農経しんぽう
農業並びに農業機械・施設・資材に関する行政から
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  農経しんぽう  
  平成25年11月25日発行 第3013号  
     
   
     
   
  実態即し見直す/農機整備施設の設置基準改正  
     
  農業機械整備施設設置基準が9月4日付をもって一部改正された。今回の改正では、技術の進展や整備現場の実情などを踏まえて、不要の機械設備は削除され、機能を適切な規模とし、新たに必要となる機械設備が加えられた。主な改正点は、〈機械設備等〉1.エンジン関係=シリンダー・ゲージ及びライナー抜取工具を削除、2.シャシ関係=ガレージ・ジャッキの規格を5t級から3t級以上に変更、3.電気関係=充電器の摘要について「クイック・チャージャーが望ましい」から「急速充電と普通充電の切換えがある充電器が望ましい」に変更―など。  
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  DPF搭載用オイルを発売/ヤンマー産業  
     
  ヤンマー産業は11月より、排ガス浄化装置DPFを搭載したディーゼルエンジン用の純正オイルとして「クリーンロイヤルオイル」と省エネハイグレードタイプの「エコロイヤル5オイル」を新発売し、使用に間違いのないよう呼び掛けている。排ガス基準の規制強化で、PM(粒子状物質)を除去するDPF(ディーゼル・パティキュレート、フィルタ)という浄化装着が搭載されているが、このDPFは、DH-2オイルを使う必要がある。それ以外のオイルを使用すると、フィルタが目詰まりを起こし、エンジントラブルの原因となる。そのため「DPF搭載ディーゼルエンジン用純正オイル」を発売、正しい使い方を呼び掛けているもの。  
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  新マックスハローを発売/ササキコーポレーション  
     
  ササキコーポレーションは11月から、仕上がりの良さをさらに進化させ、耐久性をよりアップした高速代かき機「NEWマックスハロー」を発売した。すでに稲株・ワラのすき込み性、整地性能で高い評価を得ているマックスシリーズ。今回新発売したMAX-3/8/1Hシリーズは、一体可変式ロングレーキをさらに5.7cmロング化したウルトラロングレーキへと進めることで、すき込み深さを最大1.5cm深くし、すき込み性能を向上、代かき作業の高精度化、高能率化を実現。フローティングシールを用い、耐久性の面でも向上を図った。  
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  高設用・土耕用のイチゴカートを発売/ヤマホ工業  
     
  ヤマホ工業は、10月からイチゴ防除作業を省力化、効率化できる「イチゴカート」を発売している。葉裏への薬剤付着性を重視して、同社独自のY型形状の扇形ノズルを採用した。噴口角度が自在のため、葉面を揺らしながら効果的に葉裏を狙って散布できる。カート式で2列同時に散布できるため、労力と時間を大幅に削減する。アーチ型のため噴管を動かす必要がなく、散布ロスが減少する。様々なベンチ形状、畝形状に幅広く対応できように、噴管は左右と上下に伸縮式とした。散布幅は75〜120cmに変更できる。  
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  大型マニュアスプレッダ新発売/IHIスター  
     
  IHIスターは、チェーンタイプの大型マニュアスプレッダに関して、今まで販売していたものからワンランク容量をアップした最大積載容量13立方m(日農工基準)の「TMS13010M・TMS13010W」を新発売した。今回の新製品は、大容量のため効率よく散布可能、2輪ブレーキを標準装備し移動時の安全性を確保、船底型の荷箱形状を採用。機体の全幅が狭くなったので、移動時における安全性が格段に高くなり、圃場への出入りも容易。また、タイヤトレッドを狭めることによって、堆肥の積み込み時に一段と荷箱に近づくことができるため、楽に積み込み作業ができる、といった特徴がある。  
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  秋の大収穫感謝祭を開催/福岡九州クボタ  
     
