農経しんぽう
農業並びに農業機械・施設・資材に関する行政から
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  農経しんぽう  
  平成25年4月15日発行 第2984号  
     
   
     
   
  農業新技術2013に小型汎用コンバインとキャベツ収穫機  
     
  農林水産省農林水産技術会議事務局はこのほど、農業関係の試験研究機関による農業技術に関する近年の研究成果の中から、早急に普及すべき農業技術である「農業新技術2013」を決定し、選定された5技術のうち、小型汎用コンバイン、加工・業務用キャベツ収穫機の2技術が選定された。小型汎用コンバインは、中山間地域や小区画圃場などにおいて、稲、麦、大豆等の輪作体系の省力化に貢献する。業務用キャベツ収穫機は、大規模経営や産地化を推進する。今回の選定は、農業生産における経営改善に農業機械技術の重要性が高まっていることを表すもので、現場への加速的普及が期待される。  
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  特定特殊自動車の排ガス規制強化で意見募集/環境省  
     
  環境省は、「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律施行規則等の一部を改正する案」に対する意見の募集(パブリックコメント)を行っている。ディーゼル特殊自動車の排出ガスの規制強化案は、1.窒素酸化物(NOx)の規制値強化、2.ブローバイ・ガス対策の義務付け、3.国連欧州経済委員会自動車基準調和世界フォーラムで作成された世界統一基準NRMM gtrを導入、4.粒子状物質の測定方法を黒煙汚染度測定から光吸収係数測定に変更―の4点。  
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  年間366件で32件減/平成23年の農作業死亡事故  
     
  農林水産省は5日、平成23年に発生した農作業死亡事故の概要をまとめた。厚生労働省の「人口動態調査」に係る死亡小票から都道府県職員が行った調査の結果をとりまとめたもの。それによると、平成23年の農作業死亡事故件数は366件で前年に比べて32件減少した。内訳は、農業機械作業に係る事故が247件で全体の68%を占め最も多く、施設作業に係る事故は20件(構成割合6%)、農業機械・施設以外の作業に係る事故は99件(同27%)だった。それぞれの割合は、例年と同じ傾向となっている。  
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  玄米低温貯蔵庫“さいこ”と保冷庫“菜庫”の新シリーズ/静岡製機  
     
  静岡製機はこのほど、玄米低温貯蔵庫“さいこ”GXシリーズの新型「GEシリーズ」5型式(7〜32袋)と、多機能タイプ保冷庫“菜庫”GBシリーズの新型「GB-Hシリーズ」4型式(14〜32袋)を開発、GEシリーズは5月より、GB-Hシリーズは7月より本格的な発売を開始することを明らかにした。新シリーズは、いずれの型式もデザインを一新。新たに温度調整パネルに節電モードを追加するなど冷却ユニットのさらなる節電機能に加え、業界最長クラスの製品5年保証を採用。性能・機能を向上しながら、価格は据え置きとなっている。  
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  小米取機を新発売/マルマス機械  
     
  マルマス機械はこのほど、小米取機「CG-400型」を新発売した。米を自家ルートで販売する農家が増え、農家が小型の精米プラントを設置する例が多くなってきていることに対応するとともに、高精度作業によって米の品質向上につながり、有利販売に結びつく。好評の小米取機「V-2」と併せバリエーションを強化した。特徴は、1.選別網の脱着が簡単にできる、2.選別網をブラシロールがお米を研磨しながら送米するので白米に付着する微量な米糠も小米、未熟米とともに選別する、3.風を使用しない選別方式なので、精白米が乾燥したり白米にひび割れが生じない―など。  
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  新型のゴボウハーベスタ/ササキコーポレーションが新発売  
     
