農経しんぽう
農業並びに農業機械・施設・資材に関する行政から
生産・販売・技術まで、アグリビジネス全般の最新ニュースを掲載 
2万5000部発行 定期購読のお申込みは03-3815-0211
ホーム | 関連リンク集 | バックナンバー---
     
  農経しんぽう  
  平成25年3月25日発行 第2981号  
     
   
     
   
  農林水産物は3兆円減/TPP影響の試算  
     
  政府は15日、安倍総理大臣がTPP(環太平洋パートナーシップ)協定への交渉参加を正式に表明したのに併せ、TPPによって関税撤廃した場合の経済効果について政府統一試算を発表した。それによると、1.関税撤廃の効果のみを対象とする、2.関税は全て即時撤廃、3.追加的な対策を計算に入れないとした場合、TPP加入による日本経済全体の経済効果は輸出が2.6兆円増、輸入が2.9兆円減、消費が3.0兆円増、投資が0.5兆円増となり、総額で3.2兆円増加するとされた。農林水産物の生産額については、3.0兆円の減少とされている。  
  ホームに戻る  
     
   
     
   
  車速連動・経路誘導のキャンバスキャスターを発売/ササキコーポレーション  
     
  ササキコーポレーションは3月から、GPS情報を基とする車速連動・経路誘導の機能を備えた「キャンバスキャスターJF500GKR/JF1000GKR」を新発売した。除染資材の専用散布機として開発した製品で、広幅のライムソワーの使い方でも注目を集めていることから、同社はライムソワー、ブロードキャスター兼用機と位置づけ、さまざまな散布用途に向け拡販を図りたいと意欲を示している。同機は粉状、粒状のさまざまな資材に対応、4m幅のキャンバス内で均一に散布作業をこなす。また、キャンバスを外し標準ヘッドに付け替えれば広幅12mの散布の高精度ブロードキャスタとしても使用できる。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  暗渠排水用トレンチャー/諸岡が発売  
     
  諸岡はこのほど、かねて同社が開発を進めた農業土木用トレンチャーを大幅に改良、最新油圧機器を採用した新型・暗渠排水用トレンチャー「MT300」としてリニュアルし、本格的な発売を開始した。同機は総排気量1496cc(30.5馬力)のディーゼルエンジンを搭載、バケット方式で掘削幅200mm(標準)・掘削深さ1200mmまでの溝を、連続し効率的に掘削する。また、掘削スピードが自在に変更できるため、土質に応じた作業が行える。さらに、排土コンベアによって、盛り土の落下を防止できる。同社では、同機を転作田の土地改良用、古くなった暗渠排水の修復工事用として、専門業者への販売、また、レンタルとしても貸し出す方針。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  グラスチョッパー「スパイダー・プロ」発売/サンエイ工業  
     
  サンエイ工業は、斜面対応ロータリーグラスチョッパー「スパイダー・ミニ」の輸入販売に続いて、このほどプロが選ぶ力強い作業性の「スパイダー・プロ」の発売を開始。緑地管理など幅広い分野で、注目を集めている。「スパイダー・プロ」は、40度(ILD01)、41度(ILD02)でも作業が可能。標準装備のウインチを利用することにより55度でも安全に作業ができる。作業性が高いため、重労働である法面など斜面での草刈りに最適。緑地、道路、河川、公園、公共施設、鉄道の線路横などのメンテナンスで活躍が期待されている。冬の除雪作業にも最適。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  フェンスや電気柵かさ上げする「アニマルマルチアングル」/タイガーが発売  
     
  タイガーは4月1日からフェンスや電気柵を高くする、かさ上げ資材「アニマルマルチアングル」の発売を開始する。全長450mm、支柱に68度の角度で取り付けるため柵の高さは430mm延長できる。ガイシ5個付き(ガイシ間隔100mm)。樹脂製で各種支柱に取り付けることが可能(特許取得済み)。ワイヤーメッシュは径3〜5mm(上下間隔最低70mm)に対応している。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  高速ロールベーラを新発売/タカキタ  
     
  タカキタはこのほど、ベール径150cm以上クラスで国産唯一のベルトタイプの大型可変径芯巻きロールベーラ「VC1600」を開発、新発売した。給餌量に応じてコントロールボックスでベール径を80〜160cmに簡単に設定できる。機体レイアウトの最適設計により、各駆動部のトルク配分を見直し、動力伝達の効率化を図ることによって、牧草の食い込みが良く、作業スピードの大幅アップを実現。国産ならではの使いやすさを追求した“ハイスピードロールベーラ”となっている。  
  ホームに戻る  
     
