農経しんぽう
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  農経しんぽう  
  平成16年4月12日発行 第2560号  
     
   
     
   
  科学技術の振興で菅野氏らに大臣賞  
     
  文部科学省はこのほど、科学技術に功績があった功労者など、文部科学大臣表彰の受賞者を発表した。業界からは、研究功績者に西村洋氏(生研センター主任研究員)、科学技術振興功績者に、兒島裕明(関西産業代表取締役社長)、菅野祥孝(スガノ農機代表取締役社長)、中井昭夫(中井機械工業代表取締役社長)、松元芳見(松元機工代表取締役社長)の各氏が選ばれた。  
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  鳥インフルエンザ対応で違反の罰則強化  
     
  政府は6日の閣議で、家畜伝染病予防法の一部を改正する法律案を決定した。高病原性鳥インフルエンザが発生した場合に、より的確なまん延防止措置が講じられるようにするため、届出義務違反に関するペナルティーの強化を図るとともに、移動制限命令に協力した畜産農家に対する助成措置の制度化等を行う。改正の概要は、(1)疾病発生時の届出義務違反に関するペナルティーの強化、(2)移動制限命令に協力した畜産農家に対する助成の制度化、(3)都道府県の防疫事務の費用に対する国の負担など。  
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  中央工業が新しい高圧洗浄機を発売  
     
  中央工業はこのほど、高圧洗浄機「ECONO100」を新発売した。最高圧力が10MPaで排液量10.4Lのコストパフォーマンス機。ポンプはアンローダ弁付「ミニG110」型を搭載している。主な特徴は、1.ロングノズルで楽々洗浄、2.見やすい油入り圧力計、3.カプラ付高圧ホースでノズルの脱着が容易、4.ゆとりのあるエンジンパワー、5.大型車輪で移動が楽―など。  
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  水田除草機「ティラガモ」製造開始/石井製作所  
     
  石井製作所は、無農薬・減農薬栽培に対応した水田除草機“ティラガモ”「NHT―4シリーズ」4型式(作業条数4条〜10条)の製造を開始した(発売元・エヌエッチ畑作研究所)。同機は、ティラー(装着適応機種ホンダティラーF720・K)にアタッチメントした、特殊なW回転羽輪とタイン(無動力埋没抑草処理方式)により、苗を傷めず、難しかった株間の早期除草を可能にした。また、条間はシンプルな自転カゴロータが過重調整により、確実に雑草を埋めることができる。同社での今年度の販売は山形県庄内地区のみ。全国発売は来年度から開始する。  
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  大橋が自動送り制御搭載の小型樹木粉砕機  
     
  大橋は、小型樹木粉砕機ではクラス初(同社比)の自動送り制御機能を備えたグリーンシャーク「GS120G」を発売した。同機はクローラ自走式で13.5馬力エンジン、最大処理径は100mm。全長1620mm×全幅730mm×全高1270mmの小型樹木粉砕機だが、自動送り制御機能の採用によりスムーズな材料の送り込み、効率的な粉砕作業を実現する。希望小売価格93万4500円。  
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  自動メロン磨き機「ピカール7」発売/高橋水機  
     
  高橋水機はかねてより、メロン洗い機ACM4型並びに同5型の後継機として開発を進めていたメロン洗い・磨き機“ピカール7”を完成、本格的な発売を開始した。同機は特殊ラセン植毛のブラシ7本と上部傾斜ウイングブラシにより、メロン玉の全周をむらなく洗い・磨くことができる。(通常は磨く作業のみで行うが、土汚れがひどい時は、シャワー方式により洗浄も可能)。自動送り込み装置付きのため、メロンを入箱上に乗せるだけで2〜3個同時に、かつ間欠的に自動供給され、極めて効率的な作業が行える(作業性能は毎時約1200Kg)。  
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  ピンチップ加工機の改良型発売/森下機械  
     
