農経しんぽう
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  農経しんぽう  
  平成16年6月21日発行 第2569号  
     
   
     
   
  「立ち上がる農山漁村」を選定  
     
  食料・農業・農村政策推進本部は14日、「立ち上がる農山漁村」有識者会議(座長=林良博・東京大学副学長)を開き、自律的で経営感覚豊かな農山漁村づくりの先駆的事例である「立ち上がる農山漁村」を選定した。同推進本部の「農政改革基本構想」に位置付けられた奨励事業で今回が第1回。バイオマス、リサイクル、農林水産物の輸出など30件の取り組みが選ばれた。  
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  飼料自給率向上へ、3組織合同の会議  
     
  農林水産省は、11日に16年度全国飼料増産戦略会議、国産稲わら緊急確保対策協議会、全国稲発酵粗飼料推進協議会を開催し、これまでの運動の検証、16年度の行動計画、増産運動の推進方策などについて話し合った。自給飼料増産運動については、行動計画、もう一歩踏み込んだ課題について農家などへの浸透、現場における具体的な検討を実施。重点地域を選定してコントラクターの活用、耕畜連携などに関して濃密な指導を進めていく。  
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  認定農業者が増加、18万2519人に  
     
  農林水産省はこのほど、平成16年3月末の農業経営改善計画の認定状況をまとめた。それによると、15年度末の認定農業者数は1年間に1万733人増加した。15年度の認定数は2911市町村、18万2519(法人7121経営体)となっている。15年度は14年度の増加数を上回った。法人は677経営体の増加で、近年、法人の増加が目立つ。再認定を受けなかった者、死亡、離農などを含めた平成5年度からの延べ認定数は21万2646人(法人7904経営体)を数えている。  
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  牽引式モアコンをSPMが発売  
     
  エスピーエムは、牽引式センターヒッチモアコンディショナー「EasyCut3210CV」を発売、好評である。同機は、センター重心方式の採用により作業幅全体に均一の圧力がかかり、密閉溶接式モアなので、非常に頑丈で衝撃に強い。径の大きいスパーギアを装備し、ブレードのクイックリリースシステムを標準装備。自在に動く、タイン付き高性能コンディショナーを搭載。コンディショニングスピードはレバー操作で600回転か900回転に変換可能。左右どちら側からでも刈れるセンタードローバーシステムを採用している。  
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  矩形波交流出力のユニ・エースポール発電機/錦正技研  
     
  技術開発ベンチャー、錦正技研が開発した「ユニ・エースポール」発電機(世界特許)が、簡易な構造でありながら発電効率が高く、世界初の矩形(長方形)波交流出力の小型発電機として注目を浴びている。従来と全く異なる構造による永久磁石を単極で用いた方式を採用。発電機を回転させる最初の力(起動トルク)が、これまでの6分の1以下の軽さで稼働するため、小さな自然エネルギーも使え、省エネルギー・省資源化・地球温暖化防止にも貢献しそうだ。  
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  淀川製鋼所が玄米冷蔵庫発売  
     
  淀川製鋼所はこのほど、玄米を新鮮な状態のまま低温貯蔵できる半屋外設置型ヨド玄米冷蔵庫(組み立て式)「YRCDシリーズ」を新発売した。ヨド物置で好評を得ている高級感あふれるメタル調の金属意匠鋼板を扉に使うなど外観を一新。内装・外装材・クーラーユニット外装材には、耐久性に優れ、サビにも強い同社独自のプレコートカラー鋼板を採用している。また、新シリーズは、盗難防止用シリンダー付きで防犯面にも配慮しているほか、内部のスノコは樹脂製なので腐らず、水洗いやふき取りも簡単で清潔に保てるなど衛生的。  
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  小型の「活性炭」製造装置を三陽機器が開発  
     