   
     
   
  「猫バイバイ」発売/プリベール  
     
  プリベールが製造販売する、乾燥加工した天然ヒトデを使ったユニークな商品「海星(マリンスター)」シリーズが土壌改良や鳥獣よけ、虫よけなどにも使われ注目されている。シリーズの中でも、猫が寄り付いて困る場所に大さじ2杯ほどの粒剤をまくだけで猫が来なくなるという「猫バイバイ」(特許出願中)は一昨年発売以来、「反響が予想以上に大きかった」と同社も驚く商品だ。雨で成分が流れやすいコンクリート上などは別にして、「通常は半年ぐらいは効き目がある。即効性があり効果をすぐ実感できる」(同社)のも人気要因となっている。天然成分100%のため環境にも優しい。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  ヤンマーミュージアムが開館  
     
  ヤンマーが創業100周年記念事業の一環として、創業者山岡孫吉氏生誕の地・滋賀県長浜市に建設を進めていた「ヤンマーミュージアム」が完成し、21日のグランドオープンを前に18日、報道各社に公開された。シミュレーターや迫力ある映像をふんだんに使用、エンターテインメントと学習が融合した新しい形の企業ミュージアムとなっている。同社ではこのミュージアムを通して、100年にわたって継承した創業の理念や「食」と「エネルギー」に対するものづくりの歴史、さらには未来への取り組みを伝えていきたいとしている。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  スバル機器製品発表会/富士重工業・産業機器カンパニーが開催  
     
  富士重工業・産業機器カンパニーは2月21日、同カンパニー・埼玉製作所において「スバル機器製品発表会」を開催。席上、上野プレジデントは「日本発・信頼の技術とモノづくり」を掲げ「埼玉の工場を基点に、製品開発・技術サポート・製造・アフターサービス・部品対応まで、一貫したモノづくりを行っていく」と挨拶。スバル発電機シリーズをはじめ、スバル製品を特約店と共有化し、販売拡大につなげていく方針を明らかにした。発表会では、スバルポンプとスバル発電機の商品説明を行い、販売方針を発表。さらに、屋外でスバルポンプの実演紹介の後、工場見学を実施した。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  九州ダイヤモンドフェア開く/西日本三菱農機販売・九州支社  
     
  西日本三菱農機販売・九州支社は14〜16の3日間、福岡県朝倉市のサンライズ杷木特設会場で「春のダイヤモンドフェア」を開催した。会期中2200名を動員し、成約高も計画を達成した。会場内には、新ブランドASUMAをアピールするために、ASUMAトラクタ、コンバイン、乗田など多くの製品が展示された。会場中央では、女性ナレーターによる実演説明が行われ、フルモデルチェンジした乗用田植機ASUMA「LE50」については新機構のスーパースマイルターンをはじめとした新機能を、新型トラクタGSシリーズは新機能ジャイロセンサによる高精度な水平自動制御のアピールを行い、来場者の関心を集めた。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  田中産業が都内に自社ビル「TNK21ビル」  
     
  田中産業はこのほど、東京都文京区本郷に自社ビルを購入、15日、櫻木神社宮司による修祓式を関係者立会いのもと行った。自社ビルは鉄筋コンクリート造り地下1階付き4階建て(大成建設施工)。敷地112平方m、延床面積397平方m。同社東京支社が4月12日に入居、15日より業務を開始する。田中社長は自社ビルの購入について「田中の頭文字をとって『TNK21ビル』と名づけた。田中産業が21世紀に大きくはばたく場としたいという願いを込めました」と語っている。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  力強く会津春祭り/南東北クボタ  
     
  南東北クボタは14〜16の3日間、会津若松市の会津アピオで、恒例春の展示会を開催、会津地方の顧客農家を主体に、約1400人の来場者で賑わいをみせた。同社は8日から毎木曜日〜土曜日の間に営業所ごとの展示会を展開しており、中でも会津アピオ会場は最大規模で、一部中通り、浜通りから足を運ぶ農家もある。会場には40社の協力を得て新型トラクタ、田植機のほか、各種作業機、米の調製用機械、小型手持ち機械、草刈機などを揃えた。屋外会場では、トラクタKL37Z、田植機EP67、管理機TMA350、TRS60の試乗・実演を進めたほか、鉄コーティング直播推進の一環として、種子コーティング作業の実演・説明を行った。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  春の展示会が好調/阿部農機(岩手県)  
     