  ササキコーポレーションは4月から、牽引抵抗が少なく、幅広い土質・圃場条件に対応する「ゴボウハーベスタPH1200」を新発売した。適応トラクタ馬力は50から90PS。掘り上げ部は独自のスリムなウイング形状で、新バイブ方式により牽引抵抗を小さくするとともに、低振動(同社従来機比)を実現、作業を一層快適なものにしている。また、作業位置については、油圧スライドに加え、新たにマストの組み替えでも調整でき、丘引き、溝引き作業にも対応。さまざまな栽培様式(畝間、条間)、作業体系に応じて作業できるものとなっている。  
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  業務用の精米機2機種と小米選別機/タイワ精機が発表  
     
  タイワ精機はこのほど、2013年新製品として業務用精米機2機種と業務用小米選別機1機種を発表した。精米機は、6月発売の無残米10馬力精米機「COMEC NEO(コメック・ネオ)」と8月発売の業務用20馬力精米機「ASAKAZE(あさかぜ)」。10馬力タイプは、高速精米ができ機内残留米ゼロ、1ぶづきから無洗米まで26段階の精白度設定が可能。20馬力タイプは毎時1.2tの精米能力で、糠切れがよく安定した精米品質に仕上げる。また7月発売の業務用小米選別機「コピック」は2段網の採用で糠玉・整粒・砕粒の3種選別が行える。  
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  リフト・ダンプで兼用の中型運搬車発売/ウインブルヤマグチ  
     
  ウインブルヤマグチは、歩行乗車兼用の中型運搬車AX65L(6.3馬力・最大積載量650kg)を発売している。みかんコンテナは8個、りんごコンテナは6個を平積みできる荷台は、2tトラックの荷台と同じ高さまでリフトし、コンテナの移動が楽に行える。荷台のリフト、ダンプは油圧式。荷台側に油圧リモートレバーを装備し、荷台上からもリフト操作が行える。差し枠式荷箱はサイズ変更ができ、底板に丈夫な縞鋼板を採用し、コンテナのスライド移動が楽に行える。  
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  縦型の大根水圧洗浄機を発売/高橋水機  
     
  高橋水機はこのほど、動噴を採用した縦型の大根水圧洗機「DR20BS」(3本ブラシ)と「DR20BW」(6本ブラシ)の2型式を開発、本格的な発売を開始した。いずれの型式も動噴(オプション)を採用、高圧噴射の縦流し方式により、ダイコンのシッポの部分までキレイに洗浄する。樹脂製の大型特殊ブラシにより、落ちにくい土質が付着したダイコンでも、スピーディー(BW型は1時間当たり約2200本、BS型は同約1800本)に洗浄する。また、処理速度は防水スイッチ付きインバータ制御のため、洗浄条件によって自在に調整できる。さらに、開閉式のため、メンテナンスが楽に行える(ブラシはワンタッチ交換)。  
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  非破壊糖度計N-1にリンゴの蜜が測定できるオプション/メカトロニクス  
     
  メカトロニクスは、3月から同社N-1非破壊糖度計のオプションとして「リンゴの蜜測定・3段階表示機能」の提供を開始した。糖度を表示した後に、蜜の有無を3段階で表示する。液晶表示の「HI」は高い確率で蜜が入っていること、「LO」は蜜が入っている可能性があること、「---」は蜜が入っていないことを示す。蜜の有無を正確に判別するには、複数個所を測定して総合的判断になる。  
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  縦型大根水圧洗浄機の新型発売/ニシザワ  
     
  ニシザワはこのほど、大根を縦方向で洗える縦型大根水圧洗浄機の新型「N-LP2000」シリーズを発売した。縦洗い式のため横洗いで生じる大根づまりの心配がなく、大径の特殊ブラシと専用噴射ノズルで大根の先端から葉先まで美しく洗浄できる。処理能力は1時間当たり2000〜2500本。新製品は従来機より軽量コンパクトにするなど中規模経営層のニーズに応えて新たに開発したもの。電源は単相100Vを使用し、洗浄速度はインバーター制御で洗浄状態を確認しながら簡単に調整できる。  
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  「草取り楽だ」発売/清水製作所  
     
