農経しんぽう
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  農経しんぽう  
  平成23年1月24日発行 第2878号  
     
   
     
   
  農林水産省が農作業安全対策を強化/安全フレーム装着を促進  
     
  農林水産省は、農作業死亡事故件数を3年間で1割以上低減を政策目標に掲げ、農作業安全対策を強化する。平成23年度予算で、「農作業安全緊急推進事業」に1億1700万円を計上。前年に比べ10倍の予算を措置して、トラクタ安全フレームの装着を促進するなど、農作業事故の防止対策に全力をあげる。高齢化等により農業就業人口が減少している中で、農作業死亡事故は近年約400件で推移しており、農作業死亡事故の減少は喫緊の課題となっており、新たな食料・農業・農村基本計画に農作業安全対策の推進を位置づけ、その取り組みの強化を図ることが盛り込まれている。  
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  新規排ガス規制の対応機対象に、早期導入に税を軽減  
     
  今年10月から順次、ディーゼル機関を搭載したオフロード特殊自動車(特定特殊自動車)について、排気ガスの規制が強化される。これに伴い政府は、昨年決定した税制大綱で、排出ガス規制に適合した特定特殊自動車に係る課税標準の特例措置の創設を決めた。大綱では、「課税標準を最初の3年間価格の5分の3とする措置を、同法(オフロード法)に基づき、特定特殊自動車に対して、その定格出力ごとに定められる規制の開始までの期間(定格出力が130kW以上560kW未満のものについては、当該規制の開始後1年を経過するまでの期間)に限り講じる」としている。  
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  小規模向け「トラQ」登場/井関農機23年度上期新商品  
     
  井関農機は昨12月21日、平成23年度上期新商品を発表した。新商品は「業界一のコンパクトボディ」とするトラクタTQシリーズのTQ13/15(愛称「トラQ」)、コンバイン「ジャパン」HJシリーズを完結させたHJ5120(5条刈、120馬力)、新ジャンル商品として自動販売機並みの省スペースの設置性を実現したコイン精米機「CPM3」など、海外向け5品目5型式を含む13品目16型式。これを2回に分けて紹介する。  
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  飼料米破砕機を発売/デリカ  
     
  デリカはこのほど、飼料米破砕機「DHC-4000」(エンジン仕様)と「DHC-4000M」(モーター仕様)を新発売した。コンバインで収穫した飼料用の生籾を、籾すり・乾燥しないでそのままホッパーに投入し、籾を破砕し家畜に給与することができる画期的なもの。一昨年発売し、東北、関東などで好評の「同2000」をモデルチェンジした。同社では、「息の長い商品に育てていく方針」で、地道な商品説明会で性能をアピールしていく。メーカー希望小売価格は136万5000円(税込み)。  
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  乗用溝切機「のるたんネオ」発表/大竹製作所  
     
  大竹製作所は、「オータケミニカルチ 乗用型溝切機 のるたんネオ NL-1」を発売。今回の新製品は、軽く、安く、強いことが大きなセールスポイント。乗り心地が快適で、使いやすく、良質米作りの水管理が可能な溝切が楽にできる。標準型「NL-1・(E)-JS」と超湿田用「NL-1・(E)-JK」がある。重心(エンジン)が前にあるため、車輪を軸に溝切板が軽く持ち上がり、圃場内で容易に旋回できる。また、同社では、今年100周年を迎えることから、青い地球上に生えている稲穂に貢献して100年をイメージする「記念ロゴマーク」を作成した。  
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  寿命が3倍になるDLCコーティングノズル/ヤマホ工業  
     
  ヤマホ工業は、農業用ノズルに業界で初めてDLCコーティングを施し、ノズル寿命を約3倍に延長した。このノズルを組み込んだ「アルミズームDX」を昨年11月から発売しており、今シーズンの普及が注目される。DLCコーティングは、ダイヤモンドに近い高硬度、耐磨耗性の特性を持つカーボン膜(ダイヤモンド・ライク・カーボン)によるコーティング。農業用ノズルへのコーティングは、独立行政法人・産業技術総合研究所そして和歌山県工業技術センターと共同開発した。同社によると、農業用ノズルで業界初の商品化だ(特許出願済み)。  
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  卓上デザートショーケースを発売/福島工業  
     
