通  
     
  大分県の農機市場は07年に底打ちし、08年、09年と2年連続して増加に転じた。09年の売上げ増の要因はリース事業だ。自己資金で農機を購入するユーザーの需要は微減と見込まれる。九州のなかで大分県は、経営規模や農業従事者の年齢構成、農業産出額など農業条件は恵まれていないにもかかわらず、農機市場としての安定感を高めている。変化が早いから発生する農機需要がある。変化に対応した農機流通業の取り組みも成果を収めた。新年度はリース事業の減少を、整備事業で補う取り組みが各企業に共通する。  
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  22年度農林予算をみる  
     
  22年度の農林水産予算が決まった。重点事項としては、1.戸別所得補償制度のモデル対策、2.食料供給力の向上対策、3.農山漁村の活性化対策、4.食の安全の確保対策、5.農山漁村の6次産業化対策―などがあげられている。食料供給力の向上対策では、1.スーパーL資金等の金利負担軽減措置(112億円の内数)、2.農業信用補完強化事業交付金(11億円)、3.農畜産業機械等リース支援事業(27億円)、4.野菜価格安定対策事業(91億円)、5.国産チーズ供給拡大・高付加価値化対策事業(29億円)、6.農の雇用事業(21億円)―などがある。主な事業の概要をみた。  
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  寅年に翔ける・トップの一言/日農工賀詞交歓会から  
     
  新年恒例の日農工賀詞交歓会が先週12日に都内で開かれ、農機業界も本格的に始動した。予断を許さぬ経済状況下にあるが、新たな1年に向けての決意を込めて、発展・成長へ歩みを進めていくことを確認した。ここでは寅年に賭けるトップの思いとともに清新な思いで迎えた新年への意気込み、抱負など、日農工の賀詞交歓会に集った各氏の一言を集めた。  
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  企業紹介/“霧”の新用途を開発する「霧のいけうち」  
     
  “霧のいけうち”で知られるスプレーノズル専門メーカーのいけうちは、大阪市水道局が展開するヒートアイランド対策用屋外冷房装置にも採用されている、濡れない霧で冷房する「涼霧(りょうむ)システム」をはじめ、省エネ対策加湿器「AKIMist(アキミスト)E」など霧を素材にした優れた製品を市場に提供し、注目を集めている。様々な産業分野に活動の場を広げ、新たな“霧”の用途開発に傾注する。  
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