  福岡九州クボタは20〜25日の6日間、久留米市田主丸町の同社農業機械歴史館において、「ありがとう!おかげ様で創立50周年・秋の収穫大感謝祭」を開催した。期間中の動員は福岡・佐賀両県を主に9500名、売上げ目標は40億円を掲げた。会場には新農業時代を見据えた同社ならではのソリューション提案が目白押し。累計の同社販売台数が3000台を突破したパワクロによる秋起こし農法をはじめ、様々な課題を克服した鉄コーティング直播の進化形などをアピール。併せて380台の中古機を揃えて「大中古市」を開催、新規客を呼び込んだ。  
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  盛大にアグリソリューションフェア/ヤンマー農機販売・関東甲信越カンパニー  
     
  ヤンマー農機販売・関東甲信越カンパニーは20、21の両日、ヤンマー関東流通センターで、アグリソリューションフェアを開催し、管内の担い手農家を中心とする約4000人の来場者にヤンマーおよびグループ企業の最新鋭機械化技術を示した。会場には合計752台を出品、特に実演・試乗コーナーではトラクタ作業機の性能アピールに重点をおくなど、新たな時代の農業を切り拓く機械力を誇示した。また、講演会も行われ、新潟大学・長谷川英夫准教授による「圃場のバラツキの理解と精密農法の展開について」などが関心を呼んだ。  
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  広販が秋のダイヤモンドフェア/三菱農機  
     
  三菱農機はこのほど、東日本三菱農機販売と西日本三菱農機販売が開催したダイヤモンドフェアの成果を発表した。それによると、関東甲信越・東海・北陸・西日本・九州の5支社で開催、8600人を動員、成約高は全体で計画を3割以上上回る好実績を上げた。今回は例年春に開催する同フェアを、来年4月からの消費税増税と排ガス規制強化に対応し、今秋に前倒しして開催した。今回は、各会場ともに12月1日に発売する新小型コンバインV211/214/217/319を中心に、GAトラクタ、LE田植機など新商品をズラリ出品、実演・展示に注目が集まった。  
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  厳選工具セットなどお買い得価格で提供/TONEセール2014  
     
  TONEは、通常は入手できないコバルトブルーやピンクの限定色を使ったツールケースと、その中身にもこだわった整備用工具セットなどを特別価格で提供する「TONE(トネ)SALE2014」を展開している。来年4月30日まで。期間限定販売の13製品を含む21製品をサービス価格で販売。購入後に同社サイトでアンケートに答えると「TONEオリジナルキーホルダー」が必ずもらえる特典もある。社名変更を記念し、キャンペーンサイトでクイズなどに答えると「ボルトバッグ」が750名に当たるプレゼントキャンペーンも実施中だ。  
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  地下水熱ヒートポンプ活用/ENEX・細井社長が講演  
     
  地下水熱を活かし、外気温に左右されずに安定して冷暖房を行うことができるハウス栽培用「地下水熱ヒートポンプエアコン」の普及拡大に努めるENEX。10月24日に農業電化協会が開催した第50回農業電化研究会では、東北農業電化協会の発表者として、細井社長が「寒冷地の施設栽培における地下水熱利用ヒートポンプの活用(菌床しいたけ栽培編)」を報告、関心を集めた。研究の目的は、冬期間の暖房費に頭を痛めている寒冷地の栽培者に向け、地下水熱ヒートポンプを活用することによって、化石燃料から電気へエネルギーの転換を図る見本を求めようというもの。  
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  オーレックの草刈機を使って/福岡県の北田さん  
     
  福岡県筑後市のナシは1987(昭和62)年に農協梨部会が天皇杯を受賞した。芳醇でみずみずしい食感は、贈り物としても喜ばれている。同市前津でナシ90a(幸水と豊水)を栽培している北田利郎さん、博子さん夫妻は「今年の味は最高によく、量も最高に穫れた」と顔をほころばせる。四十数年におよぶナシ栽培について、草刈り作業を中心に話を聞いた。草刈りはロータリーモアー、次にハンマーナイフモアー、そして乗用草刈機と省力化を進めた。いずれもオーレックの製品を採用。乗用草刈機は更新を重ねて、昨年4台目となるRM88(16馬力・刈幅880mm)に新調した。  
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  東日本大震災に係る食料生産・流通システム/日本学術会議がシンポ  
     
