農経しんぽう
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  農経しんぽう  
  平成27年10月5日発行 第3100号  
     
   
     
   
  中間論点整理を了承/農業資材審議会農業機械化分科会  
     
  農林水産省は9月29日、東京・霞が関の省内会議室で、第24回農業資材審議会農業機械化分科会を開き、「新たな農業機械化政策に係る中間論点整理(案)」を了承した。今後の機械化政策展開に当たって、1.農業機械の開発・改良・普及、2.農業機械に係るコスト低減、3.農作業安全対策の推進―を柱に論点整理を行ったもので、担い手の開発ニーズを吸い上げる仕組みの構築や、地域レベルでの機械開発の促進、電動化の導入、安全設計を一層促進する方策の検討などが盛り込まれた。  
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  刃の開度が調整できるバッテリー剪定ばさみ新発売/スチール  
     
  スチールは、小型ながら直径45mmまでの枝が切断できる背負式のバッテリー剪定ばさみ「ASA85」を10月5日より本格的な発売を開始した。同機はアルミニウムハウジングと人間工学的形状により、公園・果樹園・自宅などでの剪定作業の労力を大幅に軽減、作業の効率化が図れる。満充電(STIHL・AP180バッテリー)で約8時間作業が行える。手元の液晶表示付きコントローラーで、刃の開度を4段階(100・70・60・50%)に設定できるため、枝の太さに応じて最適な切断作業が行え、無駄な電力消費を使うことがない。  
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  低床大型マニアスプレッダ新発売/タカキタ  
     
  タカキタはこのほど、全幅2300mmのスマートな車幅を実現した、最大積載量5600kgの低床大型マニアスプレッダ「DL7000G」を開発、新発売した。堆肥運搬を楽にする「パワーゲート」を標準装備するなど、作業しやすい新機構を数多く搭載したほか、車体は堆肥の積み込みがしやすい低床式を採用。末広型の荷箱は、堆肥の送り抵抗が少なく、コンベアチェンへの負荷を軽減している。適応トラクタは50〜100PS。主な特徴は、1.油圧連続送りのコンベアにより負荷変動が少ないため、耐久性が向上。2.堆肥送り時の異常な圧力値を感知してコンベアを停止させる、オートストップ機構を採用―など。  
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  新型ポット土入れ機2型式発表/スズテック  
     
  スズテックはこのほど、平ベルトを採用しセルトレイからポリポットまで幅広く土入れ作業ができる「STK29P」(毎時能力250箱)と、こぼれた養土の回収を目的に、ベルトコンベア式回収装置を標準装備した「STK39」(毎時能力200〜400トレイ)の2型式の新型“ポット土入れ機”を完成、STK29P型を11月から、また、STK39型は10月より本格的な発売を開始することを明らかにした。STK29P型の主な特徴は、ミニコンの排出口がスイングしながら土を落とすので、土が分離しない、など。STK39P型の主な特徴は、ホッパー内のブリッジ解消と安定した養土操出しを行うため、養土シャッターの開口度を広げ、耐久性を上げた撹拌装置を装備、など。  
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  NKファーム新潟始動/新潟クボタが新潟市長に報告  
     
  新潟クボタは1日、新潟市の篠田昭市長を表敬訪問し、国家戦略特区の規制緩和活用した特例農業法人「NKファーム新潟」の設立と、輸出米や小麦生産、小麦の製粉加工などの同ファームの事業概要を報告。篠田市長は、麦、大豆の生産確立は地域として大変心強いと述べ、プレゼントされた地元産小麦製のパンに舌鼓を打った。午後は、新潟クボタ・吉田社長参加の下、市内西区の再生農地で同ファームの初仕事にかかり、同社がレンタルしているクボタトラクタSL54KASA対応機による小麦の耕うん同時施肥播種作業を進めた。  
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  創立90周年飾る力作/井関農機が第20回子ども図画コンクール  
     
