農経しんぽう
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  農経しんぽう  
  平成19年10月29日発行 第2727号  
     
   
     
   
  副会長に阿部、蒲生氏/日農工が地方大会  
     
  日農工(幡掛大輔会長)は26日、福岡市のJALリゾートシーホークホテル福岡で、地方大会(第104回理事会)を開き、平成19年および20年の機種別出荷見通しについて部会長から報告を受けた。また、理事の選任と副会長の互選を行い、新任の副会長に阿部修司氏(ヤンマー農機社長)と蒲生誠一郎氏(井関農機社長)の両氏が就任。新任の理事には西村隆志氏(IHIシバウラ社長)が就任した。平成20年の機種別出荷見通しでは、管理機、刈払機が101%で、前年を上回る見通し。防除機、国際委員会(輸出)は100%で前年並み、このほかの機種は前年を下回る予想。  
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  エンジンの海外生産は751万台/陸内協19年度改訂見通し  
     
  日本陸用内燃機関協会(林守也会長)はこのほど、平成19年度陸用内燃機関生産(国内、海外)、輸出改訂見通しについてまとめ、公表した。平成19年度からは、9カ国において、会員企業10社が行っている海外生産についてのエンジン生産見通しも加え、発表した。国内生産見通しは、 ガソリン機関が台数で対前年度比5.2%減の618万2000台、金額は同14.4%減の1280億円。ディーゼル機関は、台数で同5.4%増の140万7000台、金額は同8.1%増の3695億円。海外生産は、ガソリン機関が台数で対前年度比3.6%増の710万3000台、ディーゼル機関が同14.4%増の41万2000台の見通し。  
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  種籾温湯殺菌装置を発売/井関農機  
     
  井関農機はこのほど、ヰセキ水稲種籾温湯殺菌装置「SR-300」(毎時能力300kg)と「SR-600」(同600kg)の2型式を新発売した。キャスター付きの移動式とし、複数の育苗施設で共同利用も可能で、たとえば広域JAが1基保有して管内で施設ごとに使うこともできる。また、作業終了後は施設の隅に移動して保管できるので設置性がいい。同社では、「今後3〜4年で20〜30カ所の実績を狙いたい」(施設事業部)とし、1号機は鳥取県の「JA鳥取いなば」から受注、12月末に工事が完成する予定。  
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  ニラ調製機や播種機など発表/スズテック  
     
  スズテックは16日、本社において記者会見を行い、かねてより研究・開発を進めていたニラ調製機「NT670」、播種機2型式「THK6700」と「同6500」、ダンプキャリア「SC1606」、セルトレイ播種機「STH3001」(参考出品)の新製品を発表、来春より本格的な発売を開始することを明らかにした。併せて、同社中期3カ年経営計画として、1.新製品の積極的な開発、2.生産性の向上、3.グローバル化に対応―の3項目の重点施策を発表。この一環として、新たな生産設備を披露した。  
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  乗用型ミニローダML40を本格発売/日立建機ティエラ  
     
  日立建機ティエラは10月から乗用型ミニローダML40(バケット容量0.06立方m、7馬力)の本格発売に入った。全長1990mm×全幅865mm×全高1270mm、重量435kgの小さなボディだが、最大持ち上げ荷重200kgというハイパワーを発揮する。最大アーム先端上げ高さ1900mm、ダンピングクリアランス1580mm、ダンピングリーチ570mm。1本レバー操作のHSTトランスミッションにより、不整地でも簡単操作で安定した作業ができる。  
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  新型角型リヤーバケット/イガラシ機械工業が開発  
     
  イガラシ機械工業はこのほど、トラクタ用・リヤーバケット“角型バケット”の新型「NKD-165」と「同-165C」(C型砕土用プラウ付き)の2型式を開発、来春より新発売する。近年、除雪作業としても頻繁に使われることから、荷台先端に交換式バケット用刃先を標準装備したデラックスタイプを完成。除雪作業で磨り減った刃先を簡単に取り替えられる、角型バケットとして新発売するもの。NKD-165C型は、特殊形状の採土用C型プラウを装備。採土した後の仕上がりがキレイで、採土効率の良い作業が行える。  
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  カーツが菊の下葉落とし機「カーツ菊・すくすく機」発売  
     
  カーツはこのほど、立ち姿勢のまま楽に、効率的に菊の下葉落しが行える「カーツ菊・すくすく機」を開発、新発売した。しゃがみ姿勢の多い菊の下葉落し作業を軽労化したもので、畝間を歩きながら菊の茎下にカッターホルダーを差し込むだけで瞬時に下葉が除去できる。操作桿から直角に伸びるカッターホルダーには、6本のしなやかな特殊ゴムコードが取り付けられており、それらが回転することで、茎を傷つけることなく下葉だけを取り除く。コードの着脱も簡単で、別穴に草刈機用のナイロンコードを差し込めば、除草機としても使用できる。  
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  ゼノアが環境対応型エンジンを搭載した背負式ブロア発売  
     
