農経しんぽう
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  農経しんぽう  
  平成27年10月19日発行 第3102号  
     
   
     
   
  TPP大筋合意で国内対策の検討急ぐ/政府が総合対策本部設置  
     
  環太平洋パートナーシップ(TPP)協定の大筋合意を受け、国内対策の検討に向けた動きが具体化してきた。政府は9日、安倍晋三首相を本部長とするTPP総合対策本部を設置し「環太平洋パートナーシップ(TPP)協定交渉の大筋合意を踏まえた総合的な政策対応に関する基本方針」を決定した。ここでは農林水産分野に係る基本方針が併せて決定され、今後、農林水産業・地域の活力創造本部等で、対応策を検討していく。基本方針では、備蓄運営による外国産米の主食用米生産に対する影響の食い止めや、畜産業の経営の継続・発展のための環境整備などを進めていく。  
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  新製品の人工芝管理機「レノシン」/IHIシバウラがターフショーに出展  
     
  IHIシバウラは、「2015ジャパンターフショー」に、新製品の「人工芝管理機 レノシン(Ren-O-Thin)」を出展することから期待を集めている。「レノシン」は、ゴルフ場の人工芝ティーや野球場などに最適で、絶大なほぐし効果が大きな特徴。高速回転する人工芝用タインが、固結したゴムチップや硅砂を確実にほぐし、野球場のアンツーカに混入した人工芝も楽にほぐすことが可能。ゴルフ場では、砂などの固結に困っており、「レノシン」への注目度は今回のターフショーを機に高まるものとみられる。  
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  新型木質バイオマスボイラー/ササキコーポレーションが次世代農業EXPOで披露  
     
  ササキコーポレーションは、14〜16日に幕張メッセで開かれた次世代農業エキスポに新機種の木質バイオマスボイラー「キャップ(CAP)ファイヤー WAZA『技』WZ520C」を出展。また、14日には農機業界紙を集め、同機の開発目的や特徴を説明した。同機には切削チップを燃料とするチップ仕様と木質ペレット燃料を使うペレット仕様があり、2次燃焼効率80%以上の高効率で全自動連続運転こなす。国内の木材資源活用を図る国産優良機として、施設園芸分野、一般の設備暖房向けに営業展開する。  
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  新型ドーザー式除雪機を発売/カーツ  
     
  カーツはこのほど、ハイパワーエンジンとHST(無段変速)を搭載したドーザータイプの除雪機「カーツ スノープラウYP850」を開発、新発売した。排気量173ccエンジンを搭載することでパワフルな除雪が行えるうえ、HSTにより前後進の操作が簡単で、スムーズに力強く作業できる。駐車場など広い場所や家回りの除雪に適しており、固い雪や締まった雪でも力強く排除・処理していく。除雪幅は85cmで、オプションとして120cmも取り揃えている。  
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  四輪製品の累計生産100万台で式典/クボタの米国工場  
     
  クボタは、米国の製造会社「クボタマニュファクチュアリングオブアメリカ」(以下、KMA)が、1994年以来生産を開始した小型トラクタ、乗用芝刈機、ユーティリティビークル等四輪製品の累計生産台数が100万台に達したことを明らかにした。21年間で達成した快挙で、これを記念して10月12日にはKMAに、ジョージア州知事、在アトランタ日本国総領事、ゲインズビル市長等の来賓や関係者を招待し式典を開催。木股社長が謝意を表するとともに、KMAからユティリティビークルが地域の消防署・警察に寄贈された。  
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  ヤンマーミュージアムの来館者が25万人を突破  
     
  ヤンマーが、創業100周年記念事業の一環として、2013年3月に創業者生誕地である滋賀県長浜市に建設した企業ミュージアム「ヤンマーミュージアム」が、オープンから約2年と6カ月にして、累計の来館者数がついに25万人を突破した。本年4月8日に20万人の大台を突破したばかり。その後も人気はうなぎ上りで、夏休みやシルバーウィーク期間中も館内は多くの家族連れで賑わい、10月14日、ついに25万人突破となった。25万人目の来館者となったのは、地元長浜市十里町から来た主婦・横田由香利さんと息子のアレックス隼利くん。  
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  仙台で「プレミアムマルシェ」/ヤンマーが開催  
     