  森下機械はこのほど、1時間に5立方mのおが粉を木片から製造できるウグランマシンピンチップ加工機「WP―55型」を発売した。同加工機は、木材チップを家畜敷料など幅広く使える「高品質のおが粉」につくりかえる装置。生産能力を従来機の約3倍に高め(同社比)、外観の一部変更とともに、作動時の音も静かにしたのが特徴だ。上部ホッパー入口から投入された木片を同社が開発した独自の方法により内部で切削。単なる木材チップから、通気性と保水性という相反する性質を併せ持つおが粉(ウグラン=高品質の木質粒子)へと付加価値を付けた商品にできる。  
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  林事業部長のもと新体制スタート/クボタ  
     
  クボタは、4月1日付で機械事業本部内の各機能別本部長・事業部長の一部異動を行い、新体制でスタートを切った。今回は、木下幹男副社長のあとを受け林守也専務が機械事業本部長に就任するなど、大幅な異動となった。新陣容は、機械事業本部長・機械海外本部長=専務取締役・林守也、作業機事業部担当・農業施設事業部担当・機械営業本部長=常務取締役・清家明、機械研究本部長=取締役・篠原栄作、機械製造本部長・堺製造所長=片山盛光、関連商品事業部担当代行・機械営業本部副本部長=植田和伸、トラクタ事業部長=利國信行、作業機事業部長=北岡正好の各氏。  
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  井関農機・有川営業本部長と高塩副本部長が会見  
     
  井関農機は既報の通り1日付で人事異動を発令したが、新たに常務執行役員営業本部長に就任した有川秀樹氏と執行役員営業副本部長に就任した高塩壽雄氏は7日午後、同本社で記者会見し、新職務への抱負、所信などを表明、「商品開発に対する現場ニーズの反映、販売推進などに違いを出していきたい」などと語った。  
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  営業組織をエリア制に/金子農機で組織変更と人事異動  
     
  金子農機は1日付で、営業本部の組織変更と人事異動を行い発表した。それによると、営業本部長に福田昭取締役が就任した。前本部長の勝山茂之常務は営業部門のみならず会社全般を担当する。組織変更では新たに「エリア制」を導入、全国を6エリアに分割、それぞれに「エリアマネジャー」を配置した。これについて同社では、「市場のニーズを的確に把握し、迅速な販売活動を行う営業推進体制を構築するとともに、所長の若返りを図った」としている。  
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  活況呈した帯広会場/日農機が展示会  
     
  日農機は、音更町にある十勝農協連家畜共進会場で、3月30、31の2日間、「ニチノーグループ2004農業機械展」を開催した。同展には、「ピタROW(ろう)くん(ニチノーLX―510T)」をはじめ、新型の「草刈るチ(ニチノーNAK―5)」、「プランター(タバタTJEBS―4UFR)」、「全自動ポテトカッティングプランター(トカチPNA―2RT)」などを展示、約1500人の農家が来場した。  
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  青柳氏が専務に昇格/松山で人事  
     
  松山は、去る3月25日開催の同社定時株主総会並びに取締役会において役員改選を行い、青柳正常務が専務に、清水英一取締役が常務にそれぞれ昇任した。また、西尾和実取締役相談役は退任した。新執行体制は次の通り。▽代表取締役会長 松山徹▽代表取締役社長 松山久信▽専務取締役(全般統括)青柳正(昇任)▽常務取締役(同)岩下今朝成▽同(製造部長)清水英一(昇任)▽取締役(開発部長)本多薫▽同(総務部長)林清弘▽常勤監査役 高野知久▽監査役 宮崎英二(敬称略)  
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  北海中央クボタの社長に渡邉氏就任  
     
  北海中央クボタは、3月15日開催の定時株主総会並びに取締役会において、新役員を選任、取締役会長に杉本信悟氏が、代表取締役社長に渡邉弥氏がそれぞれ就任した。  
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  アテンドでは生分解性マルチの情報研究会開催  
     
  アテンドは2日午後、都内で生分解性プラスチックに関する情報研究会を開催した。同社は、生分解性マルチフィルム「キエ丸」で業界をリードしているが、今回の情報研究会は、マルチ等の生分解性樹脂に関する理解と新たな知見を得るために開催したもの。研究会はまず、広島工業大学の石田孝教授が「土の中で消えていくプラスチックの話」と題して講演。生分解性プラを分解する分解菌の探索を行い数種の菌体を同定したと説明した。  
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  ホクトヤンマーの社長に中根氏が就任  
     
