農経しんぽう
農業並びに農業機械・施設・資材に関する行政から
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  農経しんぽう  
  平成22年3月22日発行 第2839号  
     
   
     
   
  家族経営が7割担う/32年の農業構造展望・企画部会で示す  
     
  農林水産省は19日、農林水産省講堂で、食料・農業・農村政策審議会企画部会(22回)を開き、基本計画とりまとめに向けた詰めの議論を行うとともに、事務局から、基本計画に付随する農業構造の展望、経営展望、農地の見通しなどが示された。農業構造の展望では、平成32年の農地面積461万haについて、7割を家族農業経営が担い、うち主業農家が増加し4割を占める。経営展望では、自給率向上作物の強化、6次産業化による所得の増大、意欲ある多様な経営の推進に対応した個別モデルを示した。基本計画は25日の企画部会でとりまとめを行い、29日にも答申が行われる見通し。  
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  農作業安全などで意見/農業資材審議会農業機械化分科会  
     
  農林水産省は17日、省内で第9回農業資材審議会農業機械化分科会を開催し、平成22年度における農機型式検査の対象機種、方法基準の一部変更を諮問、諮問案通りでよいとの答申を得た。また、会議では、農業機械化対策の推進状況について、農林水産省から説明があり、委員が意見を述べた。委員からは、機械開発には最初に原価を決めておく必要がある、農政の展開方向と機械開発の整理が必要、農作業安全はボランティア活動でなく予算付けが必要、農作業安全の試験・研究のレベルを上げてほしい、レンタル事業も大切―などの意見が出た。  
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  農地の炭素貯留機能に注目/農林水産省が国際シンポジウム  
     
  農林水産省は12日、都内の三田共用会議所で、「環境保全型農業と地球温暖化に関する国際シンポジウム〜地域、日本そして地球を守る環境保全型農業」を開いた。ここでは、農地土壌の炭素貯留機能が注目され、その効果を発揮するために不耕起栽培が世界的に拡大していることなどが報告された。第1部で地球温暖化に対応する国内外の取り組みに関して基調講演を行ったラマ・チャンドラ・レディ氏(世界銀行上級カーボンファイナンス専門家)は世界の不耕起栽培面積は約1億haあり、アメリカ2530万ha、ブラジル2360万ha、などと報告した。  
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  全自動接ぎ木ロボットを開発/井関農機  
     
  井関農機は11日、5月8日から全自動接ぎ木ロボット「GRF800-U」と、半自動接ぎ木ロボット「GR803-U」を発売すると発表した。同社は平成5年に発売した半自動接ぎ木ロボット「GR800-B」(愛称は「つぎ苗小町」)で国内シェア80%を占めている。今回の新製品はその後継機。全自動接ぎ木ロボットは「1人当たり作業能率を3倍に高めた」としている。ペットネームは「GRAFTING ROBO(グラフティングロボ)」。次世代型農業機械等緊急開発事業により、生研センターと井関農機が共同で開発し、新農機の実用化促進事業を経て商品化した。  
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  新興和産業がマルチパワーカッター「MPC80」発売  
     
  新興和産業はかねてより、樹木・枝葉・刈り草・廃材など各種破砕機の開発を進めているが、このほど小型高性能タイプの樹木裁断機“マルチパワーカッター”「MPC80」(搭載エンジン7.2馬力)を完成、1月より本格的な発売を開始した。同機は、同社独自のスパイラル刃による裁断方式を採用。小型・コンパクトタイプながら、直径80mm前後の樹木を極めて効率よく破砕する。また、ワラ・刈り草など柔らかな素材から、竹・廃材など硬い材まで、均一のチップ状に処理する。  
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  家庭用耕うん機の新型「くわ太郎」発売/日工タナカエンジニアリング  
     
  日工タナカエンジニアリングはこのほど、家庭用耕うん機の新型“くわ太郎”「TUH31E」を完成、本格的な発売を開始した。同機は、30.7ccの2サイクルエンジンを搭載。小型・軽量(乾燥重量13.5kg)ながら、力強い耕うん作業を行う。耕うん幅235mm、耕うん深さ60〜100mm作業が可能。車輪一体型ガイドバーを採用しているため、耕うん作業が極めてスムーズに行える。また、スタートコントロールレバーの採用により、エンジンスタートが楽にできる。  
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  ハンドル荷重半減のウイングモアー「WM626」新発売/オーレック  
     