  ヤンマーは10、11の両日、宮城県仙台市のサンモール一番町商店街で昨年に続き、ヤンマーの青空市場「プレミアムマルシェ」を開催した。今回は、「世界にわずか50台しか存在しない」限定仕様のヤンマートラクタ「YT5113」(113馬力、スマートアシスト搭載)とプレミアムデザインミニ耕うん機「YK650MR」を初めて展示、2日間で1万3746人が来場、プレミアムトラクタに座乗し記念撮影した人は4356人にも及んだ。  
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  「夢総研」が竣工、披露/井関農機  
     
  井関農機は15日、同社が創立90周年を記念して茨城県つくばみらい市に建設を進めていた「夢ある農業総合研究所」(夢総研)が完成したことを受け見学会を開き報道陣に披露した。夢総研は同社のつくばみらい事業所(敷地面積2万5000平方m)の中に建設。研究棟(鉄骨3階建、延べ床面積1800平方m)、作業棟(370平方m)のほか、近在に3.6haの実証圃場を有している。初代所長には常務理事の大込敏夫氏が営業副本部長兼任で就任し、ジェネラルマネジャーには営業本部夢ある農業ソリューション推進部長の勝野志郎氏、さらに開発製造本部と連携する夢総研サテライトオフィス長には先端技術推進部長の町田正人氏が兼任で就いた。  
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  ターフショーにロボットモアを出展/やまびこ  
     
  やまびこは、20〜21日に味の素スタジアムで開催される「2015ジャパンターフショー」にロボット芝刈機「ベルロボ」を出展する。ベルギー・ベルロボティクス社製のロボットモアで、約2万平方mまでの広範囲な芝草地を管理できる大型ロボット芝刈機。同社は、今後需要が見込まれるロボット芝刈機分野に注力していくと意気込んでおり、同機の国内供給に関しては2016年から導入準備を進める。  
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  農村活性化の極意/松山記念館の文化講演会で小林氏が熱弁  
     
  松山の創業者である松山原造翁と2代目松山篤翁の業績を記念・顕彰する公益財団法人松山記念館は9日午後、松山本社で24回目の文化講演会を開催した。今回は、地元上田市下武石で農業生産法人「信州せいしゅん村」を営む小林一郎代表取締役が「農村活性化の極意」と題して講演。農業・農村本来の価値、資源を活かし、サービス提供型農村としてグリーンツーリズムなどに活路を切り拓いてきた経緯と、観光と農村のコラボレーションにおける条件、活動を進めるためのスタンスについて話した。  
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  組織・商品・人財・ものづくり環境を強化/筑水キャニコムが役員人事  
     
  筑水キャニコムは、5日に行われた取締役会において、執行役員西村峰利氏の常務執行役員昇任、林猛夫氏の執行役員昇任を決定した。同社は長期基本方針“超一流のグローバル企業を目指す”を具現化するために、海外と国内の両輪が着実に力強く駆動する組織として、長期戦略を遂行することを目標としている。目標をさらに一歩進め、迅速に行動を起こし、顧客との信頼関係を強靭にすると共に、組織力・商品力・人財・ものづくりの環境の強化を図るため、役員人事を決定した。  
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  林業分野への注力を林機展・セミナーでアピール/コベルコ建機  
     
  コベルコ建機は、11、12の2日間、岐阜県高山市で開催された「2015森林・林業・環境機械展示実演会」において、「SK135SRハーベスタ/プロセッサ仕様機」、「SK75SRハーベスタ/プロセッサ仕様機」などを展示、多くの来場者が説明などに注目し、好評であった。また、初日の11日午後4時から下呂市にある水明館において、林業関係者、レンタル業界関係者などを集めて、「2015コベルコ・森林セミナー」を行い、同社製品の特徴などを紹介し、今後林業分野にさらに注力していくことをアピールした。  
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  国際安全規格の認証取得/ホンダが歩行アシストを11月からリース販売  
     
  本田技研工業は14日、11月からリース販売する予定の「ホンダ歩行アシスト」が同日付で生活支援ロボットの国際安全規格「ISO13482」の認証を取得、その認証授与式を行った。これにはホンダから池史彦代表取締役会長、五十嵐雅行取締役執行役員汎用パワープロダクツ事業本部長、開発責任者の伊藤寿弘氏が出席。認証機関である一般財団法人日本品質保証機構(JQA)の小林憲明理事長から池会長に認証書の楯が贈られた。挨拶した池会長は、開発の経過で生じたエピソードを交えながら「ホンダ歩行アシストを通じて、一人でも多くの方々に再び自身の力で立ち上がって歩くことができる、歩ける喜びを取り戻すことに少しでもお役にたてばと思っている」と述べた。  
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  芝地に有効な資材/鹿沼化成工業が推進  
     
