農経しんぽう
農業並びに農業機械・施設・資材に関する行政から
生産・販売・技術まで、アグリビジネス全般の最新ニュースを掲載 
2万5000部発行 定期購読のお申込みは03-3815-0211
ホーム | 関連リンク集 | バックナンバー---
     
  農経しんぽう  
  平成22年10月25日発行 第2868号  
     
   
     
   
  持続可能な農業へ/APECが食料安全保障閣僚宣言を採択  
     
  APEC(アジア太平洋経済協力)で初となる食料安全保障担当大臣会合が16、17の両日、新潟市の朱鷺メッセで開催され、我が国を始め21の国・地域からの出席を得て、閣僚宣言が採択された。宣言では、食料安全保障はAPECエコノミーの共通の関心事項であるとし、具体的行動を定めた「食料安全保障に関するAPEC行動計画」を承認。共通目標として、「持続可能な農業の発展」、「投資、貿易及び市場機能の円滑化」の2つを掲げ、食料供給力の拡大、農業災害対応の改善、農村地域の振興、気候変動と天然資源管理への対応などを示した。  
  ホームに戻る  
     
   
     
   
  110周年に合わせ主要3機種で記念モデル/ササキコーポレーション  
     
  ササキコーポレーションは、来年創業110周年の佳節を迎える。これを記念し、このほどリバースあぜぬり機「カドヌール」、マックスハロー、ブロードキャスタの主要3機種について『110周年記念モデル』を発表した。いずれも“魅力ある製品の供給”を基本方針に掲げる同社の開発魂を傾注し、新規機構を盛り込んで操作性、安全性の向上を図った自信作。11月1日から来年3月末まで、キャンペーンも展開する。「カドヌール」の記念モデルは、「あぜ高さ電動機構」を装備したKV-DTXタイプ。マックスハローの記念モデルには、夕暮れ時でも後方から作業機を確認できる「安全ランプ」を装備した。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  新型リフトアップと大規模農家向けハトムネ催芽機/タイガーカワシマが発売  
     
  タイガーカワシマは、かねてより研究・開発を進めていたリフトアップ“楽だ君”の新型「LU-208」、「同-208D」の2型式と、ハトムネ催芽機“アクアシャワー”の新型「PROシリーズ」3型式(AQ-300、同-500、同-1000)を完成、本格的な発売を開始することを明らかにした。リフトアップは、米袋などをパレットに載せると、あらかじめ設定した腰の高さ・肩の高さまで自動で持ち上げる。また、ボタンスイッチで上げ下げし、希望の高さで停止する(手動運転モード)。アクアシャワーは、昨秋に発表した一般農家向けに続き、大規模農家向けとなっている。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  新型播種機“8シリーズ”4型式/スズテックが発表  
     
  スズテックは19日、本社において記者会見を行い「2010新製品発表会」を開催、水稲用播種機“8シリーズ”を発表すると共に、簡易型掃除機を参考出品した。新型の播種機は全自動散播「THK2008」、全自動条播「THS2208」、オート散播「HK208」、オート条播「HS228」の4型式とミニコン「SCS28」、自動ハコツミ機「AH8」。播種機は、いずれの型式も1時間に200箱の能力を有し、播種ホッパー、床土・覆土ホッパーを始め、部品の多くの共用化を実現。また、播種量の調節をダイヤル式にするなど随所に新機構を採用している。来年1月より本格的な発売を開始する。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  新型エンジン3機種を発表/三菱重工業  
     
  三菱重工業は21日、汎用ガソリンエンジン「三菱メイキエンジン」のTLEシリーズに軽量2機種、GBシリーズに7馬力タイプの新製品を発表、日米欧の排出ガス規制に適合したラインアップが完成したとして、今後の普及増大に期待をかけている。発売はいずれも来年1月から。2サイクルのTLE24と同27は、フライホイールをはじめ各種部位を見直すことにより、従来機に比較し8〜11%の重量軽減を達成した。また、燃費は同クラスの国内向け従来機種に比べて約35%低減。4サイクルのGB220は、各種農機への搭載互換性を高めている。  
  ホームに戻る  
     