  オーレックは、あぜの上面と側面の草を同時に刈る自走2面あぜ草刈機ウイングモアーシリーズにWM626(6.1馬力、刈幅600mm)を追加し3月から発売を開始した。機体の前後バランスを改良し、ハンドル荷重は同社従来機と比べて2分の1以下になった。作業者の負担が大幅に低減し、年配の方から女性まで楽に使える畦草刈機だ。また後進機能を備え、車両への乗せ降ろし、狭い畦道での後進移動など作業が効率的に行える。  
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  簡易クレーン「つんだろー」SC-32DX2/ウインブルヤマグチが発売  
     
  ウインブルヤマグチは、軽トラックや運搬車用の簡易クレーン「つんだろー」SC-32DX2(最大有効揚程1710mm、最大吊上げ荷重30kg)を3月から発売開始した。タマネギ産地などコンテナの積み下ろし作業が多く重労働な一方で、圃場条件からフォークリフトが使えない生産者向けに開発した。コンテナや籾袋、ロールベールなどを車両に積み込む作業をサポートする。センターポールの高さ変更に新方式スプリングを使用して、従来より軽く、安全に上下できるように改善している。  
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  一貫作業ができるニンジン供給洗浄装置/佐藤農機鋳造が開発  
     
  佐藤農機鋳造・農機事業所は、ニンジン重量選別機にセットして洗浄から選別まで効率的に連続一貫作業が行える「ニンジン供給洗浄装置」として、ニンジン水槽コンベヤー「WEC-600」とニンジン連続自動洗浄機「CSW-2330H」(特許出願中)の2機種を開発した。近く発売する。全自動選別機に両機を接続し、「水槽コンベヤー」から「ニンジン自動洗浄機」、「オートホッパー」、「全自動選別機」へと一貫作業体系にすれば、水槽コンベヤーにニンジンを供給するだけで洗浄から選別まで自動的に連続作業が行え、大幅に省力化できる。  
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  ダンボール箱を楽に組み立て/岡山農栄社のカートン供給機  
     
  岡山農栄社が昨年秋に開発、発売した、野菜の箱詰め作業が楽になる、段ボールの組み立て補助機「カートン供給機」が好評だ。市販されている簡易型の段ボール箱自動テープ張り機(製封函機)に接続すれば、全自動封函機と同様の作業が可能になり、底をテープでとめた段ボール箱が自動的に作製できる。AC100V電源を使い、台座にセットした50〜75枚の段ボールを1枚ずつ吸引しながら箱に組み立て、接続したテープ張り機に送りだす。  
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  クボタの新キャラクター誕生  
     
  クボタ農業機械の新しいキャラクターとしてこのほど、「元氣村の仲間たち」が誕生した。農業機械と農家の家族をマペット人形に仕立てたもので、3月より農機の製品CMなどの広告宣伝や、販促キャンペーン活動に登場する。「お客様だけでなく、一般の方々や子供たちなど幅広い層に末永く愛され親しまれるキャラクターとして活用し、クボタブランドの向上を目指す」という。物語は架空の「元氣村」が舞台。トラクタの「オレンジ」、田植機の「ウエール」、コンバインの「カール」が村の人々と協力しながら農業を元気にしていくストーリーだ。  
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  「ピカ選」でさらなる飛躍目指す/サタケ・増川調製機事業本部長が会見  
     
  サタケの増川和義常務執行役員・調製機事業本部長は12日、同社東京本社に報道関係者を招き、平成21年度の調製機事業概況を説明するとともに22年度の事業基本方針を明らかにした。それによると、同社の21年度(22年2月期)の事業売上げは、緊急リース支援事業による大型遠赤乾燥機、色選等の導入や新型光選別機「ピカ選」が約500台の実績となるなど順調に推移し前年比103%の見込み。22年度はさらに前年を上回る105%の計画を掲げ、1.ピカ選の積極的な販売活動、2.にこニコキャンペーン(山本製作所との共同キャンペーン)、3.乾燥機2年間無償点検の継続実施―などの施策を通じて事業拡大に取り組んでいく。  
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  西日本三菱農機が岡山でダイヤモンドフェア  
     
  三菱農機グループの春のダイヤモンドフェア第2弾となる、西日本三菱農機販売の西日本支社による「三菱ダイヤモンドフェア2010春のGOGOまつりイン岡山」が5日から3日間、岡山県和気郡の「和気ドーム特設会場」で開催された。今回は、「感謝」そして「エコ」をテーマに開催され、新型の三菱ハーフクローラトラクタGXK400、三菱コンバインVMA211、同215、同217をはじめ、三菱農機30周年記念限定モデル機の展示コーナーを設けた。また、会場入り口やステージ上には、話題のガスミニ耕うん機エコ・ラテシリーズEL20A、ELF20が展示され、注目を浴びた。  
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  ネーミング大賞でビジネス部門2位/筑水キャニコム  
     