  ゼノアはこのほど、環境対応型エンジン(排気量29.5cc)を搭載した背負式ブロア「EBZ3000」を開発、10月1日より本格的な発売を開始した。同ブロアは、同社独自の開発による、ストラト・チャージドエンジンの搭載により、低排ガス、低騒音、低燃費を実現。環境に優しく、しかも燃費の効率化により、経済的なものとなっている。また、軽量、コンパクト設計により、パワフルな作業が行える。さらに、前重心の背負方式や、背当通風機構の採用などにより、長時間使用しても、疲れにくい設計となっている。  
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  オーレックがスノーグレーダーSG800A発売へ  
     
  オーレックは11月から歩行型の排雪板式自走ミニ除雪機「スノーグレーダーSG800A」を発売する。作業幅800mm、エンジン3PS、車速は前進2段・後進1段。走行部はゴムクローラー。駐車場、空き地、商店街、小規模店舗、個人宅の除雪用で「大型除雪機では大きすぎる。しかしスコップ除雪は大変」という場面で活躍する。同機は昨年発売したSG800の改良版。女性から年配の方まで楽に使えるように、後進ギアを追加した。  
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  イズミ発売のマイクロ水力発電機に人気  
     
  イズミ発売の「マイクロ水力発電機パワーパル」が、太陽光発電や風力発電に比べ、設置が簡単で低コスト、しかもはるかに安定した電力供給が行える電源として農山村で注目を集めている。鳥獣害防止の電気柵やハウス内温度調節、お茶の防霜ファンや作業場など、農業用途や周辺用途に導入され、引き合いが活発化している。同社の発電機シリーズで、農山村で人気を呼んでいるのは、18万円〜38万円という価格帯の「パワーパルMHGシリーズ」。毎時出力200W・500W・1000Wの3種類があり、いずれも「発電機・導水路・排水管」がセットになっている。  
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  静岡製機が農産物直売所をオープン  
     
  静岡製機は、同社が運営を進める農産物直売所“とれたて食楽部(くらぶ)”がこのほど完成したことにより、25日のグランドオープンを前に、21日、地元関係者、建設関係者などを招き、オープニングセレモニーを開催した。同農産物直売所は、同社敷地内に、建物延床面積211坪、駐車スペース144台を有し、地元の米、野菜、果樹、花きなどの農産物を主体に、魚介類、工芸品などを取り扱う。新規事業分野として、準備を進めていたもの。同社では、同農産物直売所を通して生産者と消費者が直接ふれ合い、厳しい農業環境の中で、農業の活性化を模索したいとしている。  
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  新潟クボタが拠点別展示会「秋のいきいきクボタの日」  
     
  新潟クボタは13、14の両日、全営業所(25カ所)並びにグループの販売店8社で「秋のいきいきクボタの日」を開催した。5549人(前年比94%)を動員、成約高は3億8000万円(同97%)となった。主要機種はトラクタが22台、コンバイン16台、乾燥機33台、乗用田植機15台。「この1〜9月売上げは前年比95%。前年からずっと手強い市場が続く」(吉田社長)とするなか、同社の底力を見せた。  
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  ホンダ汎用製品がタイで生産累計1000万台達成  
     
  ホンダはこのほど、タイにおける二輪車、汎用製品及び部品の生産会社であるタイホンダマニュファクチュアリングカンパニー・リミテッド(タイホンダ)が10月上旬に汎用製品の生産累計1000万台を達成した、と発表した。タイホンダは、ホンダのタイにおける初の生産拠点として65年に設立、87年に汎用エンジンの生産を開始した。以来、汎用エンジンに加え、ポンプ、刈払機等の生産も手がけ、現在の汎用製品の年間生産能力は約210万台となった。また、タイホンダは、04年8月に累計生産500万台を達成しており、今回の1000万台には、その後わずか3年2カ月で到達したことになる。  
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  タイワ精機の米ヌカペレット成形機/有機農業を支える資機材  
     
  消費者ニーズが大きい有機無農薬米や特別栽培米に挑戦する農家が増えている。ネックとなる栽培技術は、1.除草剤なしでいかに抑草するか、2.病害虫に強い稲を作るための低コストの有機質肥料(ボカシ)をどう作るかだ。この二つの技術を一石二鳥で実現して注目を集めている製品がある。タイワ精機の米ヌカペレット成形機「ペレ吉くん」だ。同機を使用して大規模な有機無農薬稲作を経営する滋賀県の中道農園・中道唯幸さんに「ペレ吉くん」の活用法を聞いた。  
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  丸山製作所がキャンペーンの第2回当選者決定  
     
