農経しんぽう
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  農経しんぽう  
  平成15年10月20日発行 第2538号  
     
   
     
   
  機械力で林業の活性化を図る/2003林業機械展  
     
  第27回全国育樹祭の記念行事として、今月26、27の両日、愛知県額田郡額田町の特設会場で「2003林業機械展示・実演会」が開催される。毎年、『森林と機械と人の調和』を総合テーマに林業機械化協会と開催県との共催で実施されている同展、今年は43の企業と中部森林管理局、森林利用学会、愛知県が出展し、最新の林業機械情報を提供する。とくに今年は作業現場に近い条件で実演できる会場を確保、売れ筋になっているスイングヤーダでは安全作業のための講習会が取り扱い企業ごとに実施されるほか、モノレールも傾斜地での実機能を発揮する。  
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  林業労働力育成に機械化対応進める  
     
  これからの林業にあって機械化対応は避けては通れない。効率的で省力化を図っていくことはもちろん、労働安全衛生の向上、作業負担の軽減など、魅力ある作業現場を作っていく上で代替するものがないといっていいほど大きな役割を担っている。さらに、現在、そして今後の林業労働力を考慮したときには、機械化林業のウエートはさらに重くなっていく。今後いかに効率の良い作業体系を仕組んで労働生産性を上げていくかは林業事業体にとって死活問題となってくる。  
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  有効利用の風に乗る木質バイオマス資源  
     
  これからの森林資源・林業を語っていく上で避けられないのは環境対応だ。資源の有効利用の観点はもちろん、持続可能な森林の維持そして負荷の少ない施業体系の確立と、エミッション・ゼロの方向が21世紀の森林経営に大きな波動となって迫ってきている。現状をみても森林・木質バイオマス資源をこれからどう展開していくかは林野行政の主要なテーマになっている。広がっていく森林・木質バイオマス資源の利活用―これからの展開方向そして機械化の可能性などを掘り下げてみた。  
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  大島農機では籾すり機「ぶんぶん丸」一新  
     
  大島農機はこのほど、発売以来快進撃を続ける揺動選別型ジェット式籾すり機「ぶんぶん丸」をモデルチェンジ、「ぶんぶん丸アルファ(α)シリーズ」として7型式を新発売した。基本性能のアップを実現したほか、カラーリングも明るくポップなワインカラー色を採用し、イメージを一新した。1.従来機に比べおよそ15%の仕上吸塵性能のアップを実現、2.吸引風量の調整をレバー一本で簡単に操作が可能とし、籾の状況にあわせ効率の良い籾すり作業を進めることができる――などが特徴。  
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  熊谷農機が新型トラクタダンプ発表  
     
  熊谷農機はこのほど、特殊構造により作業効率が大幅に向上し、使い易く強力な「トラクタダンプSD-1600型」を発表した。従来型のダンプでは整地作業時においてダンプの本体を上下させる油圧レバー操作が非常に多く、初めての人や女性には難しい操作だったが、新製品のSD型は油圧レバー操作が半減、常に快適で効率の良い作業が可能になっている。  
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  新型の樹木破砕機が完成/三陽機器  
     
  三陽機器はこのほど、小型コンパクトなボディーに、本格チッパー並みの能力を詰め込んで低価格化を実現した高性能樹木破砕機「グリーンフレーカGF100」を完成、12月より新発売する。新型機は13.5PS空冷ガソリンエンジン搭載の機動力に優れた自走式。最大破砕径もクラス最大の100mmと本格チッパー並みながら、98万円という低価格を実現している。また小型・軽量化に成功するとともに、小回りが効くホイール駆動を採用しているため、山道や住宅街の狭い道、果樹園・造園・公共施設など、狭い現場での作業に威力を発揮する。  
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  カーツでは玄米発芽器を発売  
     