  福島工業はこのほど、小スペースでも設置できるコンパクトタイプの「卓上デザートショーケース」を発売した。ケーキやデザートなど陳列商品の見栄えや品質保持を十分考慮した設計が特徴で、庫内照明には発熱が少ないLED(発光ダイオード)照明を採用。背面は中柱のないセンターフリー構造のため商品の出し入れもしやすくなっている。前面は高級感あふれる曲面ガラス仕様で、死角がないためどこからでも商品が見やすく、製品下部はカウンターなどの台に埋め込みも可能なためガラス部分だけを見せることもできるなどお客様目線で商品を陳列できる。  
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  統合ソリューションで元氣農業応援/クボタが第64回クボタ機械グループディーラーミーティング  
     
  第64回クボタ機械グループディーラーミーティングが18、19の両日、国立京都国際会館に関係者4100名を集めて盛大に開催された。2011年グループスローガンは「もっと農業に、もっと農家に、クボタグループは統合ソリューションで元氣農業を応援します!」。会議では、前年度の事業協力に謝意を表するとともに諸方針を表明。総力結集を呼び掛け、新中期計画の達成を誓い合った。また、2日目の展示では、グローバル戦略機など多数の新製品と新提案だけに限定した110点の開発成果を披露、「麦・大豆800A」など12項目のソリューション提案を行うとともに、特設会場では安全啓発の実演モデルを披露した。  
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  100周年に向け進化する農へ挑戦/平成23年ヤンマー・農機全国特販店大会  
     
  平成23年ヤンマー・農機全国特販店大会が19日、神戸ポートピアホテルに特販店関係者約1000名を招いて盛大に開催された。大会スローガンは「進化する農へ挑戦 創ろう 活かそう 価値を未来へ」。大会では、特販店に対して感謝の意を表し信頼の絆を深めるとともに、2012年のヤンマー100周年に向けて国内農機事業の役割を再認識しつつ、新しいスローガンを全員が共有することを誓い合った。また新ブランドステートメントである「Solutioneering Together」を展開、進化する農の現場で課題解決を通じて『選ばれる店』となり、シェアアップを実現しようと呼び掛けた。  
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  和歌山工場の屋上に太陽光発電システム導入/バンドー化学  
     
  バンドー化学は地球温暖化防止に向けた取り組みの一環として、和歌山県紀の川市にある同社和歌山工場の屋上に太陽光発電システムを導入した。システムは昨年12月に完成、今年1月から稼働している。発電量(予測)は15万5976kW時で、同工場で使用する年間電力使用量の約3.1%に相当し、二酸化炭素排出量の年間削減効果は55.37二酸化炭素t。同社は従来から、省エネ製品の開発や事業活動で使用するエネルギーの削減などを通じて、二酸化炭素の発生量を抑える地球温暖化防止活動を推進している。  
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  高い1等米比率/カルテック農法を実践  
     
  米価の下落が続き、高温で2等以下に格付けされる米が増えるなか、カルテックが推奨する農法を順守した水稲生産者は、30kg1万円など高値販売を実現し、1等米比率も高く維持するなど好成績を収めている。その代表的な事例として、広島県でコシヒカリを栽培している東城稲作会(とうじょういねさくかい・会員25名)と、現地で資材供給と指導に当たっている竹本農機具サービスを取材した。  
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  三ツ星ベルトが賀詞交歓会開催  
     
  三ツ星ベルトは18日、神戸市中央区のホテルオークラ神戸で三ツ星ベルトグループの新年賀詞交歓会を開いた。販売代理店や金融機関など関係者約200人が出席し、飛躍を誓い合った。冒頭、グループの活動を紹介する映像が流れ、国内外での生産設備増設や生産集約による効率化と能力増強、新たな市場への拡販や高付加価値製品の生産強化などの取り組みが伝えられた。垣内社長は挨拶で「『高機能・高精密・高品質』製品の開発スピードアップや、国内に可能な限り『物づくり』を残していくため尽力したい」と力を込めた。  
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  筑水農機(常州)有限公司の包行総経理が栄誉市民賞受賞  
     
