農経しんぽう
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  農経しんぽう  
  平成16年10月25日発行 第2586号  
     
   
     
   
  コシヒカリが26年連続1位/16年水稲品種別作付  
     
  農林水産省総合食料局は19日、平成16年産水稲の品種別作付状況(速報)を発表した。それによると、1位は「コシヒカリで」昭和54年以降26年連続。10位は「ササニシキ」に替わり「ななつぼし」がランクインした。作付面積の上位10品種については、「ササニシキ」が12位に転落、替わって「ななつぼし」が前年18位から10位に上昇した以外は、概ね前年同様であり、上位10品種の水稲うるち米全体に対する作付割合は82.2%となっている。2位は「ひとめぼれ」、3位は「ヒノヒカリ」、4位は「あきたこまち」、5位は「キヌヒカリ」。  
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  齋藤農機製作所がチッパーCW-200H発売  
     
  齋藤農機製作所は、かねてより研究・開発を進めていた樹木破砕機「サイトー破砕機チッパー・CWー200H」を完成、本格的な発売を開始することを明らかにした。同機は自動遠心クラッチの採用により、最大径が軟質材で約60mm、硬質材が約45mmを連続的に破砕処理できる強力タイプのチッパー。また、キザ付きロールの採用により、食い込み力に優れ、材料を押し込むことなく、極めて効率的に処理できる。メーカー希望小売価格は42万円(税別)と廉価となっている。  
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  うすまきミニ播種プラントなど発表/スズテック  
     
  スズテックは19日、本社において記者会見を行い、かねてより開発を進めていた床土入れから覆土までの一貫作業を、1時間当たり約3ha分できる「うすまきミニ播種プラントTHK-6017K」、マイコン制御で箱取り作業を自動化した「苗箱積出機SNTー607」、1時間当たり約500枚のポット用の箱並べ可能な「自動ポット箱並べ機・ハコロボSPNー505ー8」を完成、来春2月より本格的な発売を開始することを明らかにするとともに、園芸用機器として、「真空播種機SHH-30」を発表した。  
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  デリカでは搭載ダンプ「ベッセル」発売  
     
  デリカはこのほど、手持ちトラック(標準ボディー3t以上)への載せ降ろしが簡単にできる「搭載ダンプベッセル」(型式はDDV-4000B)を新発売した。同機は、トラックに搭載して堆肥を堆肥センターなど堆肥置き場から運搬し、そのまま荷箱をダンプさせて直接マニュアスプレッダや自走マニュアスプレッダに積み込むことができる。とくに遠距離圃場での堆肥散布に威力を発揮する。荷台容積は4.0立方m。メーカー希望小売価格は156万4500円(税込み)。  
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  和同産業が05年モデル除雪機  
     
  和同産業はこのほど、05年モデルの新型除雪機として9モデルを新発売した。格納時に従来機よりシューターのヘッドを下げることができる新型シューターを採用したSE180H(ガソリン、18馬力)をはじめ、18馬力以上のディーゼル(SE181D〜SD422ADの8モデル)はすべてニューモデルにした。  
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  刃物研ぎグラインダを発売/県央貿易  
     
  県央貿易(新潟県栄町)は、ディスクグラインダ、両頭グラインダ、水研グラインダ、刃物研ぎグラインダなど各種グラインダを始め、ヘッジトリマー、高圧洗浄機、薪割機などの電動工具類などを、農村市場に向け積極的に販売展開している。今回、JA・農機店用として、より商品アイテムを拡大。その中でも、このほど鎌メーカーと共同で開発し、8月に新発売したダイヤモンド砥石“DS100R”を装着した「KNO刃物研ぎグラインダMG-220」は、鎌・包丁を始め刈刃・チップソーなども極めて簡単に、かつキレイに研磨できるグラインダとして、全国のディーラーから引き合いが多く寄せられている。  
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  サタケの佐竹利子代表が中国油糧学会の名誉副理事長に  
     
  中国糧油学会(白美清理事長)はサタケの佐竹利子代表を名誉副理事長に引き続き任命したことを明らかにした。これは9月15日に同学会の上部組織である中国科学技術協会で承認され、正式に任命されたもの。任期は4年で2期目となる。中国糧油学会は、1986年に設立。食糧、油脂分野における技術開発計画、標準化、近代化等に関する方針の提言を、中国中央政府に対して行うことを主な役割としている。今回の任命に当たって同学会の白美清理事長は、中国の食糧分野における佐竹利子代表のたゆみない尽力、貢献と数々の功績を称えている。  
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  タナカ工業のハンディラッセルが活発  
     