  阿部農機は15〜17の3日間、JR二戸駅に隣接する「カシオペアメッセ・なにゃーと」で恒例春の展示会を開き、約1400人の来場者で賑わいをみせた。最終日午前は、前日夕刻に降り出した雪が残り、日陰は肌を刺す寒さだったが、天候に左右されない屋内会場のため、参観者はゆっくりと時間をかけて春商品を中心とする出展製品を比較検討していた。成約目標は1億7000万円。2日間を終えた段階で、すでにその7割余をクリアし、「トラクタの新製品が出ているのをはじめ、コンバインも何台か契約できて、好調な出足」(阿部社長)という。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  展示会で春に勢い/鈴木農機(岩手県)  
     
  鈴木農機は15〜17の3日間、本社敷地からほどなくの盛岡地区勤労者共同福祉センターで恒例の春まつりを開催、35社の協力を得て、およそ1200人の来場者に最新の機械化情報を発信、2億円の成約目標達成に向けて活発に顧客対応に当たった。会場は、トラクタ、田植機、作業機、牧草用大型機種、乗用草刈機などを並べた屋外会場、乾燥・調製用機器、小型手持ち機械、小物、生活用品などを揃えた屋内会場、隣接敷地の中古機会場で構成。屋内にはステージを設け、歌謡ショーも繰り広げた。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  トラクタ、田植機の大試乗会/竹塚機械店  
     
  竹塚機械店は16日、野田市目吹大橋下の冬期湛水水田並び隣接圃場において“ヤンマー”田植機・トラクタの「大試乗会」を開催、特別に仕立てた苗により、一足早い田植え作業、また、各種作業機を装着してのトラクタの試乗・実演会を行った。当日は、春本番を思わせる暖かい陽気に恵まれ、地元千葉県をはじめ、埼玉・栃木・茨城など関東各地より200名余りの農家が参観。参観者は目当ての新型・田植機「RGシリーズ」(5条〜8条)、「RJシリーズ」(4条と6条)6機種7型式、また、新型・トラクタ「EGシリーズ」8機種13型式の試乗、さらにミニ耕うん機「MRシリーズ」などを操作した。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  会津さくらまつりで「必ず春は来る」、元気発信/ヤンマー農機販売・東日本カンパニー  
     
  ヤンマー農機販売・東日本カンパニーは15〜17の3日間、同社の会津アグリサポートセンターで、第35回さくらまつりを開催、約4000人を動員し、5億5000万円の成約目標に向けて活発に営業活動を進めた。中浜推進部の平石浩二部長は、「今回のテーマは、必ず春はくる」という意識で取り組んだとし、その姿勢を示すひとつに、同社スタッフは桜色のジャンパーを着込み、明るい福島農業の明日を牽引する“ヤンマー力”を前面に押し出した。会場入り口には、「故郷再生のために 心はひとつ」と掲げたアーチを設置。田植機、作業機類、多彩なトラクタシリーズ等々社屋の内外に多彩な商品群を並べた。  
  ホームに戻る  
     
   
     
   
  農業のロボット化進む/日本学術会議がシン  
     
  日本学術会議農学委員会・食料科学委員会合同情報システム学分科会及び食料科学委員会水産学分科会は21日、都内港区六本木の日本学術会議講堂で、公開シンポジウム「農林水産業への地球観測・地理空間情報技術の応用」を開催した。持続可能な食料生産確保のために、GPSなどを含む地理空間情報技術や宇宙からのリモートセンシング(遠隔探査)技術などの研究開発及び人材育成が急務であることから、農林水産業への応用についての現状や課題などを幅広く検討した。GIS(地理情報システム)を活用した農業の自動化やロボット化、精密農業の研究開発などについても報告が行われた。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  東日本の米作りでシンポジウム/「イネイネ・日本」研究会  
     
  「イネイネ・日本」研究会らは15日、都内の東京大学農学部・中島董一郎記念ホールにおいて、「イネイネ・日本」プロジェクト第13回シンポジウム「がんばれ、東日本の米作り! 4.米とバイオマス資源作物の利用」を開催した。稲を中心とした日本型バイオマス利用システムを提唱する同研究会は、米のバイオマス利用による震災復興を目指して活動を行っており、今回は主に、東北の現場で実証されているバイオマス利用の事例と米以外の資源作物におけるバイオマス化について講演が行われた。  
  ホームに戻る  
     