  清水製作所は、手を汚さず片手で楽に草が取れるガーデニング向けアイデア除草具「草取り楽だ」を発売した。3本爪で草の根を起こし、上刃でつかんで確実に抜き取れるのが特徴。株が大きな草も3本爪を土に差し込んでからテコで起こして抜ける。特許出願中。横にしてトングでつかむようにして草を取ることもできる。指でつかみ取る感覚で草が取れ、わずかな力でもはさめるため女性や高齢者でも楽に使える。毛虫や芋虫、ナメクジなどの害虫をつかんで捨てることもできる。  
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  電動工具「マルチエボ」にコード式ボディ発売/ブラック・アンド・デッカー事業部  
     
  米国ブラック・アンド・デッカー社製品の国内販売を推進するブラック・アンド・デッカー事業部は、ヘッド部分を取り換えることによって様々な作業を1台でこなせる電動工具「マルチエボ」シリーズにコード式ボディEAC800とコード式インパクトEAI800の2種類を追加、4月中旬から新発売する。今回のコード式ボディは、AC電源タイプで電池切れの心配がなく、長時間様々な作業を連続して行えるもの。また、コード式インパクトは、コード式ボディとパワフルなネジ締め作業が可能なインパクトドライバーがセットになったもので、ウッドデッキなどの大型の木工作業に最適。  
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  玄米保冷庫FMRシリーズ発売/アルインコ  
     
  アルインコは6月から玄米保冷庫「FMRシリーズ」を発売する。14袋用で10%(同社比)の省エネを実現した。操作パネルのサイズは縦110×横205mmと従来比2倍に大きく見やすくなった。扉を開けると自動点灯する庫内灯を標準装備。全機種が野菜モード切替機能を搭載している。周囲温度が設定より低く、製品が2時間以上運転をしなかった場合にエコモード運転を行う。  
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  クボタの米国・中型トラクタ生産工場で8日にオープニングセレモニー  
     
  クボタがグローバル戦略の一環として米国に新設した中型トラクタ生産工場が、今年1月に量産を開始し本格稼働している。4月8日にはジョージア州知事や社内外の関係者を招待して、オープニングセレモニーを開催した。トラクタ生産工場の所在地は米国ジョージア州ジェファーソン、既存のKubota Industrial Equipment Corporation(以下:KIE)の敷地内に設立した。KIEの敷地面積は35.6万平方m、トラクタ工場の建屋面積は4.3万平方m。生産品目は北米向け中型トラクタ(30〜50馬力クラス)、生産能力は年間2万2000台。  
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  「ヤンマー遊悠ファームとよの」本格オープン  
     
  ヤンマーは、都市近郊の住人が、里山での農業体験を満喫できる直営の会員制農業体験施設「ヤンマー遊悠ファームとよの」をこのたび、大阪府豊能町に本格オープンする。昨年のオープン初年度は、自然あふれる豊能町の魅力や豊かな里山の環境を知ってもらうため、体験イベントとして、お米や野菜の植え付け・収穫体験や、地元の伝統野菜づくりなど地域の特色を活かしたさまざまなイベントを実施。今年度より、お米作り『田んぼでお米作り体験』と野菜作り『体験型農園』の2コースを準備し、会員制の農業体験施設として本格オープンする。  
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  和歌山県橋本市の畑ごんぼ復活を応援/井関農機とヰセキ関西・阪和支社  
     
  井関農機「夢ある農業応援プロジェクト推進部」とヰセキ関西・阪和支社は4日、幻のごぼう「畑(はた)ごんぼ」の復活に取り組む和歌山県橋本市西畑地区で、開墾した2枚の耕作放棄地に畑ごんぼの種をまいた。和歌山県が進めている、企業がCSR(社会貢献)の一環として農地や景観の保全、安全・安心な農産物づくりなどの協働活動をする「企業のふるさと」制度の趣旨に賛同し、畑ごんぼ復活による地域の活性化を応援する。  
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  ヤハタがモリテックス社と合併  
     