  鹿沼化成工業は創業(昭和51年)以来一貫して完熟堆肥や土壌改良資材(SBドレッサー・鹿沼有機・ベルなど)を製販、また同社通信誌(芝草・土壌通信)やゴルフ場専門誌への寄稿を通じて啓蒙活動を行っている。さらに、グリーンキーパーに止まらず「ゴルフ場の最高責任者もコース管理に理解を深めるべき」(武山社長)として、毎年、経営者・支配人に向けた芝草管理セミナーを全国各地で開催している。武山社長は、微生物が安定した形で豊富に含まれる資材を用いれば、サッチ(土壌表層に堆積した未分解の有機物)が分解され、芝草の根の活性が上がって芝密度が高まりターフの品質が向上すると同社の製品を勧めている。  
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  27年度は国内外で1376万台を生産/陸内協中間見通し  
     
  一般社団法人日本陸用内燃機関協会(苅田広会長)はこのほど、平成27年度陸用内燃機関生産(国内、海外)・輸出の中間見通しについてをまとめ、公表した。平成27年7月下旬から9月上旬にかけてエンジンメーカー20社を対象に行ったアンケート調査の結果を集計したもの。それによると、当初見通しで前年度に対して3.0%増加としていた平成27年度の国内と海外とを合わせた総生産台数は、中間見通しで同4.3%減って、1376万3000台と見通している。このところ減少傾向が続く国内生産に加え、海外生産でも、当初見通しで増加すると見られていたガソリン、ディーゼルの両機関がともに失速し、前年度実績に届かないと見られるからだ。  
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  所得増大と生産拡大へ/JA全国大会開く  
     
  JA全中(奥野長衛会長)は14、15の両日、都内で、3年に1度の第27回JA全国大会および式典を開き、平成27年度から3カ年の取り組み議案を決議した。今大会のスローガンは「創造的自己改革への挑戦〜農業者の所得増大と地域の活性化に全力を尽くす」。15日、NHKホールで開かれた式典には、安倍首相、森山農林水産大臣が来賓として出席し、国内農業の重要性を強調する祝辞を述べた。基本目標は、「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」の3本。特に「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」を最重点分野と定め、その一環として、生産資材価格の引き下げおよび低コスト生産技術の確立・普及に取り組む。  
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  青空の下、実演も活発に/高知県農業振興フェアに3000人が来場  
     
  第24回高知県農業振興フェア・農機具まつりが9〜10日、同県南国市の県農業技術センターで開かれた。県農業機械協会と県が主催し、会場には大型から小型まで多彩な農業機械や園芸資材など製品を豊富に展示。講演をはじめ農作業安全啓発や各種相談、鳥獣害対策や米の食味測定、お楽しみ抽選会や地産地消、なつかしの発動機など様々なコーナーが置かれ、訪れた延べ約3000人が最新の技術や情報に触れて楽しんだ。秋晴れの下、トラクタなどの実演も活発に繰り広げられた。  
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  農林研究開発功績者表彰でアクトに会長賞/農林水産省、農林水産・食品産業技術振興協会  
     
  農林水産省及び農林水産・食品産業技術振興協会はこのほど、民間主体の農林業・関連産業に関する研究開発で優れた功績をあげた者を表彰する平成27年度(第16回)「民間部門農林水産研究開発功績者表彰」の受賞者を決定のうえ発表した。業界関連では、農林水産・食品産業技術振興協会会長賞に「厳冬期でも凍結しない環境配慮型車両消毒装置の開発」でアクト代表取締役・内海洋氏、同社・山田幸雄氏、同社・関村徹氏、元帯広畜産大学(現帯広信用金庫)・田中一郎氏が選ばれた。表彰式は11月18日午後12時50分より、都内有明の東京ビッグサイトにて行われる。  
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  タワーヤーダ実演なそ多彩、2万人以上の賑わい/岐阜高山で2015林機展  
     