  カーツはこのほど、いま話題の健康栄養食「発芽玄米」を家庭で手軽に楽しめる玄米発芽器『らくらく芽〜でる』を発売した。同製品は、発芽玄米を家庭で手軽に、経済的に作れるもので、「芽〜でる鍋」と「温度制御式面上ヒーター」から成る。発芽玄米の作り方も簡単で、1.1回分(最大3合)の玄米を軽く水洗い、2.玄米を鍋に移し米が浸かるよう水を張る、3.鍋をヒーターに乗せスイッチON。約20時間で発芽する。白米2+発芽玄米1の割合で普通に炊飯すれば、健康食が無理なく毎日、摂取できる。  
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  良質のおが粉製造/森下機械からピンチップ加工機  
     
  森下機械はこのほど、木材チップを最良のおが粉に製造する新型のウグランマシン「ピンチップ加工機」を開発した。同機は、製材所や木材加工所で発生する木片や製紙用チップなどを、通気性と保水性を兼ね備えたおが粉(ウグラン=高品質の木質粒子)に製造する装置。新型機は従来のピンチップ加工機に改良を加え、シリンダ方式(特許出願中)を新たに採用。上部の投入口から入れた木片を本体横に設置されたシリンダで押し込むことで良質のおが粉製造を実現した。  
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  イワフジが小径木間伐システム向け3機種  
     
  イワフジ工業はこのほど、「小径木間伐システム対応」の要素機械となる、小型軽量・高性能林業機械シリーズ3機種「CT-450型 プロセッサ」、「TY-U2型 ラジコンタワーヤーダ」、「U-2型 運材車」を新たに開発し、発表した。この3機種は、採算がとれずに放置されている胸高直径20cmクラスの小径木を対象とした「小径木間伐システム」の要素機械となるもの。2人で作業を行える上に、小型軽量高性能で安価な機械の組み合わせにより伐出コストが大幅に低減する。  
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  富士ロビンが組織変更、機器開発グループ新設  
     
  富士ロビンは10月15日付で組織の一部変更等および役員の委嘱事項変更を行った。このうち組織関係では▽従来の防災営業部と技術部防災技術グループを統合して防災事業部とする。▽特販部の特販1課、特販2課を統合する。▽技術部技術管理グループ内で従来の管理・特許業務に加え型式統合、採算化の業務を新たに行う。▽機器開発グループを新設し新規製品のスムーズな開発進捗を図る――という内容となっている。  
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  注目の多目的ウインチ/セイレイ工業  
     
  セイレイ工業は、自動枝打ちから集材・搬出、枝葉処理まで、多様な林業機械を発売して林業経営の合理化に貢献しているが、中でも近年、特に注目を集めているのが安価で手軽に使用できる多目的ウインチ「ひっぱりだこ」だ。木材の直引きはもとより、スナッピング方式による搬出、かかり木の安全な処理、倒木方向の確定、またエンドレスドラムを使用しての循環集材―などに威力を発揮。林業以外でも、土手の法面の崩れ防止用金網の引っ張り上げや、みかん園でのコンテナ搬出にも使用され、年々利用範囲を拡大している。  
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  鋤柄農機を海外研修生が訪問  
     
  鋤柄農機は、数十年にわたり、農業機械を通して国際協力事業に協力、多大な貢献をしているが、今年度も持続型営農機械化システムコースの一環として、7日午前、海外からの研修生一行15名が同社を訪問、工場視察とともに、圃場研修、 滲炭焼入れ法の実習などを行い、営農機械化システムを研修した。圃場研修では、1.ハンドカルチベータによる中耕・除草作業、2.管理機とロータリプラウによる畝立・培土作業―など実際に機械に触れ、研修した。  
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  津軽クボタと南部クボタが合併、青森クボタに  
     
  津軽クボタと南部クボタは10月1日付で合併し、青森クボタとして発足した。本社所在地は青森市妙見、社長はこれまで両社の社長を務めていた内山龍一氏。また、従来の南部クボタは十和田支社、津軽クボタは常盤支社となった。青森クボタの本社は、〒030-0121 青森市妙見3の4の1 電話017・738・8800 FAX017・764・1022  
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  森藤機械と小林精機が合併、モリトウに  
     