  タナカ工業が生販する寒冷地対応仕様の2サイクルエンジン(排気量39.8cc)を搭載したコンパクトな手押し除雪機“スノー・ハンディラッセル”「THR-450」が、本格的な降雪シーズンを前に北海道・東北・北陸など雪国のディーラーから引き合いが多く寄せられている。同機は小型ながら、最大除雪量が毎時10tと高性能機。軒先、家周りなど狭い場所から、公道、駐車場など広い場所、さらに、屋上など限られたスペースで除雪作業が行える、極めて汎用性の高い除雪機となっている。  
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  みのる産業の「玄米シェフ」解説のマンガ  
     
  健康食品として年間110億円を超える市場にまで急成長した「発芽玄米」。健康を増進する機能米として注目されるこの発芽玄米を、家庭で簡単に作れるのがみのる産業発売の全自動玄米プロセッサー「玄米シェフ」だ。毎日、できたて新鮮な発芽玄米を家族で楽しめることが受け、大きな人気を博している。このほど、そんな玄米シェフの機能や発芽玄米の良さを、マンガでわかりやすく解説した冊子『玄米シェフ物語』が出て話題を呼んでいる。「発芽玄米が家族を守る」―がサブタイトルのこのマンガは米田家を舞台に進行する。  
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  ヤナセはB&Sエンジン事業をB&SJに譲渡  
     
  ヤナセは、アメリカのブリッグス・アンド・ストラットン コーポレーション(B&S Co)と、日本市場におけるB&S製品の一層の販売拡大を目指して新たな組織体制による活動を開始することで合意した。B&S Coは、新たにブリッグス・アンド・ストラットン ジャパン有限会社(B&SJ)を設立し、同社は、今年12月31日をもってB&Sエンジン事業をB&SJに譲渡する。来年1月以降は、B&SJがB&Sエンジンの販売、サービスなどの一切の業務を取り扱う。  
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  ファイザーがグリーンガード技術講演会  
     
  ファイザーは15日午後、東京都品川区にあるホテルラフォーレ東京において、「マツ材線虫病」による松枯れ防止のためのセミナー「グリンガード技術講演会」を財団法人日本緑化センターの後援で開催した。会の冒頭挨拶に立った同社の伊林富男取締役農産事業部長は、「グリンガードが世に出て23シーズンが経過、効果、価値を認めていただき、松枯れ防止の農薬として最も使用されている。安心に対するニーズが高まる中で、社会の要望に応えた活動を今後も行っていきたい」などと力強く語った。  
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  ヤンマー、三菱実演まつり/小出農機  
     
  小出農機(富山市)は10月9日、2haの圃場にトラクタ・田植機・コンバイン・遠赤乾燥機など総計80台の最新鋭機を揃え、第8回目となる「ヤンマー・三菱実演まつり」を開催した。台風22号の影響で当日はあいにくの雨となったが、約900名が来場、会場での契約だけで主要3機種は38台を数えるなど、上々の成果となった。乗用田植機は60aの圃場でヤンマー「ペダリスト」、三菱「まくらっこ」が競演。一方、トラクタコーナーでは、重粘土質のぬかるんだ圃場をキャビン付きのヤンマー・クローラトラクタがここぞとばかりに走り回り、その威力をアピールした。  
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  簡単で負担少ない「ベルノ」/秋田発!ヒットの現場  
     
  売って喜ばれ、使って評価される機械。しかも手離れも良い―と販売店にとってみて三拍子揃った商品が今年春、秋田の農機市場を駆け抜けた。タイショーが製造する苗箱並べ機「ベルノ」がそれ。「しゃがんで並べる」という、これまでの苗箱並べの作業を一新し、簡単、廉価、高能率が高い評価を受けた。秋田発のヒットの現場として、東日本三菱農機販売大潟村営業所(秋田県南秋田郡大潟村南)を訪ね、大型プロ農家が喜ぶ「ベルノ」の秘密を同営業所の堀江清功所長に取材した。  
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  日農工耕うん機部会長に山本氏、乾燥機は大島氏  
     
  日農工は19日に耕うん機部会、21日に乾燥機部会をそれぞれ開催し、任期満了に伴う役員の改選を行った。耕うん機部会長には新たに山本達一氏(井関農機専務)が選任され、副部会長企業はクボタ、三菱農機、ヤンマー農機。乾燥機部会長には大島伸彦氏(大島農機常務)が再選され、副部会長企業もサタケ、静岡製機、山本製作所が再任となった。  
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  紙マルチ直播や米糠施用を発表/近畿・中四国研究センター  
     
  「平成16年度近畿中国四国地域農林水産業研究成果発表会」が18日、広島県福山市の労働会館「みやび」で開催され、近畿中国四国農業研究センターの飯田修一主任研究員が「コメの成分育種とその利用」、福山大学・井ノ内直良教授が「コメ澱粉の構造と物性との関係」などを発表。ポスター発表では、近畿中国四国農業研究センター・亀井雅治主任研究官が「除草剤を使わない水稲の紙マルチ直播栽培」、同・佐藤節郎総合研究第一チーム長が「耕種と畜産を結ぶ飼料イネ」、滋賀県立農業総合センター・中井譲作物担当主任主査が「米糠施用と機械除草を組み合わせた水稲無除草剤栽培技術」などを発表した。  
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  中小企業団体表彰で大臣賞に福井商組  
     