  筑水キャニコムの乗用型クローラ運搬車「北国の春・・・ぉ/みなみの春・・・ぉ」が、日刊工業新聞の第20回読者が選ぶネーミング大賞ビジネス部門で第2位に選ばれた。ビジネス部門において4年連続で受賞した企業は初めて。北国の春・・・ぉ(BK60)、みなみの春・・・ぉ(BK61)は最大作業能力500kg。BK60の荷台は東北で求められるサイズ、BK61は椎茸原木サイズで九州地方向きだ。クローラで畝をまたぐ時や、段差乗り越えの時のショックを新開発のスウィング転輪機構「天城越え」により、なめらかな段差走行を実現した。  
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  「きらめきクボタの日」で勢い/新潟クボタ  
     
  新潟クボタは13、14の両日、各拠点及び傘下の販売店で一斉に「2010年春のきらめきクボタの日」を展開、昨年を上回る1万8000人余の顧客農家を動員し、約8億8000万円の契約を得た。平成元年からスタートし定期的に実施している催しで、顧客にとっても恒例のイベント。目玉商品や特別キャンペーンを楽しみに会場に足を運ぶ。上越地区の同社営業所、販売店を巡り、展示会のもようを取材した。  
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  宇宙での植物栽培研究に協力/ヤハタ  
     
  ヤハタとMRTは、大阪府立大学が5日と8〜11日に航空機を利用して富山湾上空で行った、無重力状態の宇宙空間を想定した植物の生育実験に、特別仕様の卓上型野菜工場装置「ベジスタ8(エイト)」と専用ラックを提供するなど設備面で提携協力し、技術力を大いにアピールした。実験は、同大学が宇宙航空研究開発機構との共同研究契約により実施したもので今回で4回目。未来の食料調達を見据え、植物が無重力のときどうなるのか調査研究するプロジェクトの一環で、宇宙での植物栽培装置につながることが期待されている。  
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  菅原文太氏の農園にホンダ耕うん機  
     
  映画「仁義なき戦い」や「トラック野郎」シリーズで観客を魅了した菅原文太氏が、昨年10月に興した農業生産法人「竜土おひさまの里農園」。9日、同農園にホンダのフロントロータリ型ミニ耕うん機「サ・ラ・ダFF500」が納品され、研修生とともに菅原氏自身が同機の操作感を味わった。ハウス内に響く軽やかなエンジン音に、意外と静かだねと感想をもらし、1畝分を往復した後は、研修生に「手元ばかりを見ないで、もっと目線を前に向けなきゃ真っ直ぐな畝はできないよ」と。また、マルチがけまでこなす機能を目の当たりに感心しきりだった。  
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  JA全農さいたまの青果ステーションにマツモト製ベストロボなど導入  
     
  JA全農さいたま園芸部は、かねてより全農埼玉県本部北部総合センター内に建設していた青果ステーションの完成に伴い、16日、関係者300名余りを招き竣工式を開催。併せて、同ステーションに導入したマツモト製のネギの根・葉切り皮剥ぎ機“ベストロボ”、長ネギ選別機“チョイサー”、ネギ自動結束機などネギ調製プラントを関係者に披露・実演会を催した。今回完成した青果ステーションは、包装加工、選別荷造り作業など生産者の作業の省力化と、多様化する農産物流通に対応した高度な機能を有する施設となっている。  
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  エコトラなど商戦に手応え/ホクトヤンマーが江別支店で展示会  
     
  ホクトヤンマーは、6、7の2日間、本社敷地内において、江別支店による展示会「春のふれあいフェア」を開催した。今回は、「エコトラEG-PROシリーズ」や「ジョンディアJD6030PMプレミアムシリーズ」といったトラクタをメーンに、「湛水土壌中施肥直播機 VP60RX、TRR10」など、充実したラインアップを展示。2日目の天候が悪くなったが、社員一同が動員に力を入れたことから、水田、畑作を中心に酪農・畜産農家まで幅広い農家が集まり、例年並み以上の来場者があり、春の商戦に手応えを感じる展示会となった。  
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  春の農機展示会が盛況/埼玉農機  
     