  農機部品の大手・ヤハタはこのほど、精密部品など双方の得意分野の売買で提携関係にあったモリテックス・プレシジョンと、4月1日付で合併したことを明らかにした。ヤハタが存続会社となりモリテックス社の業務を引き継ぐ。この結果、ヤハタには仙台営業所、横浜営業所、小田原営業所が新たに営業拠点として加わり、売上げも200億円を超える規模となる。  
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  管理機の拡販へ2回目の家庭菜園教室/みちのくクボタ  
     
  みちのくクボタは5〜6および12〜13日の4日間にわたり、前半は青森県八戸市、後半は青森市で、計8回の「家庭菜園教室初級編 野菜の作り方」を開催、非農家を主体とする約250人の参加者に、土づくりやトマト、キュウリ、ナスなどの栽培法を教授。また、実演・試用を通じて管理機の操作方法を伝えた。昨年に続く2回目の催しで、参加者の要望が強いことから、今年は機械の紹介、実演にも力を入れた。八戸総合卸センター会場では、電動式ミニ耕うん機TME10をはじめカセットガスタイプのTMC200など6機を会場に持ち込み、また、演台後方にはミニ圃場をしつらえて実演・試用に用いた。  
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  会津で春の陣活発/ヰセキ東北福島支社が展示会  
     
  ヰセキ東北福島支社は5、6の両日、会津若松市の会津アピオで、「ヰセキ東北2013春の陣 インあいづ」を開催、1000人を超える来場者に新製品やヰセキグループが推進する37株疎植栽培などに関する技術情報を提供した。同支社では3月から営業所単位の展示会を展開しており、昨年に引き続く会津地区の同展は、春需本番前の最大規模のイベントになる。施設屋内の会場では、歌謡ショーやお楽しみ抽選会が行われたほか、農作業安全、水田除草剤の上手な使い方などに関する技術説明が進められ、とくに前日は会場があふれるほど数多くの農家が来場、盛況を呈した。  
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  TPP参加交渉からの即時脱退を求める大学教員の会が発足  
     
  「TPP参加交渉からの即時脱退を求める大学教員の会」が発足し9日、安倍首相に要望書を提出した。10日には、東京・永田町の参議院議員会館で、各界関係者との意見交換会および記者会見を行った。要望書への賛同者は同会の呼びかけ人17人を合わせ839人で、さらに増えている。  
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  森林施業プランナーに393名が認定  
     
  森林・林業再生に向けた動きを加速させるうえで必要となってくる高度な知識、技術を備えた人材育成への取り組みが本格化する中、施業の実施に関する合意形成を図っていく役割を担う「森林施業プランナー」として43都道府県から393名が認定された。平成24年1月に森林施業プランナーの社会的・経済的地位の向上を目指し設立された森林施業プランナー協会(佐藤重芳理事長・東京都千代田区)はこのほど、今回1回目となる「認定森林施業プランナー」の選考、評価の結果を公表したもの。この4月から、高い能力を有する森林管理の担い手として活動を展開し、林業活性化をリードする活躍に期待が集まっている。  
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  先進林業機械の可能性/シンポジウムで検討  
     
  新たな概念として日本に導入された先進林業機械。平成21年度の補正予算で本格対応されたこの機械は、平成24年度で事業としては一段落したが、播かれた種は林業現場にしっかりと根を張りつつある。「林業機械による日本林業のブレークスルー3」と銘打った平成24年度の林業機械化推進シンポジウムで取り上げたテーマが先進林業機械による新たな作業システム構築の可能性と課題だった。先進林業機械にスポットを当てた。  
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  ラビット営業部を新設/マキタ  
     
  マキタは、4月1日付でマキタ沼津を吸収合併したことに伴い、機構改革を行った。合併に伴う「ラビット製品」への保証・アフターサービス・修理業務は、ラビット営業部(岩倉篤伸部長)を新設し、マキタが従来通りの業務を引き継ぐ。  
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  新色の製品第1弾の温水高圧洗浄機/ケルヒャー発売  
     