   
     
   
  ヤンマーファーム第一農場を開設/ヤンマーアグリイノベーション  
     
  ヤンマーは農業ソリューションを使命とする100%出資の新会社「ヤンマーアグリイノベーション」(橋本康治社長)を9月1日付で設立したが、去る10月15日、新会社の活動基盤であり実践の場となる新農場「ヤンマーファーム」を広島県世羅町に開設、建築中の「研修施設」とともに関係者に披露するとともに、開所式と鍬入れ式を挙行した。農場は現在計4.6haでホウレンソウや玉ネギなど加工・業務用野菜を生産する。橋本社長は挨拶で「広島で開設したこの第一農場を成功に導くことで、全国に第二、第三のファームを展開し地域の活性化を応援していきたい」と語った  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  松山記念館で講演会、鋤柄農機・鋤柄勘治氏が熱弁  
     
  松山の創業者松山原造翁と2代目松山篤翁の業績を記念・顕彰する財団法人松山記念館(松山信久理事長)は15日、松山本社で文化講演会を開催した。今回は「温故知新―農具鍛冶から農業機械つくりへと一筋に」と題し、鋤柄農機(本社愛知県岡崎市・鋤柄國佐社長)の代表取締役専務・鋤柄勘治氏が講演した。文化講演会は、重要な事業の一つで設立後毎年開催し今回で19回目となる。冒頭挨拶した松山理事長は、鋤柄農機と講演者の鋤柄専務を紹介、同社について「天保6年(1835年)に創業以来、注目度の高い商材を切れ目なく発信し続けている」と述べた。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  新北海道クボタが11月に発足  
     
  北海道クボタと北海中央クボタは、11月1日付で合併し、株式会社北海道クボタとして新たに発足する。今回の合併は、事業環境が厳しい中で、農家の信頼を得て、販売力・サービス力・収益力の強化を図り、企業体質の強化と経営の安定化、シェアアップが目的。今後、さらに北海道の農業、農家へ貢献していく。今回の新会社は拠点数52カ所、社員数510人という大規模なもので、北海道内全域をフォローして幅広く販売、サービスなどを行う。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  筑水キャニコムが製品の安全・安心機能をアピール  
     
  筑水キャニコムは農業機械事故の撲滅を掲げ、同社製品の「安全・安心機能」をまとめた。1.“ナ・ガ・ラ”ミッション=ハーフスロットルで時速0.25kmの超低速走行ができる。狭い場所における操作や突然、危険な状況に遭遇した時も、慌てることなく安全に回避可能な速度だ。通常速度の選択もできる。2.“天城越え”+前ミッション=新商品の「北国/みなみの春・・・ぉ」搭載の新機能スイング転輪で、なめらかな段差乗り越えを実現した。前ミッションなので、登り坂や斜面でもバランス良く駆動力を発揮する―など。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  ベトナムから見学の一行迎える/佐藤農機鋳造  
     
  佐藤農機鋳造の鋳造工場が先ごろ、ベトナムからの研修生を対象にした「ベトナム改善活動実践研修コース」の見学先に選ばれた。同研修は参加者の生産性に対する意識を高め、帰国後、各社の職場改善活動を推進する能力養成を目的に、AOTS(海外技術者研究協会)中部研修センターが9月8〜21日に実施したもの。製造現場で生産管理に携わる中・上級管理者ら約30人が訪れ、現場の作業者が日ごろ、どのように改善活動に取り組んでいるのかを視察した。  
  ホームに戻る  
     
   
     