   
     
   
  チェンソー防護チャップスに新モデル/トーヨ  
     
  トーヨは「グリーンボーイ」ブランドで展開するチェンソー防護服の新モデルで、着け外しが楽なチャップスタイプをリニューアルした2製品を発売した。新製品は、標準仕様の「防護チャップス」と汗が乾きやすい夏向け「Luce(ルーチェ)チャップス」の2製品各3サイズ(M・L・2L)。ともに膝を立体裁断加工して曲げやすくするなど動きやすさを重視し作業性を向上、前面にポケットを付けて利便性も高めた。カラーも標準仕様がオレンジ、ルーチェがイエローと目立ちやすい。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  チェンソー研磨機を改良/フジ鋼業「チェンソーケンマー改良型」  
     
  チップソー“鬼の爪”で知られるフジ鋼業は、ダイヤ砥石のおよそ8倍長持ちする「GI超硬ビット砥石」を標準装備した可変式チェンソー研磨機「チェンソーケンマー改良型」を4月初旬に発売する。旧型に比べ、研磨用砥石のコストパフォーマンスや作業スピード、研磨精度の大幅な向上を実現した。このほど採用した「GI超硬ビット砥石」は、高速回転でも一般的なダイヤ砥石の約8倍と耐久力が非常に高いのが特徴。また高速回転でこそ真価を発揮することから、最高で毎分3万2000回転の改良型高速モーター(100V電源仕様)を使用し相乗効果で作業速度を格段に高め、“一瞬”で研磨できる。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  スチールの日に目立て講習会/菊地農機商会  
     
  スチールショップおよびスチール製品の知名度アップを目的に、16日、全国規模で展開された“スチールの日”。この日の購入者には、同社が冠スポンサーになった2013FIMトライアル世界選手権シリーズ第1戦(4月27、28日、ツインリンクもてぎで開催)に、抽選で50組100人を招待という特典も付いている。今回は、菊地農機商会を訪ね、その具体的な活動をみた。同社はスチールの日にソーチェンの目立て講習会を実施し、農林業関係者はもちろん、一般家庭のユーザーも参加した。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  山陽商事が輸入しているタワーヤーダ「ワンダーファルケ」を実証  
     
  山陽商事は、オーストリアのマイヤーメルンホフ・フォレストテクニック社製タワーヤーダ「ワンダーファルケ」の輸入販売を行っている。急傾斜地での集材に適し、先行して導入した地域では労働生産性も高まり、普及を見込んでいる。2010年から香美森林組合(高知県香美市)に導入された同社製牽引式タワーヤーダ「ワンダーファルケ(最大積荷能力2t)」について、高知県立森林技術センターは平成22年度研究成果報告書で「中間支持金具を用いることで、スイングヤーダの2倍の距離を集材できるとともに、約30mの幅の点状間伐が行えたこととなり、本システムが有効と考えられる」評価を得た。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  平成32年まで間伐等の特別措置法を延長へ  
     
  林野庁は、8日の閣議に「森林の間伐等の実施の促進に関する特別措置法」の改正案を提出し、決定した。開会中の通常国会に上程し、早期の成立を目指す。改正案は、平成24年度末で間伐を促進・推進するための財政支援措置が切れることから行われるもので、平成32年度まで延長して、施業現場で広がりつつある「切り捨て」から「利用・搬出間伐」への流れを加速させていく。林野庁では、京都議定書の第1約束期間での森林吸収量の確保を図るため、間伐対策の支援策を講じてきたが、引き続き二酸化炭素の吸収能力の確保対策として、第2約束期間である平成32年度までさらに7年間伸ばして、現場の間伐対応策の支援を継続していく。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  新たな交付金で高性能林業機械を整備/林野庁25年度事業  
     
  林野庁は、平成25年度予算に新たに交付金制度として「森林・林業再生基盤づくり交付金」を立ち上げ、高性能林業機械などの整備も対象項目として進めていく。平成25年度概算決定額として16億1216万4000円を計上した。この「高性能林業機械等の整備」は、間伐等の森林整備を効率的かつ円滑に推進するのが狙い。林業の生産性向上を実現する機械・設備整備に対して支援し、「意欲ある事業体が林業生産の相当部分を占める望ましい林業構造」(林野庁)の確立を目的としている。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  搬出間伐にシフト/機械化事例集にみる間伐  
     