  三陽機器が岡山大学と共同開発し、2004NEW環境展に出展した「小型炭化賦活装置」が各方面の注目を集めている。炭を作る炭化処理とその炭を「活性炭」にする賦活処理の両方が連続して行える装置で、とりわけ安定した品質の活性炭が容易に製造できることが特徴。活性炭には浄水や空気浄化、脱臭、脱色など数多くの機能があり、生活産業分野でも広い用途をもつだけに、同装置で籾殻や間伐材・剪定枝など未利用バイオマス資源が活性炭として生まれ変われば、大きな利活用の道が拓けることになる。  
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  バッテリー式ローリフトトラックを日本輸送機が発売  
     
  日本輸送機はこのほど、1.6t積、2.0t積バッテリー式(電動走行・昇降)ローリフトトラックの低価格モデル「パレットコーターL」シリーズを新発売した。今回の「パレットコーターL」は、2001年グッドデザイン賞を受賞した「パレットコーター」の優れた車体構造をそのまま採用し、エコノミーバッテリーを採用することなどで低価格を実現した。さらに、アクセルグリップ操作のみで制動がかかる「アクセルオフ回生機能」を全車に標準装備するなど機能も高めた。  
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  ヤンマー農機の新社長に日沖氏  
     
  ヤンマー農機は18日開催の株主総会で社長交代を含む役員人事を正式決定した。それによると、堀江信夫社長は相談役に退き、日沖勲常務・トラクタ事業本部長が新たに代表取締役社長に就任。また、代表取締役副社長に中谷博文氏(専務取締役・営業本部長)が、専務取締役・営業本部長に長尾昌明氏(常務取締役・営業本部副本部長)が昇格。さらに、常務取締役・生産本部長に喜多毅氏(取締役サービス営業本部長)、常務取締役・開発本部長に小林智夫氏(取締役開発本部長)、常務取締役・CS本部長・営業本部副本部長に林勝次郎氏(取締役農機事業部長)が昇任した。  
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  セイレイ工業の事業を分割、農機生産に特化  
     
  ヤンマーは、7月21日付で100%出資の製造子会社であるセイレイ工業の農機生産事業、建機生産事業、不動産事業を会社分割により分社。農機生産事業部門をセイレイ工業として継続するとともに建機生産事業、不動産事業については、建機生産をヤンマー建機、不動産管理についてはワイ・エス・ファシリティーズを設立、これら新会社に事業を継承することを決定した。  
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  ホンダのコージェネシステムが技術大賞受賞  
     
  本田技研工業は、同社の家庭用小型コージェネレーション(熱電供給)ユニットを採用したコージェネレーションシステム「ECOWILL(エコウイル)」(2003年3月発売)が、社団法人日本ガス協会主催の「平成16年度技術大賞」を受賞した、と発表した。同賞は、ガスに関する独創性、発展性に富む画期的な技術を開発し、日本のガス事業の発展に特に顕著な功績のあったものに贈られる。今回は、給湯器メーカーのノーリツ、長府製作所との合同受賞。  
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  熊谷農機の無煙焼却炉を農機店が導入  
     
  熊谷農機が生販を進めている環境省焼却炉規制対応型の無煙焼却炉「POPPO―202L型」が、農業資機材を輸送する際に出る梱包材などの焼却用として、農機具店から引き合いが多く寄せられ、活発な導入が進んでいる。同焼却炉は、高温完全燃焼800度C以上を保つため、助燃バーナー・2次バーナー及び温度センサーを標準装備。これにより、効率良く廃棄物を燃焼させ、規制値基準を大幅に下回った環境対応型焼却炉となっている。設置届が不要のため、農機具店でも手軽に設置できるとして、受注が増加している。  
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  深層施肥できるトリプル耕法のディープソワー/広洋エンジニアリング  
     
  広洋エンジニアリングが生販を進めているロータリー耕とサブソイラー耕が同時進行で作業できるW耕法“ニューロータリソイラー”「NRシリーズ」、W耕法に加えて、施肥機を装着して深層施肥もできるトリプル耕法の“ディープソワー”「DSシリーズ」が理想栽培土層(上層部細土、耕盤破砕、心土破砕、深層部施肥)を形成できる新しい耕うん法として注目を集めている。また、同耕法はロータリの耕うん反力をトラクタの牽引力に利用する耕うん法のため、低馬力のトラクタ(12馬力〜)でも効率的な作業が行えることから、幅広い分野から多数の引き合いが寄せられている。  
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  バイオマス戦略を後押し/日本有機資源協会総会  
     