  筑水農機(常州)有限公司の総経理・包行義郎氏(筑水キャニコム専務取締役)が昨年12月20日に「武進区栄誉市民賞」を受賞した。この賞は中国の産業、民生分野などで大きな成果を収め、また常州市武進区の経済建設に貢献した人に授与される。中国では通常、会社設立から開業式まで2年以上かかる。ところが昨年3月、江蘇省常州市武進区経済開発区に設立した現地法人の筑水農機(常州)有限公司は、12月15日に開業式を行った。わずか9カ月という異例の速さで開業させた手腕が高く評価された。  
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  ポジティブリスト制度の課題浮き彫りに/日本植物防疫協会がシンポジウム  
     
  日本植物防疫協会は17日、都内の日本教育会館一ツ橋ホールにて、シンポジウム「ポジティブリスト制度後の5年間」を開催した。残留農薬基準にポジティブリスト制度が導入されて約5年が経つが、制度導入に伴ってどのような課題が発生し、それらの解決はどこまで進んでいるのか検証された。冒頭に、協会の岩本毅理事長が「今求められているのは農家が安心して農薬を用い、防除に取り組める環境づくり。そのためには、生産者も流通関係者も問題を共有して、協力しつつ対処することが必要だ」とあいさつ。続いて、講師6人が講演を行った。  
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  日本食品機械工業会が賀詞交歓会  
     
  日本食品機械工業会(尾上昇会長)は19日、都内の東京プリンスホテルで約400人出席の下、新年賀詞交歓会を開催した。初めにあいさつに立った尾上会長は、食品機械の売り上げについては前年並みあるいは上昇が見込まれる状況にあると述べ、消費者ニーズに応えるべく能動的な提案活動を進めていく必要性を強調した。また、今年6月、「つくります! おいしい未来」をテーマに開催する2011国際食品工業展について、締め切り期日を待たずして出展枠がいっぱいとなったと述べ、出展企業並びに実行委員長の林孝司副会長に謝意を表した。  
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  日本内燃力発電設備協会が賀詞交歓会  
     
  日本内燃力発電設備協会(吉田藤夫会長)は、13日、東京都千代田区にあるホテルグランドパレスで、約250人を集めて「平成23年新年賀詞交歓会」を開催した。冒頭挨拶に立った吉田会長は、「景気の回復が定着して、雇用も良くなり、明るい年になって欲しい。当協会の事業収入は増加に転じ、厳しさの中に明るさが出てきた。地震や台風など自然災害が増えており、自然災害時における発電装置の役割が高まっているので、公共の安全に努めていき、会員各社のお役に立ちたい」などと力強く語った。  
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  製パン製菓機械工業会が賀詞交歓会  
     
  協同組合日本製パン製菓機械工業会(田中利幸理事長)は11日午後、都内のKKRホテル東京に385人を集めて、「平成23年賀詞交歓会」と「新春講演会」を開催した。冒頭挨拶に立った田中理事長は、「パン菓子の機械の売上げは2年連続してダウンとなっているので、3年連続は避けたいため、ユーザー業界へ積極的に働きかけるとともに、海外展開も力を入れていきたい。モバックショウは過去最大の出展者数で、新規企業も多いため、期待できるのではないか。モバックショウを新たな足がかりとして、業界の発展を促進していきたい」などと力強く話した。  
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  最優秀賞は堀江林業/国有林間伐コンクール  
     
  林野庁業務課は17日、都内霞が関の農林水産省内の会議室で平成22年度国有林間伐推進コンクールの表彰式及び発表会を開催し、林野庁長官表彰となる最優秀賞1事例、優秀賞2事例を選出し、実践内容を称えた。最優秀賞に輝いたのは、茨城県の堀江林業が進めた「高性能林業機械のアタッチメントの改良による作業の効率化と大型運搬車の導入による総コストの縮減」(関東森林管理局推薦)。高性能林業機械のヘッドなどの作業機、アタッチメントを短時間で交換できるようにした改良を駆使してベースマシンの稼働率を高め、生産性を大幅に向上させたことが高く評価された。  
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  機械化研究に助成/林業機械化協会が23年度の募集開始  
     
  林業機械化協会(伴次雄会長)は、林業機械化の推進を目的として22年度から機械化に関する研究を行う機関に対する助成を開始したが、来年度も引き続き協会事業として実施、現在、2月28日を締め切りとして募集を受け付けている。同協会が実施している「林業機械化に関する研究助成」は、大学、国及び県の研究機関、並びに機械化推進に資する研究を対象とするもの。研究期間は2年以内で、1件当たり100万円以内で助成する。  
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  最新の林業機械化関連施策/林業機械化協会研究会  
     