  井関農機は9月30日午後、本社で会見し20回目を迎えた小学生以下の児童・園児を対象とした恒例の「さなえ全国子ども図画コンクール」の審査結果を発表した。それによると、全国最優秀賞は堀籠涼花さん(宮城県、小4)が受賞(作品名は「家族で農業」)、商品券とトロフィーが贈られた。さなえ全国子ども図画コンクールは、同社が日頃の愛顧に応えるために将来を担う子ども(小学生以下)を対象として、「農業で働く家族」をテーマに平成8年から実施している。今回は約1600作品が寄せられた。応募作品は累計で2万3000点に及ぶ。  
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  農業女子の作業サポート、耕作放棄地を再生/井関農機と三重ヰセキ販売  
     
  井関農機と三重ヰセキ販売は、農林水産省が進める「農業女子プロジェクト」のメンバーでもああり、三重県名張市で4年前に新規就農して水耕栽培を手がける「アグリー」の代表、井上早織さんが今春から新たに始めた同市の耕作放棄地での有機無農薬栽培を支援している。土づくりなどの栽培技術指導や農機で作業をサポート。9月24日、再生した畑に初めて野菜が植え付けられ、関心と期待を集めている。  
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  社長は鳥取氏/新生・三菱マヒンドラ農機  
     
  三菱農機は1日、東京・高輪のホテルで、今年5月21日に合意した、印・マヒンドラ&マヒンドラ社との資本提携、及びマヒンドラ&マヒンドラ社への第三者割当増資が、同日付で増資の払い込みが完了したことを受け、新会社発足記念式典を開催した。新社名は「三菱マヒンドラ農機株式会社」とし、増資の結果、資本金は45億円、新たな株主構成は、三菱重工業が66.7%、マヒンドラ&マヒンドラ社33.3%となった。CEO取締役社長には三菱農機の鳥取勝美社長が就任した。鳥取社長は新社名、新組織体制を披露したあと、国内、海外の事業方針を説明。国内では「市場をリードできる廉価版農機の目途付けを行う」と強調した。  
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  岐阜県に子供用関連商品を贈呈/スチール  
     
  スチールは、来る10月11日、岐阜県で開催される「第39回全国育樹祭」に協賛し、岐阜県に対してSTIHL子供用作業服・トイチェンソー・トイ刈払機・ヘルメットなど子供関連商品40セット(70万円相当)を贈呈。9月9日、岐阜県庁で贈呈式が行われ、同社・菊池営業部長より岐阜県林政部の瀬上部長へ目録が手渡された。これに対して、県より感謝状が同社に授与された。また、同社では育樹祭記念行事として開催される「2015森林・林業・環境展示実演会」にSTIHLブースを出展。同ブースでは、「ワールド・ロギング・チャンピオンシップ(WLC)2014」で日本人トップの成績を収めた今井陽樹(STIHLアンバサダー)が、その素晴らしい技を披露する。  
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  二千名余が楽しむ/第5回オーレック祭り  
     
  オーレックは9月26日に「第5回オーレック祭り」を開催し、地元住民および顧客2161名の来場があった。2011年に始まったオーレック祭り。社員が手作りしたアトラクションが楽しいと好評で、同社のヒット製品のゴーカートタイプの乗用草刈機の走行試乗は、オンロードコースとオフロードコースの双方を用意。実際に乗った子供は、「ゴーカートに乗りながら草を刈れるなんてすごい」と驚いた様子。人気の乗用草刈機「ラビットモアーRM951」と記念撮影できるコーナーも設けられ、親子連れを中心に長蛇の列ができた。  
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  林機展でWLCデモ/ハスクバーナ・ゼノア  
     
  ハスクバーナ・ゼノアは、今回の林業機械展示会に例年通り出展参加し、ブース内では世界伐木チャンピオンシップ(WLC)の出場選手による競技デモンストレーションを実施。また、ゼノアの新型チェンソーGZ3950/同4350のステージ上でのプレゼンテーションやチッパシュレッダーの実演を進める。WLCのデモについては、前日の11日は3回(午前10時半、12時半、午後2時半)、2日目の12日は午前11時と午後1時半の2回を予定。作業スピードと安全性を備えたハイレベルのチェンソー技術を間近に見られる機会として、毎回好評を博しており、希望者はWLC種目の体験もできる。  
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  排ガス対応を検討/陸内協が技術フォーラム  
     