  日本有機資源協会(熊澤喜久雄会長)は14日、都内の全共連ビル会議室で第6回総会を開催し、15年度の事業報告及び決算報告を審議し了承するとともに、役員の選任を行った。また、総会前には講演会「バイオマス・ニッポン総合戦略の動向について」(農林水産省大臣官房環境政策課資源循環室長・藤本潔氏)が開かれた。役員の選任では、会長に熊澤喜久雄氏、副会長に青山俊介氏(エックス都市研究所)、塩澤征夫氏(荏原製作所取締役会長、新任)、西野昭男氏(クボタ専務)らを選出した。  
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  果樹機械の安全利用で冊子/日農機協  
     
  日農機協(関谷俊作会長)はこのほど、「果樹用機械と安全利用」の冊子を作成した。同書は、日農機協が実施した果樹農作業安全意識向上推進事業の中でとりまとめた「果樹用農業機械安全利用解説書」をもとに編集したもの。果樹農業に使用される機械・施設の概要と、その安全利用、資料として果樹を巡る情勢や、果樹農業基本方針などを掲載している。果樹関連機械・施設では、園地の造成と整備、整枝・剪定、防除および灌水、収穫、運搬、選別・包装など10の項目ごとに、作業方法や使用機械について述べている。  
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  中国の農業事情で講演会/日中科学技術文化センター  
     
  日中科学技術文化センター(西澤潤一会長)は17日、東京都千代田区外神田の通運会館で「中国農業講演会」を開催し、中国とりわけ東北農業の農業事情やこれからの中国農業のあり方、方向性をテーマにした講演2題を行った。講師となった中華人民共和国大使館の陶永輝二等書記官が「中国農業概況及び東北の農業事情」、東京大学名誉教授の今村奈良臣氏が「日中における農業共存」と題して話題を提供し、中国農業が抱える課題と今後の可能性を紹介した。  
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  混合剤、除草剤が増加/農薬出荷4月累計  
     
  農薬工業会(多田正世会長)は、平成16年4月度(平成15年10月〜平成16年4月)出荷概況を発表した。それによると、出荷数量16万5000t(対前年比プラス2000t、同101.0%)、出荷金額2362億円(同プラス99億円、同104.4%)と、数量、金額ともに増加。使用分野別にみると水稲、果樹、野菜では、数量、金額ともに増加。その他、分類ナシでは、数量、金額ともに減少。種別でみると、植調他の数量、金額が減少しているほかは、数量、金額ともに増加した。特に、混合剤、除草剤の増加が大きい。  
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  ルイビルショーが9月24日から開幕  
     
  全米でも有数の規模のアウトドア・園芸管理用機器の展示会として知られる国際園芸機器見本市(通称ルイビルショー)EXPO2004が、今年は9月24から26までの3日間、アメリカ南部のケンタッキー州ルイスビル市のエキシビション・センターで全米アウトドア機器協会(OPEI)の主催により開かれる。20万平方mに及ぶ広さを確保した展示会場では、各種のハンドヘルド機器はもちろん、緑地管理に欠かせぬメンテナンス機器が勢揃い。新型機種が勢揃いする。また、今回はゴルフ場向けの展示パビリオンを新たに設ける。  
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  カービング仕様のチェンソー/コマツゼノアが発売  
     
  コマツゼノアはこのほど、新型チェンソーとして軽量・コンパクトタイプのチェンソーでチェーンの張り作業を効率化するハリチェーンを装着した「G3200EZ」(排気量31.8立方cm)に「カービング仕様」を5月から投入するとともに排気量40.1立方cmの「GZ4000」に燃費を約20%低減する「ストラト・チャージド・エンジン」搭載型を加え4月から発売、ラインアップを強化して幅広いニーズに応えている。同社では、これからシーズンを迎える夏の展示会などの各種イベントで新型チェンソーをアピールしていく考えだ。  
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  エルタがナイロンカッター「トップローター」を新発売  
     