  中小企業協同組合法施行55周年および中小企業団体の組織に関する法律施行45周年を記念する式典が21日、都内の東京全日空ホテルで行われ、農機業界からも商組関係者が表彰を受けた。農林水産大臣賞・優良組合では福井県農機商組(松田一郎理事長)、同組合関係功労者では山口県農機商工組の田中直行理事長、中小企業庁長官賞・優良組合では香川県農機具商工組(池田一三理事長)、同組合関係功労者では福島県農機商組の作山博之理事長、組合専従優良職員では、岩手農機商組の高橋祐二事務局長、宮城県農機具商組の横山京子事務局長、栃木県農機商組の矢古宇義美事務局長、新潟県農機商組の谷澤孝志事務局長がそれぞれ表彰を受けた。  
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  日本施設園芸協会が農政講演会  
     
  日本施設園芸協会(木田滋樹会長)は19日、都内のKKRホテル東京で農政講演会を開き、会員など約20名が参加した。同会は主に会員向けに、農業政策を広く知ってもらうと開催した勉強会で、農林水産省から3氏がテーマごとに話題提供。食料・農業・農村基本計画の中間論点(大臣官房企画評価課政策調整室・佐々木康雄室長)、野菜政策研究の中間報告(生産局野菜課・栗原眞総括課長補佐)では、1.生産構造の低コスト化、2.安心・安全な農産物の提供――などを視野に今後の検討課題を解説。また、17年度野菜関係予算の概要について野菜課・栗原課長補佐、経営構造改善課・島田英俊課長補佐が発表した。  
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  機械化で開く「農」の未来/29日から秋田農機ショー  
     
  「先人に学び農業の未来をひらく―担い手に託す農の未来―」をテーマ掲げた「第127回秋田県種苗交換会」の協賛行事として第56回秋田県農業機械化ショー(主催・秋田県農業機械化協会=石井雄光会長)が10月29日から11月4日までの1週間、大曲市大曲西根の雄物川大曲河川敷で開かれる。今年の最後を飾り、東北の晩秋を彩る大展示会である同農機ショーには今年、会員47社が出展。昨年を70近く上回る650小間に稲作用の主要機種をはじめ、畑作、果樹などの関連農業機械を取り揃え、購買意欲の喚起を図っていく。今週は、種苗交換会の開催にあわせて秋田県農業機械化ショー特集として最前線の動きを追った。  
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  機械の有効活用で秋田農業前進  
     
  稲作の占めるウエートの高い米どころ秋田。それだけに農業機械市場も「コメ」の動向に大きく左右される。現在、主要機種では、トラクタの県内出荷台数(平成15年実績)1205台中、30PS以上が49.9%と半数、ロータリー式田植機1145台中、6条以上が76%、コンバイン822台中、3条刈り以上が92.5%と大型化が以前にもまして進行。また、無人ヘリコプターの導入や直播栽培、防除作業を軽労化する側条田植機(ペースト対応)の採用など、これからの稲作技術へのシフトも進んでいるのが最近の傾向だ。稲作県・秋田の機械化事情を今年の市場動向を踏まえながらみた。  
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  操作性・環境性能進化させ、低価格で攻める除雪機  
     
  季節は一気に秋めいてきた。しかし、ことしの市場は、過去最高の9個の台風が上陸しその影響などで一部地域ではコンバイン商戦が長引き、10月中旬もコンバインで激しく追い上げる展開となっている。「雪は豊年の貢ぎ」といわれるように、おいしいコメの産地はまた豪雪地帯でもある。北海道、東北、信越、北陸の日本海側を中心とする雪国では秋商戦の収束と同時に除雪機商戦が本番を迎える。ことしの除雪機商戦は、昨年が各社とも台数を落としただけに、気合いを入れてスタートした。9月までの動きは「予約段階では前年並み。滑り出しとしてはまず順調といえる」(メーカーの担当者)としながら、早くも「短期決戦の見通し」(農機店)という見方が出ている。  
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  安久津氏(日農機製工)が知事賞/北海道地方発明表彰  
     
  発明協会はこのほど、北海道地方発明表彰の受賞者を発表した。業界からは、日農機製工代表取締役社長の安久津昌義氏が「けん引式作業機の車輪偏角自動制御装置」で知事賞を受賞した。また、土谷特殊農機具製作所代表取締役で、発明協会評議員、発明協会北海道支部副支部長(帯広分会長)、帯広少年少女発明クラブ会長の土谷紀明氏が奨励功労賞を受賞した。  
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