  一般社団法人日本陸用内燃機関協会(苅田広会長)は9月29日、都内の東京工業大学デジタル多目的ホールで第15回技術フォーラム2015を開催した。今回は「携帯用エンジンの排ガス対応」(丸山製作所・根本俊久氏)、「新開発エンジンの紹介(汎用4ストロークガソリン)」(川崎重工業・田渕光一氏)、「小形産業用ディーゼルエンジンの排ガス対応」(クボタ・宮崎秀也氏)の3つの講演と、東京都市大学名誉教授の井元浩二氏を司会とした全体討論会(パネルディスカッション)が行われ、エンジンの排ガス対応について議論を行った。  
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  高機能製品活かし安全作業を確保/チェンソー防護衣など多彩な品揃え  
     
  きつい条件下の作業となる林業現場。高性能機械の普及が進んでいるとはいえ、急斜地での伐倒・枝払いや搬出には必ず人手を要する。そうしたところで不可欠なのが安全作業の心得であり、万が一に対する備え。近年、見た目にカッコいいデザイン性に優れた製品が増えたことも手伝い、とくに若い世代は安全装具、防護衣などの着用に積極的。供給企業も製品開発に力を入れている。加えて着用を巡る制度改正や助成措置が設定され、この分野の動きは一層活発になってきた。  
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  架線系技術の現状と今後/寄稿・森林利用学会会長・後藤純一氏  
     
  急峻な地形の多い日本の林地にあって避けられない技術のひとつである架線系集材。林野庁も平成26年度から架線系機械開発、人材育成そして機械作業システムの実証という「ひと」「機械」「システム」に焦点を絞った事業をスタートさせるなど力を注いでいる。そこで架線系技術も研究テーマに取り組んでいる高知大学の後藤純一教授(森林利用学会長)に我が国の架線系技術の現状と今後の展開についてレポートいただいた。後藤氏は、架線系技術をレベルアップさせる必要性を強調するとともに、それぞれの現場に適した技術の重要性を指摘し、対応を要請している。  
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  チェンソー技術磨くJLC/来年5月に第2回大会  
     
  日本のチェンソーの新たな取り組みとして昨年スタートした日本伐木チャンピオンシップ(JLC事務局=全国森林組合連合会・系統機械化情報センター)。伐倒、ソーチェン着脱、丸太合せ輪切り、接地丸太輪切りそして枝払いの5つの種目で行われるチェンソーの国内大会。正確の技、的確な作業、安全への配慮などを競う。2年に1度開かれる世界伐木チャンピオンシップ(WLC)への代表選手選考の場として開催される。特に2016年は、9月にポーランドで第32回目となるWLCが開催されることから、来年の5月21、22の両日、青森県青森市のモヤヒルズで行われる決勝大会は代表選手の選考会となる。  
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  国産材の利用拡大支える/森林・林業・環境機械展示実演会  
     
  林業機械化協会(伴次雄会長)と岐阜県の共催による「2015森林・林業・環境機械展示実演会」が10月11、12の両日、岐阜県高山市の「モンデウス飛騨位山スノーパーク」を会場に開かれる。国土緑化推進機構の平成27年度の「緑と水の森林ファンド」事業の助成事業として行われるこの展示・実演会には、昨年とほぼ同規模の65の企業・団体が出展し、最新鋭の高性能林業機械はもとより、新型機種、新機能搭載機器をアピール。さらに最近は、現場の作業体系を提案するシステムや木質バイオマス利用機器から森林情報管理の関連まで、幅広い様々な情報を発信し、国産材利用拡大に向け可能性の芽が広がる林業現場の活力に応えようとしている。  
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  バリエーション豊かに林業のシステムを提案  
     
  前回の山形県新庄市での展示実演会と同規模の出展で行われる今回の「2015森林・林業・環境機械展示実演会」。今回は、別項で示している通り、林業機械化協会とともに主催する岐阜県がターワーヤーダによる林内実演やドイツから木質バイオマスの専門家を招いていて講演する特別企画など、一段と盛りだくさんの内容。前年にも増して見どころの多い展示実演会になりそうだ。また、2日目の12日には、初代ミス日本のみどりの女神である佐野加奈さんも来場、いくつかの小間で高性能林業機械を操るデモンストレーションが用意されている。  
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