  ホクトヤンマーの代表取締役社長に、3月21日付で中根康有氏が就任した。なお、林勝次郎前社長は、ヤンマー農機の農機事業部長に就任した。  
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  「塩田にがり」のモニター募集/寺尾農園  
     
  天然ミネラル分の供給で生育促進効果が認められ、農業用「塩田にがり」の採用が増加している。なかでも塩害の心配がなく、低コストの「塩田にがり」を販売して好評な企業が寺尾農園(熊本県宇土市)だ。寺尾氏は「芝生に使うと、葉が元気になり色も鮮やかになる。病気にかかりにくくなり、農薬・肥料も減らせて環境にやさしいことが確認できた」という。同社はゴルフ場や芝地を対象とした普及を計画しており、今回、試用モニターを募集する。  
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  農機大手メーカーの入社式から/社長訓辞  
     
  若葉香る4月、各社は若々しい新入社員を迎え、この多難な経済環境の中での飛躍を目指す。先に行われた入社式では、経営トップが新入社員に期待の言葉をかけ、併せてこれからの会社人生、社会人として注意すべきこと、心がけなくてはならないことなどを訓示した。ここでは大手主要メーカーの入社式における挨拶要旨をまとめた。  
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  従業員24人を表彰/日農工  
     
  日農工(山岡淳男会長)はこのほど、第43回従業員功労表彰受賞者を決定した。今回は21の企業の24人。内訳は、製造部門4人、研究・開発部門7人、管理・営業部門13人となった。受賞者の平均勤続年数は29.7年。最短は8.1年、最長は42年となっている。表彰式は5月18日午後4時から、都内の虎ノ門パストラルで行われる。  
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  市川、橋本、高辻氏に日本農学賞授与  
     
  日本農学会(熊澤喜久雄会長)は5日、都内の東京大学山上会館で日本農学大会を開催し、日本農学賞の表彰、受賞者講演を行った。今回の農学賞には、「スクリュ型脱穀選別機構の開発と実用化に関する一連の研究」で市川友彦氏(前生研センター生産システム部長)、「生体情報(SPA)を活用する環境制御法の確立と植物工場システムの実証に関する研究」で橋本康(東京農業大学客員教授)、高辻正基(東海大学教授)の両氏が受賞。熊澤会長から表彰を受けた。  
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  ゴルフ場、校庭の管理でシンポジウム/芝草学会春季大会  
     
  日本芝草学会(竹内安智会長)は、6月4日から3日間、神奈川県藤沢市の日本大学生物資源科学部を中心として2004年度春季大会を開催する。今年度の春季大会は、ゴルフ場やこれからの広がりが期待される校庭緑化に焦点を当てた技術公開シンポジウムや学生交流といった、新たな企画を盛り込むなど、例年以上に盛り沢山の内容となっている。春季大会では、初日に芝のコートがあった「YC&AC」(ヨコハマカントリー&アスレチッククラブ)と2002年FIFAワールドカップの決勝戦の舞台となった「横浜国際総合競技場」の見学会に続いて、技術シンポジウム「ゴルフ場管理者による情報交換会」を開催する。  
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  芝管理技術者3級試験に370名が受験  
     
  特定非営利活動法人の認可を受けた日本芝草研究開発機構(古賀始理事長)は3月30日、第7回目となる「3級」芝草管理技術者資格認定試験を東京会場(東京農業大学)と大阪会場(大阪国際会議室)の2カ所で行った。東京会場では225名、大阪会場は145名の計370名が受験し、新たな芝草管理の担い手を目指した。今回行われた「3級」資格は、芝草管理技術者の登竜門となるべきもの。合格発表は、4月末に予定されている。  
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  豊かな緑作りに貢献/日本グリーンアンドガーデン・大塩社長に聞く  
     
  ゴルフ場をはじめとした緑化分野において、コストダウンや省力化など様々な動きが見られる中で、農薬業界の展開にも変化が表れている。そういった状況下、住友化学工業のグループ会社として、殺虫剤、殺菌剤といった農薬から、高機能性肥料、土壌改良資材などを取り扱い、多角的な活動を行い注目を集めているのが日本グリーンアンドガーデン。そこで、同社の大塩裕陸社長に、これまでの沿革や事業内容などに関して伺った。  
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  良質の芝地作り前進/重要な機械化対応  
     