  埼玉農機は13、14の両日、同社・五霞支店(茨城県猿島郡)において、「春の農機展示会」を開催。両日とも好天に恵まれ、1000名近い参観者で賑わった。同社では、毎年、年3回展示会を五霞支店で開催。取引メーカーの新製品を始め、中古農機、肥料・資材、また、農産物販売など各コーナーを設け、盛りだくさんの催しとなっている。今回も「家族の皆様にも、日頃、取引のある埼玉農機を知ってもらう場としたい」(加藤社長)という意図に沿って、夫婦づれ、子どもづれの参観者が目立った。  
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  クワがわりに便利/ウワヰ産業の手すき農具がロングセラー  
     
  ウワヰ産業が製造・発売している、人力で畑を軽く耕すのに便利な農具が50年以上のロングセラーを続けている。地域によって「前引き」「手すき」「ゲンゴメ」など様々な名称で呼ばれ、クワがわりに使われて重宝されている。トラクタが鋤き残した畦際処理や、田んぼであぜ波シートを設置する際にも活躍。先端の刃を付属の刃と取り替えれば溝作りも手軽に行える。同農具は長さ約150cmの柄の先端に、直径約21cmの鋳物製の車輪と、クワの刃を内向きに折り曲げたような刃が付いており、ハンドルを握って手前に引いていくと地面を軽く耕せる  
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  農研機構が水田農業の新技術でシンポジウム  
     
  農研機構は15日、都内の江東区文化センターホールで、シンポジウム「水田農業の新たな展開と技術」を開き、今後、食料自給率向上に重要な水田輪作等に取り組むための新技術を検討した。講演は、1.転換点に立つ水田農業の実状と技術の役割(中央農研・梅本雅)、2.新たな水田農業の展開に資する技術の特徴(中央農研・寺島一男)の2氏。続いて、「生産者が語る新技術」として、1.寒冷地乾田直播栽培(盛川周祐)、2.耕起V溝直播栽培(福士武造)、3.耕うん同時畝立て栽培(澤田秀継)―など6氏が、自らが取り組んでいる技術を紹介した。  
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  園芸ロボットに関する検討会/日本ロボット工業会  
     
  日本ロボット工業会は15日、都内のメルパルク東京で園芸ロボットに関する検討会を開催した。これは、農林水産省の助成を受けて実施した事業成果の報告をしたもの。最初に「ロボット技術開発のトレンドと園芸ロボットの展開」について、千葉工業大学の平井成興氏が講演。続いて、「現状ハウス内における自動摘み取り作業のための園芸ロボット」(高知工科大学・岡宏一氏)、「農作業支援ロボットの実用化のための検証試験」(前川製作所・熊沢四郎氏)、「既存ロボット技術応用による園芸ロボットの開発」(富士重工業・青山元氏)の紹介が行われた。  
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  愛媛商組が創立50周年記念式典を開催  
     
  愛媛県農機具商業協同組合(冠眞夫理事長)は17日、松山市内の松山ワシントンプラザホテルに関係者48名を招き、創立50周年記念式典並びに祝賀パーティを開催した。式典では半世紀の歩みを振り返り、その足跡を確認し合うとともに、今後も一致団結、協力してこの難局を乗り切る決意を新たにした。米山尚志副理事長の司会進行で始まった記念式典では、冠理事長が「本組合は初代理事長・井関邦三郎氏のもと昭和35年11月1日に登記設立された由緒ある組合。愛媛県農業の振興に少なからず貢献できたのではと自負している」と50年の歩みを振り返った。  
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  芝地管理の新製品を紹介/IHIシバウラが松本で交流会開催  
     
  IHIシバウラは、10、11の2日間、松本市内にあるホテルブエナビスタと同社松本工場体育館において、「IHIシバウラ製品紹介&交流会」を開催、国内及び韓国からの代理店、関係者など約120人が参加した。初日は、同社のトラクタ・グリーン事業に関する取り組みが、西村社長と一宮有正取締役事業部長から報告があったほか、期待の新製品「歩行式グリーンモア G-EXE」と「乗用グリーンモア MG70G」を中心に各種製品の紹介が、2日目には実際にそれぞれの機械を目の前にして詳細な説明と一部実演が行われた。  
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  次世代林業システムを提言/森林再生事業化研究会  
     
  日本プロジェクト産業協議会(JAPIC=会長・三村明夫新日鉄製鐵会長)の森林再生事業化研究会(主査・米田雅子慶応大学教授)は15日、都内の東京會舘で「次世代林業サミット会議」を開催し、これまで検討を重ねてきた「次世代林業システム」の構想を発表するとともに、政府に対して政策として提言、赤松広隆農林水産大臣に提言書を手渡した。「次世代林業システム」は、林業復活・新産業創出による森林再生を目的とした林業改革の具体策。サミット会議には、同研究会に参画しているイワフジ工業、日立建機の両社が林業機械業界から出席し、同システムに向けた取り組み事例を発表した。  
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  21年度は7課題実施/木質エネルギー技術高度化事業で成果発表  
     