  林業機械化協会(伴次雄会長)は13日、都内文京区の林友ビル内の会議室で今年第1回目となる「林業機械化研究会」を開催、講師として林野庁研究・保全課の高井秀章技術開発班担当課長補佐を招き、最近の林業機械関連施策と林野庁の平成23年度林業機械開発予算について説明を受けた。現在進められている「森林・林業再生プラン」の具体化に向けた対応や平成22年度予算での事業の進捗状況など、機械化に関連したホットな話題が提供された。  
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  甲子園の太陽電池が計画より早く年間発電量を達成/ホンダ  
     
  本田技研工業はこのほど、昨年3月1日に阪神甲子園球場で稼働開始したホンダソルテック製薄膜太陽電池が、1月7日、計画より1カ月半以上早く年間計画発電量の19万3000kWアワーを達成したと発表した。ホンダソルテック製薄膜太陽電池は、阪神甲子園球場のリニューアルに伴い、「銀傘」の愛称で親しまれている内野席の屋根に設置、稼働当初から順調に発電を続けており、52日前倒しでの年間計画発電量達成となった。  
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  木質破砕機「ウッドハッカー」にコンパクト型加える/緑産  
     
  緑産は、高効率で作業量の多い木質破砕機「ウッドハッカー」の「Dynamicシリーズ」に、コンパクトなボディに本格的な機構を組み込んだスタンダードモデル「D465W」が加わり、リサイクル関係者、農林業関係者、産業廃棄物業者、製紙業界関係者、建築・土木業界関係者など幅広く期待を集めている。「Dynamicシリーズ」は、間伐材、倒木、梢頭部、小径雑木などの未利用木質資源を材料に、コストパフォーマンスに優れたシンプルな構造、特許「コーンヘッド型ローター」により、ハイスピードと強大な作業性を実現している。  
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  笹刈30枚刃の修正定規を発売/ツムラ  
     
  ツムラは、刃先の磨耗した笹刈刃を誰でもバランスよく正確に研磨できる「笹刈刃修正定規(30枚刃専用)」を開発、販売を開始した。分度器とコンパスの両機能を兼ね備えた便利なアイデア定規で、笹刈刃を均等に30等分できるとともに真円に修正することが可能。さらに刃底の位置も正確に割り出せる。外径220〜305mmまでの笹刈30枚刃に対応している。同修正定規を使えば、刈刃の横ぶれや外周ぶれの原因となる不正確な研磨を防止でき、簡単・正確に修正、安全な作業が行える。  
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  ゴルフを国民的スポーツに/ゴルフ新年会を開催  
     
  ゴルフ関連16団体の集まりである日本ゴルフサミット会議は14日、東京都港区のANAインターコンチネンタルホテル東京において、「2011年ゴルフ新年会」を約700人を集めて開催した。会の冒頭16団体の代表の紹介の後で、挨拶に立った日本ゴルフ協会の安西孝之会長は「ゴルフは1000万人が楽しんでいるので、16団体が力を尽くしていろいろな企画を行い、ゴルフを国民的なスポーツとして盛んにしていきたい」などと力強く語った。  
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  多様な商品で需要つかむ田植機、育苗関連機器  
     
  田植えシーズンを目前に控え、春もの商戦は追い込みに入っている。その中心機種である田植機、育苗関連機器。稲作に関しては、平成22年度からの戸別所得補償制度モデル事業では、米農家には10a当たり1万5000円をベースとする交付金が昨年末までにほぼ支払われ、その他の関連対策の助成金も3月までに農家に支払われる見込みで、これによる広い農家層での購買意欲の喚起に期待がかかる。一方で、高齢化による委託の増加など、大型化ニーズも拡大しており、多様なニーズに対応した商品投入で需要をつかんでいきたい。  
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  平成23年度農林水産予算案をみる  
     
  平成23年度農林水産予算案が決定した。来年度の農政は、農業者戸別所得補償制度、農林漁業の6次産業化、食の安全・安心を3本柱に推進される。また、農業経営の安定や、バイオマスの利活用推進などにも力が入れられ、これらに必要な機械・施設の導入支援が行われる。ここでは、概算決定の概要から、主な事業のいくつかをみてみる。  
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