農経しんぽう
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  農経しんぽう  
  平成17年11月7日発行 第2634号  
     
   
     
   
  優良農地404万haを確保/農用地の確保等に関する基本指針改正  
     
  農林水産省は10月28日、食料・農業・農村政策審議会農村振興分科会を開き、大臣より諮問のあった農業振興地域の整備に関する法律(=農振法)に基づく農用地の確保等に関する基本指針(案)について審議した。基本指針は農振法に基づき、農用地区域内における農地の確保に関する国の基本的な考えを示したもので、今回の改正では優良農地の確保のためには耕作放棄地対策が最重要課題であることや非農業的な土地利用への適切な対応が必要として、追加措置している。  
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  貧困半減の目標へ努力/世界人口白書2005  
     
   国連人口基金(UNFPA)はこのほど、世界人口白書2005を発表した。今年はミレニアム開発目標とそれに先立つミレニアム宣言の5年目の検討をする年に当たっており、その目標(初等教育の完全普及、エイズの蔓延を止めること、妊産婦死亡を減らすことなど)がどの程度達成されているかを探り、努力不足の側面を明らかにしている。白書は、2015年までに極度の貧困状態を半減するという約束を達成するには、ジェンダーの平等とリプロダクティブ・ヘルスが不可欠であると強調。世界には「貧困を過去のものにする」空前の好機が訪れている、と述べ、行動を促している。  
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  乳用牛は164万1000頭/8月1日現在畜産統計  
     
   農林水産省は10月31日、乳用牛及び肉用牛の飼養動向(平成17年8月1日現在)を発表した。それによると、乳用牛の飼養頭数は164万1000頭で、前年に比べて4万2000頭(対前年同月比2.5%)減少した。これは、高齢化等による飼養農家の休廃業があったためである。乳用牛・肉用牛ともに飼養頭数が減少しており、高齢化等による飼養農家の休廃業が深刻化している状況がうかがえる。乳用牛の飼養頭数の内訳をみると、経産牛は105万8000頭で前年に比べて2.5%、未経産牛は58万2000頭で前年に比べて2.7%それぞれ減少した。  
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  築こう未来の農業テーマに認定農家ふくしまサミット  
     
  第8回全国認定農業者ふくしまサミット実行委員会(安濃兵衛委員長)の主催による「第8回全国認定農業者ふくしまサミット」が10月27、28の両日、福島県郡山市の「郡山ユラックス熱海」をメーン会場に開催され、全国から2400名余りの参加者が「築こう未来の農業。―農業が育てる夢の新時代!」をテーマに研鑽や情報交換を行った。27日には全体会、28日は福島県内の8コースに分かれての現地研修がもたれ、参加者は、これからの農業を支える「担い手」としての意気に燃えていた。  
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  農電協関東支部が千葉で研修見学会  
     
  農業電化協会・関東支部(花形将司支部長・事務局=東京電力販売営業本部法人営業部営業第2グループ内)は10月28日、千葉県内で「平成17年度研修・見学会」を開催した。今回は、長生郡白子町のサラダ菜やトマトをハウスで大規模に栽培している「農事組合法人白子グリーンファーム」と、富津市新富にある「東京電力富津発電所」を訪問、熱心に各施設の視察を行った。  
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  無人ヘリ競技大会で佐賀のチームが優勝  
     
  農林水産航空協会と全国産業用無人ヘリコプター推進協議会は1日、茨城県水戸市の農林水産省農業技術研修館において産業用無人ヘリコプターの飛行技術競技大会を開き、これには各地から96組の競技参加者が集まった。栄えある農林水産大臣賞には佐賀県・JA佐賀みどりから出場した畑島学(競技者)・菅野俊浩(合図者)両氏のペアが輝き、競技得点3600満点中、3517.94点をマーク、受賞の悦びを満面の笑みで表した。佐賀県勢はおととし以来、2回目の受賞となった。  
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  ホンダが中型ハイブリッド除雪機を発表  
     
  本田技研工業は12月12日から「世界初」(同社)とする3つの除雪作業モード切替を実現し、初心者から熟練者までさらに扱いやすくなった中型ハイブリッド除雪機「スノーラiHSM1590i」(最大出力15馬力)を発売する。先に開発した世界で初めての回転数電子制御技術「新電子ガバナ」を採用した「iGX440」(排気量438cc)を搭載。メーカー希望小売価格は94万2900円(税込み)。年間販売計画台数は500台。  
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  新型2サイクルエンジンを発売/三菱重工業  
     
  三菱重工業汎用機・特車事業本部は1日、業界クラス最軽量を実現し、長時間でも作業者への負担が少ない新型2サイクル汎用ガソリンエンジン「三菱メイキエンジンTBシリーズ」を発売した。今回の新製品は、従来機種(TLシリーズ)を13年ぶりにフルモデルチェンジしたもので、軽量化に加え、始動性も向上させたのが特徴。同社では、刈払機を中心とする農業機械分野に拡販を図り、シリーズで年間10万台の販売を見込んでいる。  
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  静岡製機が色彩選別機とダイヤモンド精米機の新製品  
     