  ゴルフ場、サッカー・ラグビー場などのスポーツフィールド、最近関心を集めている校庭緑化、さらには公園・公共緑地と芝地面積は近年、着実な広がりを見せる一方、管理技術もゴルフ場で培われてきたノウハウをベースとして年々レベルアップしており、芝生が演出する快適な空間をより身近なものとしている。もちろん、メンテナンス関連の機器需要は、芝草・緑化管理資機材マーケットとして最大規模であるゴルフ場に象徴されるように楽観が許されない情勢が続く。とはいえ、健全な芝地を育成するには機械の有効利用が不可欠との認識が定着しており、現場の健全な機械化対応を生み出している。  
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  機械力活かして質の高い管理実践/芝管理・緑化資機材特集  
     
  広いゴルフ場のフィールドを適切かつ的確に管理していく上で大きな役割を担っている各種の管理用機械。美しく、精度の高い芝地を実現するとともに、クオリティの優れたグリーン、快適な緑環境を提供し、なおかつ低コストでの作業の実践が現場サイドへの至上命題となっているだけに、なおさら合理的な運用、確実な作業、省力・効率化を実現していく能力などが強く求められている。ここでは、最近の管理の現場をはじめ、話題の新技術そして管理資機材需要の動向の鍵をも握るゴルフ場再生に向けての展開方向などを取り上げてみた。  
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  活躍の場広がる樹木粉砕機  
     
  樹木粉砕機を取り巻く環境がスポットライトが当たり始めた当時と比較し大きく様変わってきている。木質バイオマス資源の有効利用が社会的テーマとして浮上してきたことから、その活躍の場が一段と大きくなるとともに、マーケットも広がりをみせているためだ。市場は、従来の造園・緑化主導から、すべての分野がターゲット、といっていいほど多様化しており、木質資源の利用拡大の動きに連動してボリュームアップしている。機械的にも、あらゆる需要に応えられるラインアップとなっており、循環型社会の実現に向けてますます出番を増やしていきそうだ。  
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  多彩な営業展開で需要創出する刈払機  
     
  いよいよ刈払機商戦も本格化する。昨年やや落ち込んだ分を挽回する年と位置付けられている今年は、ここまでのところまずまずのペースできており、これからの着実な営業展開で更なる市場の活性化を図りたいところだ。とりわけ、最近は農山村市場以外の需要も増えてきているだけに、マーケットの裾野を広げていくような対応も問われてこよう。安全、技術問題などを交えながらボリュームアップに期待のかかる刈払機を特集した。  
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  膨大な綿花機械市場/シリーズ中国農機市場  
     
  業界筋の分析によると、中国綿花収穫の機械化は潜在力が大きく、機械工業にとって大きなビジネスチャンスとなるという。調査によると、国内綿花生産ライン28基のうち、11基は輸入設備で、その価格は1基当たり2億1000万円〜3億1500万円。現在、中国の綿花収穫機は計120台前後。これら設備のうち、99%以上は輸入設備で、その価格は1億4700万円〜2億1000万円。米国などの企業は中国綿花収穫機市場を制覇するため、中国に向けて綿花収穫機を販売する場合、中国に20〜30%の価格優遇を適用し、それによって中国市場を争奪している。  
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  迫力のある農機展/欧州視察団員レポート・浅谷祐治(三菱農機)  
     
  今回の主目的であるAGRIBEX2004の視察では、会場の素晴らしさ、スケールの大きさ、出品機の数、ヨーロッパの広大な農地を効率的に作業できる大型農業機械の数々等、評判通りの迫力のある展示会でした。各ブースは新型モデルの展示だけでなく、映像機器を効果的に使い、また、視覚に訴えるエンジン等のカットモデルの展示、カラフルな特殊塗装、傾斜地作業展示等ユーザーの目を引きつけ、各メーカーとも環境への配慮、安全性、快適さの追求を実感させる工夫した展示方法は、大変勉強になりました。今後の展示企画の参考にしたいと思っております。  
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