  既報の通り林野庁技術開発推進室(中村道人室長)が平成24年度林業機械化推進シンポジウムの付属資料として作成した林業機械化推進事例集。「林業機械による効率的な作業システムの構築・普及に向けて」と題する事例集は、17道県、3森林管理局から寄せられた20件にのぼる取り組みを紹介しており、利用間伐や搬出間伐に取り組む林業事業体の実践例も少なくない。現場の取り組み、特に林業機械の活用例としてみた。  
  ホームに戻る  
     
   
     
   
  人気の高い北海道米の勢いで、米農家の意欲旺盛  
     
  昨年の北海道の水田地域は、米の作況指数が全道で107となり、2年続きで100を下回った平成22年までの作柄から、一昨年も105だったので、2年続けて大きく回復している。農家の収入も悪くなく、昨年末に行われた展示会、すでにスタートしているこの春の展示会ともに来場した農家の顔色は明るく、前向きな姿勢が見受けられた。TPPの影響をはじめ市場に不透明感がないわけではないが、トラクタの好調さが続き、需要は堅調であり、序盤の春商戦には例年を上回るスタートダッシュが感じられる。期待が高まる水田市場にスポットを当てた。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  高性能な新製品で畦塗機の市場を拡大  
     
  田植えシーズンを間近に控え、水田の準備が忙しくなってきた。とくに、畦畔は、ひび割れやモグラの穴などがあると、適切な水管理ができないため、しっかりと畦塗りを行いたい。昨年は、戸別所得補償交付金や米価の上昇などにより、稲作農家の所得が向上し、畦塗機の更新需要にもつながった。作業機メーカー各社は、高性能、高精度な作業を実現する畦塗機の新製品を続々と投入し、さらなる需要の拡大を図っている。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  搬出間伐で関連機器の導入意欲高まる  
     
  現在の森林施業の中で大きなウエートを占める「間伐」。森林の健全な生長、木質資源の有効利用の促進を図る上でも重要な作業、対策と位置づけられているが、特に最近は林野庁が実現に向けて加速させている「森林・林業再生」への取り組み強化という時流に乗って各地で活発に行われるようなっていることに加え、切り捨て間伐から、搬出利用の意識も定着し、実績を伸ばしつつある。このため、作業の効率化、省力化に欠かせない各種の間伐関連の機器、優良資材類が活躍、生産性向上、コスト低減に大きな役割を果たしている。  
  ホームに戻る  
     
   
     
   
  想像絶する機械の進化/熊谷農機・高橋氏の欧州農機視察レポート  
     
  このたび、第66次農経しんぽう欧州農機事情視察団に参加させて頂きました。二度目の参加ということで多少なりの余裕があり、しっかりとテーマを決めた中で貴重な体験ができた8日間でした。一番楽しみにしていたSIMAの大展示会視察、大規模経営における省力化、低コスト化が最先端のヨーロッパで実際、どれだけ進んでいるのか、また、ICT、GPS等の機器がどのように農機に使われているのか知るべく、展示会に挑んだわけですが、想像を絶する機械の進化を見せつけられました。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  若者に魅力ある農業提案/熊谷農機・西海土氏の欧州農機視察レポート  
     
  今回、第66次欧州農業視察に参加させていただきました。事前に欧州農業の大体の規模や様子を聞いていたものの、実際に自分の目でみるとかなりの違いがあり、300PS超のトラクタや15m級のコンバイン、大型作業機など、日本国内では見ることのない機械等を目の当たりにし、日本農業とは形態がまったく違うと感じました。欧州には幼い頃から親しまれ、生活に溶け込んでいる農業があり、若い人たちにとって魅力が少ない日本農業との差を感じました。これに関してはメーカーである私たちも日本農業のためにもまた、自分自身のためにも一層努力しなければならないと思いました。  
  ホームに戻る  
 
 
     
     
お問合せ:株式会社 農経新報社 TEL:03-3815-0211 FAX:03-3815-0265  MAIL:info@n-simpo.co.jp
Copyright(c) 2003 Nokei-simpo CO.,Ltd. All Rights Reserved  当サイト内容の無断転載・引用を禁じます。