   
  新部会長に3氏、4名は再任/日農工  
     
  日農工はこのほど、任期満了に伴う部会長の改選を次の通り行った。(敬称略)▽刈払機部会長=北爪靖彦(再)・やまびこ代表取締役社長▽作業機部会長=鈴木康夫(新)・スズテック代表取締役社長▽カッター部会長=斎藤博紀(再)・齋藤農機製作所取締役副社長▽調製・米選機部会長=川島昭光(再)・タイガーカワシマ代表取締役社長▽乾燥機部会長=増川和義(新)・サタケ常務執行役員調製機事業部長▽精米機部会長=平野治親(新)・マルマス機械 代表取締役社長▽コイン精米機WG座長=高井芳樹(新)・タイワ製機取締役会長▽防除機部会長=内山治男(再)・丸山製作所代表取締役会長  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  千葉県で研修視察/農業電化協会・関東支部  
     
  農業電化協会・関東支部は19日、千葉県内で「平成22年度研修見学会」を開催した。今回は約3万平方mの敷地でトマトを栽培する農業生産法人・株式会社山田みどり菜園と東京電力の新佐原変電所を訪問、熱心に2施設の視察を行った。山田みどり菜園は、軒高5.3m、間口8mのワイドスパン型ガラス温室でロックウールでの養液栽培によりトマトを栽培。給液は、積算日射量や時間などの要因からコンピュータで計算され、自動で行われ、内蔵カメラで果実を計ることにより、均一で正確な出荷を行っている。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  新型機械に注目/第36回芝地用管理機械・資材総合展示会  
     
  20、21日の2日間、大阪府吹田市の日本万国博覧会記念公園で第36回芝地用管理機械・資材総合展示会が開催され、二千数百人が来場した。日本のゴルフコースや緑地への適応性を一層、高めた芝地管理機械の新型機が輸入機、国産機ともに出展され注目の的。各企業とも夏場の高温対策に役立つ機材の展示を充実し、芝地管理機械はもちろんのこと潅水・排水関係資材、農薬、芝生品種、さらに熱中症対策の栄養補助食品まで登場し、独自の有用性をアピールした。  
  ホームに戻る  
     
   
     
   
  機械で“農”の夢拓く/10月30日から11月5日まで秋田県農業機械化ショー  
     
  「第133回秋田県種苗交換会」の協賛行事である第62回秋田県農業機械化ショー(主催=秋田県農業機械化協会・白石光弘会長)が北秋の地、北秋田市鷹巣の鷹巣中央小学校隣接地で10月30日から11月5日までの1週間の日程で開かれる。北秋田市で18年ぶり、5度目の開催となる今回のショーには、昨年の29会員には若干届かなかったものの26会員がこれからの農作業を革新していく最新の農業機械、新製品をズラリ展示するとともに、数々の営農情報を発信、提供して来春に向けての需要を刺激し、市場のムードを盛り上げていく。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  先進の機械化営農を提案する秋田県農業機械化ショー  
     
  「北秋の大地に集え“農”の夢」を大会テーマに掲げた「第133回秋田県種苗交換会」の協賛行事として歴史を重ねている秋田県農業機械化ショーは、我が国屈指の大型農業機械展示会として知れ渡っており、ユーザーはもとより農業機械関係者にとっても見逃せないイベントとして定着している。来シーズン向けの新製品、各社の重点機種と見どころ満載だ。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  地域とともに秋田の米づくりリード  
     
  米を巡る昨今の不透明な情勢は、生産者を直撃しており、難しいかじ取りを迫っている。とりわけ今年の稲作は、米価の下落、収量の減少、品質の低下という「トリプルパンチ」となっており、この思いもよらぬ事態に苦慮しているが、そんな中、米作りを生業とする専業農家は、地域の稲作を支える役割を自覚し、それぞれ農業機械販売店からの提案を上手に取り入れながら、活力ある稲作、しっかりとした機械化営農を展開している。ここでは地域に軸足を置いて、北秋の大地にしっかりと根を張っている生産者らに登場願い、米づくりにかける思いや現状をルポした。  
  ホームに戻る  
 
 
     
     
お問合せ:株式会社 農経新報社 TEL:03-3815-0211 FAX:03-3815-0265  MAIL:info@n-simpo.co.jp
Copyright(c) 2003 Nokei-simpo CO.,Ltd. All Rights Reserved  当サイト内容の無断転載・引用を禁じます。