  日本学術会議農学・食料科学委員会農業情報システム学分科会は18日午後、都内港区の日本学術会議講堂にて、公開シンポジウム「東日本大震災に係る食料の安全・安心を担保する生産・流通システム」を開催した。講演は、澁澤栄氏(東京農工大学大学院農学研究院教授)による「農地の除染技術と精密復興農業のスキーム」、大下誠一氏(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)の「低汚染土壌の放射性核種濃度と農作物への移行」、齋賀大昌氏(農林水産省生産局農産部技術普及課課長補佐)の「食品の安全性確保に向けた農業生産工程管理(GAP)/ITの活用」―など。  
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  6次化で直売所に期待/農研機構が近畿地域マッチングフォーラム  
     
  生産者と消費者双方の利益を結ぶ農産物直売所システムをテーマにした「近畿地域マッチングフォーラム」が19日、大阪市内で開かれ行政や直売所関係者など約80人が参加した。販売などを支援するソフトやITシステムなどの研究成果に関する講演やデモンストレーション、パネルディスカッションがあった。講演は、同研究センターの吉田晋一氏による「直売所の切り花需要に対応する特定日開花・品質管理の技術と支援ソフト」など。吉田氏は直売所の切り花販売の現状と問題点、必要なものを必要なときに必要な量出荷する「ジャスト・イン・タイム」を実現する切り花を特定日に開花させる技術の経済性や需要量予測などの支援ソフトについてを語った。  
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  農業への普及に期待/電解水協会がセミナー  
     
  日本電解水協会(川田勝大会長)は15日、都内のAP浜松町で、第5回電解水セミナーを開催し、農業、工業、食品、医療分野における電解水の利用状況などについて意見を交わした。「青い地球“Eco”に貢献 電解水・次亜塩素酸水〜農業・食品・医療・工業への広がり」をテーマにした今回のセミナー。特に農業分野については、今年度内に電解水が特定防除資材として登録される予定となっていることから、これまでの経緯や同協会で現在進めている農家向け「取り扱いマニュアル」などに関する情報に注目が集まった。  
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  強い機械化意欲を反映/最大規模で2013森林・林業・環境機械展  
     
  埼玉県と林業機械化協会(伴次雄会長)主催による「2013森林・林業・環境機械展示実演会」が17、18の両日、埼玉県熊谷市妻沼の妻沼西部工業団地内・エイチワン社有地で開催され、2日間で過去最高を更新する1万5000人が来場、林業機械に対する関心の強さを改めて確認するイベントとなった。国土緑化推進機構の平成25年度「緑と水の森林ファンド」事業の助成を受けて開催される同展示実演会は、今回は昨年をさらに上回る過去最多の77の企業、団体が出展し、高性能林業機械の新鋭機をはじめと各種林業機械、森林情報管理機器、木質バイオマス利用機器などが一堂に並び、最新情報を発信した。また初日の17日には林芳正農林水産大臣が会場を視察した。  
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  林業分野に一層注力/コベルコ建機が林機展・セミナーでアピール  
     
  コベルコ建機は、17、18の2日間、埼玉県熊谷市で開催された「2013森林・林業・環境機械展示実演会」において、「SK165SR 林業仕様機」などを出展、多くの来場者が実演などに注目し、好評であった。また、初日の17日午後4時から長野県北佐久郡軽井沢町にある軽井沢プリンスホテル ウェストで、林業関係者、レンタル業界関係者などを集めて、「2013コベルコ・森林セミナー」を行い、今後林業分野にさらに注力していくことをアピールした。  
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  大型化進むトラクタ・作業機  
     