  エルタは、刈払機用ナイロンロープ並びにローター(差込タイプ、フルオートタイプ)の各種シリーズ化を進めているが、このほど、セミオートタイプのナイロンローター“トップローター”を6月より新発売したことを明らかにした。これから本格化していく草刈りシーズンに向けて積極的にアピールしていく考えだ。同ローターは、刈刃の装着と同様の方式により、どの銘柄・機種の刈払機にも簡単に取り付けられる。また、セミオートタイプ(タップ方式によりロープが出る)のため、刈払機の排気量に応じて、最善のロープ長さが選択できる。  
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  デサントがチェンソー用防護衣発売  
     
  スポーツ用品メーカーのデサントは、6月末から耐チェンソー用防護衣「フォレストレンジャー」を発売する。主な販売ルートは全森連および林災防。これは林野庁の「平成14年度林業労働災害防止機械・器具等開発改良事業」の助成金を受けて、マックスとデサントアパレルが共同開発した防護衣。表地と裏地の間に、高強力ポリエステル「ビサイド」と高強力アラミド繊維などを採用。チェンソーが当たり表地が破られると、引き抜けた繊維がチェンソーの回転部に巻き付き、短時間に回転を止める構造だ。  
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  チェンソーアートではチェンソーを複数所有  
     
  先月22、23の両日、愛知県北設楽郡東栄町で開かれた「木の郷 いりまじり 第4回日本チェンソーアート競技大会・東栄2004」。参加者は一人で最低でも2台、多い人になると、チェンソーを2桁以上の台数を所有。旺盛な導入意欲を持っている実態が、競技大会を企画した「東栄まちづくり運営委員会」が参加者を対象に「チェンソー使用状況」を調べ、まとめた結果わかった。ホビーユーザーがチェンソー需要の一部を占めつつあることを物語る結果となっている。  
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  米改革で市場拡大の好機/米関連機器特集  
     
  農政改革が具体化に向けて進行している。その中心的存在である米改革は、今年度からスタートした新たな米政策のさらに先を見据えた展開が、先に亀井農相が示した「農政改革基本構想」でも位置付けられている。こうした中、米の生産、流通はより規制が緩和され、市場競争が激化。「選択と集中」の名の下に、産地、生産者が選りすぐられてゆく時代に入ってきた。それは、米に関わる機械・施設にはさらに高いレベルが要求されることを意味する。このニーズをしっかりと捉えることで市場拡大のチャンスをつかみたい。  
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  軽快・快適な作業を機械技術が実現/遠赤乾燥機、籾搬送機器  
     
  秋の収穫作業では、農家の高齢化や人手不足を背景に、スピードアップ、1人作業など、更なる効率化が求められている。そのニーズに応えるのが、グレンタンク式コンバインとそこからの籾を受けて高速輸送を実現するグレンコンテナ(籾搬送機器)。今年は、袋取りコンバインをグレンタンク化する装置なども登場し、籾の効率輸送はさらに進むとみられる。グレンコンテナも、大量輸送、効率排出などを実現するとともに、価格面でもメリットを打ち出し、農家の要請に応えている。また、遠赤乾燥機は高品質な米作りができると好評だ。  
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  芝生の校庭つくる/芝草学会シンポジウムから  
     
  日本芝草学会は、神奈川県藤沢市の日大生物資源科学部を主会場に春季大会を開催した。3日間の日程で、最終日には初の公開シンポジウム「こうすればかなう!芝生の校庭・園庭」を開催した。身近なテーマとあって、一般参加者200人を含む約350人が参加、実際に校庭の芝生化試験や管理作業に当たり、また、芝生の上で遊ぶ楽しさを知った小学生らの報告に熱心に耳を傾けた。当日の講演概要をまとめた。  
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