  静岡製機は10月20日、本社で記者会見を行い、色彩選別機「SCS-5C」と「同-10C」、またダイヤモンド精米機「DR-30H」を発表、本格的な発売を開始することを明らかにした。新型の色彩選別機は、繰り返し選別で精度を大幅にアップした、まったく新しい機構“SCSシステム”を採用。歩留まりの向上、高制度選別を実現した。また、ダイヤモンド精米機「DR-30H」は、コンタミ対応を始め、健康食ブームに最適の米製品まで生産できる多機能自動精米機。ダイヤ研削の特徴をいかし、胚芽精米、玄米食用米、古米搗き込みなど、多様な目的に応じた高付加価値米の生産が可能。  
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  日立建機ティエラが歩行型ミニローダ2機発売  
     
  日立建機ティエラは今年、計画を3割上回る出荷台数で好評だった歩行型ミニローダをさらに使いやすくモデルチェンジ。10月からML30-2(7PS・バケット容量0.05立方m)を、11月からはML20-2(5.7PS・バケット容量0.03立方m)も発売を開始した。今回の新モデルは低騒音化を実現、除雪用途のユーザーが多いため雪の入り込みを少なくする機体カバーを装着、さらに燃料タンク容量を3.6Lから6Lに拡大した。  
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  先進のエンジンを搭載したアーティキュレートダンプ発売/新キャタピラー三菱  
     
  新キャタピラー三菱は、3軸6輪駆動のアーティキュレートダンプトラック「CAT725(最大積載量2万3600kg)」、「CAT735(最大積載量3万2700kg)」、「CAT740(最大積載量3万8000kg)」の3機種を発売した。今回のモデルチェンジでは、燃料効率とエンジン性能を維持しつつ世界の厳しい排出ガス規制に適合する、キャタピラー先進の「ACERT(アサート)」テクノロジーを採用したエンジンをダンプトラックで初めて搭載している。  
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  ロータリとトリムタイプのモア2機種発売/ミクニ  
     
  ミクニ 三國商工カンパニーは、ファインカットロータリーモア「AR3」とファインカットトリムモア「TR3」を発売した。「AR3」と「TR3」は、両サイドからのアクセスが可能なウォークスルー・プラットフォーム、LFシリーズと共通のフットペダルとコントロールレイアウトなど人間工学に基づいた使い易さを提供する。主な特徴は、1.信頼性のあるエンジンパフォーマンス、2.油圧ウェットブレーキと緊急ブレーキは、作業環境に左右されないメンテフリー、3.環境に配慮した生物分解性オイルを使用−など。  
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  エスピーエムが自走式アグバックを発表  
     
  エスピーエムは、好評な理想的サイレージ貯蔵システム「アグバック」の自走式タイプを発表、バンカーサイロが不足している農家に最適ということで、好評である。「自走式アグバック」は、1日(8時間)に径9フィート×60m(約240t)を3本作る能力があり、効率的で省力化が可能なため期待を集めている。来年には、さらに作業量の大きい「MB-9010」も発表する予定であり、今後推進されるコントラクター化に対応していく考え。  
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  三陽機器の樹木破砕機のユーザー拡大  
     
  三陽機器が新事業として立ち上げた「環境リサイクル関連事業」が好調な推移をみている。中でも樹木破砕機「グリーンフレーカGFシリーズ」は、普及につれてユーザーも多様化。野焼きが禁止され、剪定枝などの処理に困っている果樹農家や林家をはじめ、畜産農家・ゴルフ場・造園業者・建設土木業者・ホテル・老人ホーム・シルバー人材センターなど多岐にわたっている。最近は公園や街路樹をもつ自治体、ごみ処理業者など各企業、学校関係者などからも活発な引き合いが寄せられている。  
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  循環社会の形成へ間伐材の有効利用を/森下機械・森下社長が提案  
     
  森下機械は間伐材を有効利用した「循環社会の形成」などを提案している。10月27、28日、大阪市内で開催された「元気企業ビジネスフェア」(南都銀行主催)でも初日、プレゼンテーションを行った。プレゼンで森下社長は「森林の荒廃、ダイオキシン類の排出による大気汚染、遊休農地の増加という3つの大きな社会問題をつながりを持たせて解決していく提案」と説明。森林間伐材から同社のおが粉製造機「ウグランマシン」で加工した特殊なおが粉(バイオウグラン)には「例えば車エビを生きたまま輸送できる」と材料や加工面からみた同おが粉の長所などを解説した。  
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  スチールが創業15周年キャンペーンの第1回抽選会  
     