  林業機械化協会(伴次雄会長)と岐阜県は11、12の両日、高山市一之宮町のモンデウス飛騨位山スノーパークで、「2015森林・林業・環境機械展示実演会」を開催、65の企業・団体が林業関連資機材の最新情報を発信した。また、両日にわたり、隣接会場では最新型タワーヤーダの林内実演会、独・ロッテンブルク林業単科大学のシュテファン・ペルツ教授による木質エネルギーに関する特別講演などが行われ、例年以上に多彩なイベント構成となった。会場には、県内はもちろん全国から2万1000人と過去最高数の林業関係者らが訪れ、期待以上の賑わいをみせた。  
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  委託志向高まる/森林資源の意向調査  
     
  農林水産省大臣官房統計部は9日、平成27年度農林水産情報交流ネットワーク事業の全国調査として実施した「森林資源の循環利用に関する意識・意向調査」の結果を公表した。森林の手入れ、森林の利用及び国産材の利用等に関する意識、意向などについて林業者モニター、木材関係の流通加工業者モニターらへのアンケートを取りまとめたもので、林業経営、路網整備、機械化の意向などに触れており、現状では、委託により対応したいとの答えが多かった。  
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  木質バイオマス発電の評価ツールを開発/森林総研  
     
  国立研究開発法人森林総合研究所(沢田治雄理事長)は9日、簡単な入力で多種多様な事業評価を可能とした「木質バイオマス発電の事業採算性評価ツール」を開発したと発表した。既に運転を行っている発電所のヒアリングや文献調査から収集したデータに基づいて様々な関係を定式化した。今回開発した「木質バイオマス発電事業採算性評価ツール」は、これらの式を統合したものだ。評価ツールは、市販の表計算ソフトであるマイクロソフト社の「Excel」を使用。画面の入力領域は、簡易入力と詳細入力とで構成。簡易入力では、発電規模、燃料構成比、燃料購入価格と燃料含水率の4項目を入力すると評価が可能になる。  
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  21、22日に味の素スタジアムでターフショー  
     
  隔年開催となっているジャパンターフショーが10月21、22の両日、J1・FC東京のホームスタジアムである調布市にある味の素スタジアムで開かれる。ゴルフ場の芝地管理用機械、肥料・農薬・土改材などの資材のメーカー、商社、販売店の集まりである全国ゴルフ場関連事業協会(JGIA=山田孝雄会長・東洋グリーン代表取締役)が主催する今回の2015ジャパンターフショーは、芝草管理用機械、資材が一堂に顔を揃えるイベントして定着しており、ゴルフ場のグリーンキーパーら管理担当者はもちろん、公園やスポーツフィールドの管理を請け負う造園やグリーンメンテナンス業者らにとって最新の技術情報を入手する絶好の機会となっている。  
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  味スタに芝管理関連の最新鋭技術が集結  
     
  様々な技術を蓄積してレベルアップが図られている我が国の芝地管理。ハイレベルの管理体系が確立しているゴルフ場を牽引役として、芝地に関連した様々な分野に及んでおり、特に快適で美しい空間という社会的なニーズの高まりに応えて、それぞれの分野に適した管理作業が進められている。ゴルフ場では作業能力に優れた管理用機械や適切な資機材を駆使してプレーヤーを満足させるグリーンを提供。また、経営環境の変化に伴って要請の高まっている省力、効率化を実現するなど、資機材の有効活用を実践している。最近では、これまで関連団体や学会などが進めてきたノウハウを活かした対応も図られており、現場に浸透してきている。  
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  ホクエツ会長の浅野金六氏が逝去  
     
  浅野金六氏(あさの・きんろく=ホクエツ代表取締役会長)は10月10日午後1時25分、死去。77歳だった。通夜式は14日午後7時から、葬儀・告別式は15日午前9時から浅野家並びにホクエツ、丸越工業、バリテック新潟の合同葬として新潟県三条市旭町2の7の7のVIPシティホール県央において会葬者多数列席のもとそれぞれしめやかに執り行われた。葬儀委員長は新潟県議会議員の櫻井甚一氏、喪主は長男でホクエツ代表取締役社長の浅野智行氏。故浅野金六氏は、昭和48年北越物産(現ホクエツ)を創業。特に納屋等、屋内作業の省力機器の開発分野に力を注ぎ、農家の重労働解放に大きな功績を記した。  
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