  トラクタの国内出荷が好調だ。とくに20馬力以上の中・大型機が伸びており、担い手を中心とした農地の集約化など大規模化に対応した大型機の需要が高まっている。トラクタ販売の好調に牽引され、作業機も大型機を中心に活発に動いている。とくに作業機は、大区画圃場を効率的に、高精度に作業するニーズが高まっており、本機とのリンクなど高性能化が進んでいる。日農工部会長報告などからトラクタ・作業機の動向をみる。  
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  食料基地として役割発揮する九州  
     
  九州農業は1年を通して生産できる強みや全国的に見てもトップレベルにある産地力を活かして、着実に前進している。特に福岡、佐賀などの九州北部の「土地利用型タイプ」から九州南部の「畜産型タイプ」さらには中央部の「混在型タイプ」とバリエーションン豊かな営農が展開されているのが大きな特徴で、それぞれの地域ごとに有力な産地を形成し、いまや日本農業に占めるポジションは確実にアップしており、食料供給基地としての地位をしっかりと築き上げている。今週はこれから魅力ある生産活動が展開されようとしている九州農業にスポットを当てるとともに、地域農業に貢献する九州地区の有力農機メーカー、商社の動きなどを交えて現状をみた。  
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  本格化する植物工場ビジネス  
     
  施設内で植物の生育環境を制御し、周年栽培ができる植物工場が大きなビジネス市場として動き出している。周年で定品質の農産物を計画生産できるなど、様々なメリットがある植物工場は、小売りや外食、建設、ITなど幅広い業界から高い関心が寄せられ、新規参入が相次いでいる。富士経済の予測では、完全人工光型植物工場の市場は昨年29億円であったものが、2018年にはその3倍の88億円に達するとされる。また、国側も「攻めの農業」の一翼として推進していくべく、大々的な支援策を打ち出している。注目が集まる植物工場について、その現状や国の施策、最新動向などをみる。  
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  オール九州で輸出促進/九州農政局・吉村局長に聞く  
     
  九州7県の農業産出額は全国の約2割を占めるが、台風等による農作物等の被害額は全国の4割を占めるなど自然災害は多い。今年、九州農政局が自然災害や気象の変動に関して行政や試験研究機関に求める事柄を農業者にアンケートしたところ、排水改良事業や灌漑事業を求める回答が最も多かった。灌漑施設が整備された地域では、農業も発展する条件が揃う。10月には、宮崎県尾鈴地区で畑灌施設が完工した。九州ならではの攻めの農業への取り組み、優位性、そして課題について九州農政局の吉村局長に聞いた。  
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  45万人が来場/アグリテクニカを行く  
     
  北ドイツの主要都市のひとつ、ニーダーザクセン州の州都であるハノーバーでDLG主催による国際農業技術展・アグリテクニカ2013が、既報の通り、12〜16日に開かれた。世界ナンバーワンを標榜するこの国際見本市には、世界47カ国から約2900社が出展、農業・農業機械関連のイベントも催され、会期中45万人(主催者発表)が訪れた。前号に引き続き、このアグリテクニカのレポートを掲載する。  
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  200名が参加し盛況/農経しんぽう創刊60周年記念特別講演会  
     
  農経新報社(本多芳彦社長)は19日、帝国ホテル東京で農経しんぽう創刊60周年記念特別講演会を「翔る日本農業、高い品質で世界と勝負」をテーマに開催し農機業界、学会など関係者など約200名が出席した。本多社長は「60周年を機に、心も新たに世界と日本の食および緑を支える農林業機械および業界のお手伝いに、全社員一丸となって邁進していく決意です」と挨拶した。講師は宇宙航空研究開発機構(JAXA)シニアフェローの川口淳一郎氏と資源・食糧問題研究所代表の柴田明夫氏。  
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