  スチールは、同社創業15周年を記念し、12月31日までにスチールチェンソー(電動を除く)を購入したユーザーに対して、抽選で毎月10名、合計40名に「メイプルリーフ金貨0.5オンス(純度99.99%以上の純金製金貨)」をプレゼントする「金貨プレゼントキャンペーン」を実施、10月14日に第1回抽選会を開催した。今回の抽選会は、本社会議室で、今村社長により厳正にとり行われ、10名の当選者を決定した。  
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  水圧式ねぎ洗浄機が好評/山脇機械  
     
  山脇機械が発売している「水圧式ねぎ洗浄機TYY‐2003型」(特許出願中)が地元高知のほか、徳島の渭東地区や岡山の中原地区など全国のねぎ産地で導入され、好評を得ている。作業音が静かなうえ、独自のノズル機構による抜群の洗浄力と仕上がりが人気。出口コンベアを収束装置(オプション)に取り替えれば大容量(約17〜18kg)のねぎが結束できるため、1人での作業も行える。  
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  新展開むかえる米政策捉え、関連機器市場を拡大  
     
  米の生産、流通体制が大きな変革期を迎えているなか、平成19年産からの米改革の骨格が徐々に明らかになってきた。消費者ニーズに応える米穀事業への転換を目指して、全農も、抜本的な米穀事業改革の断行に踏み切るなど、米をめぐる状況は刻々と変化している。作況指数101とまずまずの豊作となった出来秋。おいしい新米の供給が本格化するなか、関連機器に対する需要も高まっている。  
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  畦畔管理省力化の決め手畦塗機  
     
  畦塗機は昨年9000台近い生産・出荷台数となり、過去最高を更新した。単品としてはロータリ、水田用ハロー、播種機に次ぐ規模に成長している。一昨年の不作を受け深水管理の重要性が指摘され、一気に浮上したようだ。また、畦のコーナーの塗り残しがなくなるリターン(リバース)方式が登場したことも、追い風となっている。このまま1万台の大台に乗せたいところだろうが、米価の低迷などでことしは台数的にはやや苦戦、ただ金額面では大型化、リターン方式の投入で健闘している。  
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  明るさ戻った愛媛農機市場を各社が深耕  
     
  ぽかぽか陽気とみかんのイメージが強い愛媛。四国アイランドリーグの「愛媛マンダリンパイレーツ」のユニフォームはオレンジ色だし、そのチーム名もみかんと水軍に由来している。東予、中予、南予の地域差はあるが、人の印象は気候と同じく温かだ。昨年は温暖なイメージとはほど遠いまれにみる8月中旬以降の相次ぐ台風で厳しいムードが漂っていたが、今年は愛媛の空のように明るさが戻った感じ。県下の農機流通現場では、きめ細かな試乗実演などで「こちら側から動いて需要を掘り起こす」姿勢が目立ち、各社とも春に向けてまっしぐらに動き出している。  
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  森林内のナビゲーション/森林総研の開発成果  
     
  森林総合研究所(大熊幹章理事長)では林業機械の開発・改良、実態調査など、様々な観点から効率的な森林施業の確立を目指した研究が進められている。その成果の一端を同研究所の広報誌「研究の“森”から」とこのほど発刊された平成16年度の研究成果集で取り上げ、紹介している。機械化林業による林地への影響を調べるデータベースの開発などが行われている。  
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  盛大に林業・環境機械展示会  
     
  林業機械展示・実演会に「森林」「環境」の2文字を加え「森林・林業・環境機械展示実演会」と名称を改めた林業関連資機材の総合イベントが10月30、31の両日、兵庫県加西市の特設会場で開かれた。出展企業はこれまで最高の50社を数え、これに兵庫県、加西市、森林利用学会を加えた53の出展者、会期中の参観者数は最高の6700人といずれも過去最大の規模を記録。会場内では小学生の体験学習という新しい試みがなされ、2日間とも客足は途切れず、林業作業に関わる幅広い最新の技術情報を発信した。  
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  石塚賢氏(桝屋本店代表取締役=新潟県)が黄綬褒章受章  
     
  政府は3日、今年の秋の褒章受章者を発令した。業界関係では、石塚賢氏(桝屋本店代表取締役=新潟県、三和商工会会長)が業務精励(農機具販売業)の功績で黄綬褒章を受章した。伝達式は16、都内の東京プリンスホテルで行われる。  
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  武田明氏(元北海道農業機械工業会専務理事)が死去  
     
  武田明氏(元北海道農業機械工業会専務理事)は10月8日死去、88歳。氏は大正5年10月10日生まれ。昭和51年10月北農工へ事務局長として入会した。その後常務理事、専務理事(57〜61年)に就任し、道農機業界の発展に尽くすとともに、工業会の活動を通し道農業の振興・発展に貢献した。  
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