  タワーヤーダなどの林業機械メーカー、森藤機械製作所はこのほど、小林精機製作所と合併し、社名を「モリトウ」として11月1日から新発足することを明らかにした。また、これまでの住宅街から離れ、新たに岩槻市の工業団地に移転してさらなる事業拡大を図る。新会社の代表取締役会長は小林斧二氏、代表取締役社長は鬼武正行氏。 ▽新住所=〒339-0072 埼玉県岩槻市古ヶ場2の9の20▽TEL=084・793・2010▽FAX=084・794・7225  
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  ブランド・ニッポンを試食  
     
  農業・生物系特定産業技術研究機構は10日、東京都千代田区の赤坂プリンスホテルで、「ブランド・ニッポンを試食する会2003〜機能性に富んだ国産食材と消費者を結ぶ」を開いた。会には亀井善之農林水産大臣をはじめ各界の関係者、一般参加など150人が出席し、フランス料理仕立ての新開発食材を味わった。今回提供した食材は、パン用小麦をはじめ、研究に力を入れている牛肉や魚、さらには、健康機能性に優れた新しいタイプの米、いも・大豆・雑穀、きのこ、紅茶、ワインなど44品目。  
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  陸内協が臨時総会・シバウラ松本工場を視察  
     
  日本陸用内燃機関協会は16日、長野県の松本市で第38回臨時総会を開催した。当日は地元の石川島芝浦機械松本工場を視察した後、ホテルブエナビスタで臨時総会を行い、中間業務報告などすべての議案を可決・了承した。石川島芝浦機械では、桑原社長、笹井常務ら幹部が歓迎、エンジン組立工場やトラクタ組立工場などを視察した。ホテルで開かれた臨時総会では、中間業務報告、来年4月の中国視察団派遣、模倣品問題に対する対応などを事務局原案通り可決した。  
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  JA改革を断行/全中がJA全国大会  
     
  JA改革の断行を――。全国農業協同組合中央会は10日、東京・渋谷のNHKホールで第23回・JA全国大会を開催。JAグループ一体となった具体的な取り組みの実践として、重点項目に、1.安全・安心な農産物の提供と地域農業の振興、2.組合員の負託に応える経済事業改革、3.経営の健全性・高度化への取り組み強化、4.協同活動の強化による組織基盤の拡充と地域の活性化――を掲げ、新生JAの出発を誓った。  
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  発明協会・地方発明表彰で業界から多数受賞  
     
  発明協会(豊田章一郎会長)はこのほど、平成15年度の地方発明表彰のうち、東北、関東、中部、近畿、四国、九州地方の受賞者を発表した。それによると、四国地方発明表彰で、井関農機の「移動農機の畦ぎわ旋回制御装置」(技術部技師・小野弘喜氏ら)が特許庁長官奨励賞を受賞、実施功績賞に同社社長・中野弘之氏が選ばれた。また、発明協会会長奨励賞には「送塵ファンを備えた脱穀機の送風装置」(セイレイ工業高知工場開発本部設計Aグループ設計担当山中俊雄氏ら)が選ばれ、実施功績賞をセイレイ工業社長の林秀彦氏、ヤンマー農機社長の堀江信夫氏が受賞。このほか、業界から多数が受賞した。  
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  機械化現地研で63機種が実演/日農機協  
     
  日農機協(関谷俊作会長)は栃木県と共催で11月12日、鹿沼市の県農業試験場鹿沼農場で「低コスト野菜産地づくりをめざして」をテーマに機械化現地フォーラム03を開催するが、その実演機種がまとまった。今回は、耕うん・整地・土作り、畝立・マルチ・播種など10の作業に分け、63機種が実演を行う。参加メーカーは次の各社(順不同)。▽井関農機▽小橋工業▽ササキコーポレーション▽スター農機▽タカキタ▽松山▽三菱農機▽アグリテクノ矢崎▽みのる産業▽クボタ▽ヤンマー農機▽マメトラ農機▽丸山製作所▽鋤柄農機▽新農業機械実用化促進▽マツモト。  
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