  平成21年度の林野庁補助事業である「木質資源利用ニュービジネス創出事業」のうち「木質エネルギー技術高度化事業」の成果発表会が11日、東京都千代田区大手町の大手町サンスカイルームで開かれた。21年度は、木質チップ、ペレット、薪などの燃焼機器、ストーブからバーナの開発といった7つの実施課題が選定され、全課題の開発概要をはじめ、成果が発表された。成果発表されたのは、「ハウス用蓄熱型薪焚き暖房装置の開発」(野崎商工)、「小型バイオマスボイラでの低コスト燃焼システムの構築」(ファーストカンパニー)など。  
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  機械化事例集を作成/林野庁研究・保全課技術開発推進室  
     
  林野庁研究・保全課技術開発推進室(渕上和之室長)は昨年に引き続き、平成21年度林業機械化推進シンポジウムの付属資料として林業機械化推進事例集を作成し、参加者に配布した。「低コスト作業システムの構築・普及に向けて」と題した事例集は、シンポジム開催に先立ち都道府県及び森林管理局から紹介のあった「林業機械化を推進するための様々な活動事例」を取り上げたもの。民有林または国有林において森林組合や素材生産業者が展開している活動事例を紹介している。  
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  モデル林で低コストシステム実証/林野庁・機械化シンポジウムから  
     
  林野庁は2月24日、農林水産省講堂で林業機械化推進シンポジウムを開催した。同庁が3年間継続実施してきた「低コスト作業システム構築事業」を総括したもので、路網と機械化作業システムの検討により、10立方m/人日の素材生産作業が可能などの成果を得ている。今週は、その中から、モデル林で行われた実証試験の結果などをみる。  
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  活躍する畦塗機・土づくり作業機  
     
  土づくりは、作物の高品質生産、高収量生産に欠かせない作業。近年、環境保全型農業の高まりに伴い、堆肥の投入が普及し、ブレンドキャスターが活躍している。また、食料自給率向上と水田利活用に向けた麦、大豆作振興のための排水対策、湿害対策にも各種の作業機が貢献している。また、最近では、土壌の炭素貯留機能が温室効果ガスの吸収源として注目されており、不耕起、省耕起栽培が見直されるなど、新たな局面も生まれている。畦塗機、土づくり作業機に関連する話題を拾った。  
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  地域を元気にする農業6次産業化  
     
  地域を元気にするには農家が元気になる必要がある。それには、農家の所得向上が必要―ということで、今策定が進められている新たな食料・農業・農村基本計画では、農業の6次産業化を打ち出し、戸別所得補償制度と合わせて魅力ある農業づくりを掲げている。付加価値を付けた農産加工品を扱う直売所なども増え、政策の後押しもあり、こうした動きが各地に広がっている。農産加工に役立つ資機材も増え、取り組みを支援している。  
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  追い風活かし需要変化に対応する山口県農機流通  
     
  山口県の農機総需要は約125億円、2007年以降は安定している。農家1戸当たり耕地面積は72a、高齢化率は全国2位など農業生産条件が不利だからこそ安定した農機需要が生まれている。各農機流通業は、それぞれの長所(営業・拠点体制、品揃え等)を活かして業績を納めてきた。農業者の世代交代が進み、今後も需要は変わり続ける。今年は微減傾向で発進。米戸別所得補償モデル事業は経営面積が小さいため、農機販売へのプラス効果は少ないとの見方が多い。様々な追い風を作り出し、農機販売に活かそうと意欲的な活動もみられる。  
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  効率化著しい欧州播種機/アグリテクノ矢崎・高山氏レポート  
     
  第63次農経しんぽう欧州農機事情視察団に参加させていただきました。メーン目的地である国際農機展FIMAの視察では、私は種を播くことにこだわったメーカーに勤めていますので、もちろん目当ては播種機です。FIMAで欧州の播種機を見ているうちに、いくつか判明したことがありました。1.作業スピードの向上、2.1回の作業幅を広げる技術の追求、3.高速作業に対応する播種精度の向上、4.作業調整の簡略化。この4点から分かることは、欧州では、一農家が数百ha以上ある圃場を、限られた時間内に効率よく正確に作業する、ということに尽きると思います。  
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