  ケルヒャージャパンは先に開催した事業戦略説明会で、業務用製品のカラーをアンスラサイト(グレー)に変更・統一すると発表し、同時に同色の新型業務用温水高圧洗浄機「HDS8/15C」を今月8日から発売することを明らかにした。同機は、同社のメーン商材である温水高圧洗浄機のコンパクトクラスに位置づけられるもので、基本操作はワンダイヤルで簡単にでき、操作・補給口は前面に集中。燃料、洗剤などの残量警告、電源の正逆転などの異常はランプ表示し作業性の向上を図った。これまで上位機種にあったエコモードをこのクラスでは初めて搭載し、低燃費、低CO2排出の“エコ洗浄”を可能とした。  
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  機能を高めた機種前面にトラクタ作業機を拡販へ  
     
  日農工の作業機部会(鈴木康夫部会長)がまとめた平成24年度の作業機実績によると、生産・出荷ともに前年を上回り、出荷は2桁の増加となった。本機であるトラクタはこの数年、各社からより操作性が高く、ハーフクローラのように踏圧が少なく牽引力の大きな機種が投入されてきた。これに併せて作業機も機能を高めており、自動化やトラクタからのリモコン操作化などが進んで来た。ユーザーニーズに応えるこうした機能を前面に、今年の商戦をリードしたい。  
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  業務用の開発を進め、野菜・畑作関連機器の市場拡大  
     
  野菜・畑作などの機械化が新たなステージを迎えている。今では水田の利活用が広く行われるようになり、転換畑としての利用、農業振興が図られるようになった。また野菜では、一般消費向けの生鮮品の比率が低下し、加工・業務用が増加した。このため機械も、これまでの小型主体から効率重視の高性能機械へと比重が移行しつつある。加えて、圃場機械のみならず、選別や調製、包装などポストハーベスト分野にまで生産農家が関係するようになり、この分野の機械化も急進展している。  
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  果樹の高品質生産を機械化で支援  
     
  政府が進める「攻めの農林水産業」政策において、果樹は重要な位置を占める。そのなかで最も注目されているのは輸出振興。日本の高品質な果実はアジアの富裕層向けなどに高値で取引されており、「日本人にしかできない」ともいわれるきめ細かな栽培技術で、高い評価を得ている。一方、国内では生鮮果実の消費が減少する半面、加工品の需要が若い世代を中心に伸びており、生産技術の向上と併せ、加工技術の高度化が求められている。高品質生産を機械化で支援したい。  
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  お米を食べて農家支援を/倉敷河上農機・本藤会長が提言  
     
  総務省の家計支出調査でパンの消費額が米のそれを抜いたという報道があった。このニュースは、業界や農業関係者の間であまり問題とされず、話題程度にしか扱われなかったと記憶するが、実は極めて由々しき問題である。もう少しこの現象を深刻に捉えて、なんらかの対応―例えばコメ消費拡大の声を再度上げるなど、業界として動きがあってもよかったのではないかと思う。過剰米が増大した昭和62年頃であったか、業界関係者全員で、お米を食べて稲作農家を支援しよう、という呼び掛けが行われたことがある。あの頃を想起し、もう一度、お米を食べよう、食べて日本農業を守ろう!と、業界あげて声を大にすべきだ。  
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  L刃装着のロータリ/太陽・橋本氏の欧州農機視察レポート  
     
  この度、第66次農経しんぽう欧州農機事情視察団に参加させて戴きました。イタリアでは、野菜、果物、肉、パン・クッキー、ジャム、ワイン等の生産・加工・販売やレストラン・ホテルを併せ持った一連の経営を行い、子供たちにも農業に興味を持たせる工夫のされた、人工的ではなく自然を感じるテーマパークの様な農場の成功例に触れることができた。ここでL刃の付いたロータリーを装着したトラクタを見掛け、次に行った農機販売店にも数台のL刃を装着したロータリーが展示されていた。欧米では、ロータリー耕うんは殆ど無いと思っていたが、意外と大規模農場以外の農家には、需要があるのではないかと思い、ニッチな市場開拓の可能性に気付かされた。  
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