  丸山製作所は12日、千葉市の同社研修施設OVTAで、「元気農業応援キャンペーン グルメギフトプレゼント」の第2回抽選会を実施。内山社長自ら応募葉書の中から当選者50人を決定した。同キャンペーンは、背負動噴「霧の王国シリーズ」、バリューエイブル刈払機「草刈しま専科MB2460シリーズ」の購入者を対象にしたもので、9月末を締め切りとしていた。当選者は、北海道の辻田氏、秋田県の阿部氏、長野県の若林氏ら。  
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  第32回ツムラ角鳩会総会開く  
     
  第32回ツムラ角鳩会総会が16日午後2時半より、岡山市のホテル グランビア岡山で開催され、代理店など関係者29名が参加した。総会では平成20年度事業計画案や不需要期販売など協議事項6議案を、いずれも事務局原案通り可決。また、役員改選が行われ、新会長に中川三千雄氏(中川商店社長)が就任した。総会では、厳しい販売環境に打ち勝つために、製・販一体となってツムラ製品の一層の拡販に努め、更なる躍進を確認しあった。  
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  菅野祥孝氏が北海道功労賞受ける  
     
  菅野祥孝氏(スガノ農機相談役、北海道農業機械工業会理事)は、「平成19年北海道功労賞」を受賞し、高橋はるみ知事からの贈呈式が、15日に札幌市内の札幌全日空ホテルで開催された。今年の受賞者は4人。同賞は道が表彰する最高の賞で、農機業界で初のこととして、注目を集めている。表彰理由は、「土づくりを重視した農業振興」。永年にわたりボトムプラウや振動サブソイラなどの農機具の革新的な開発改良を行い、機械化による土づくりの推進と、道農業の生産性の向上に多大な寄与をしてきた。  
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  機械力で秋田農業牽引/秋田県農業機械化ショー開催へ  
     
  「先人に学び農業の未来をひらく―美味し郷へ」をキャッチフレーズにした「第130回秋田県種苗交換会」の協賛行事として行われる第59回秋田県農業機械化ショー(主催・秋田県農業機械化協会=米谷久征会長)が11月1日から7日までの1週間、県南部の湯沢市の岩崎工業団地内の特設会場を舞台に開催される。東北の大型農機展の掉尾を飾り、晩秋の秋田を彩る恒例行事である同農機ショーには今回、会員37企業が出展し、これから活力ある営農を実践していくうえで欠かせない機械化を提案。低迷している市場のムードを払拭し、機械力で秋田農業元気付け、リード、加速させる。  
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  構造変化が加速する秋田県農機市場  
     
  稲作の占めるウエートの高い秋田県の農機市場は、良しにつけ悪しきにつけ米の動向に大きく左右される。昨年、「品目横断的経営安定対策」の実施を控え、「予想をはるかに超える」(県内販売会社トップ)買い控えが目立ち、農業構造改革の断行という厳しい現実を前に冷え込んだ農機市場は、今年も昨年からのムードに好転はみられず推移した。それでも春商戦は、湿田の直進性能に優れたクローラ式のトラクタや操作性が一段と向上した乗用田植機が健闘したが、コンバインは軒並み苦戦。このため「農家が元気なるような営業」を基本に販促活動を展開中だ。  
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  除雪機での不注意・誤操作をなくし無事故作業を  
     
  初雪・初冠雪の便りが届き始め除雪機商戦が本番を迎えた。販売店の店頭には予約した現物がズラリ並び、一斉事前点検サービスを軸に商戦は活発化している。ことしの商戦のポイントは「一にも二にも安全」(有力メーカーで結成する除雪機安全協議会)だ。オペレータの安全確保はデッドマンクラッチの採用で、「事故は激減した」といわれるが、最近はオペレータだけでなく周囲の人が巻き込まれる事故も発生しており、業界ではこうした視点からも一段と作業の安全啓蒙を強化していく方針だ。  
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  秋田県の直播の現状と展望を聞く  
     
  秋田県は、平成22年度までに「直播栽培面積1万ha達成」を生産振興対策の柱のひとつに掲げている。「地域で取り組む21世紀の稲作」と位置付けられている水稲直播栽培の現状と今後の展望は。直播の普及に向けて研究開発に当たっている秋田県農林水産技術センター農業試験場作物部の眞崎聡部長と栽培担当の三浦恒子研究員にうかがった。春作業の省力化が図れる直播栽培は、技術レベルでは、現時点で問題ないとしたうえで規模拡大、複合化を進める上での選択肢となる有効な技術だと位置付け、導入メリットの普及・PRと共に更なるレベルアップに意欲を示す。  
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